こんにちは。

今日は月初めという事で「米山奨学生」のバヤリタさんにお越し頂いております。
10月は世界的には「経済と地域社会の発展月間」日本では「米山月間」です。
「米山記念奨学会」は米山梅吉さんの功績を記念して東京ＲＣで発足しました。
これが全国のＲＣに広がり現在に至っております。
「大きな目的は将来、母国と日本の架け橋となり国際社会で活躍する優秀な 留学生を応援する。」という事です。
「米山月間」ですので米山梅吉さんという人物についてお話致します。
「日本のロータリーの創始者」「東京ＲＣの初代会長」
1905年にポールハリスがアメリカシカゴで仲間たちとＲＣを創立しました。
15年後の1920年に日本で初めてのＲＣが誕生しました、現在の東京ＲＣです。
この創立に大きく尽力され、初代会長となられました。

明治元年2月、藩士の父と三島神社の娘であった母との間に三男として生まれました。
幼くして父親が亡くなり、12歳のときに由緒ある米山家に養子に迎えられました。
とても頭の良い梅吉少年はこのままでは自分は地主の跡取りで終わってしまうと 将来を悲観され、16歳のときに米山家を飛び出したそうです。
そして20歳のときにアメリカへ渡り、8年間留学生活を送ります。
帰国後、友人の勧めで三井銀行に入社し、のちに常務取締役となり、その後 三井信託㈱を創立し、初代社長に就任されました。
「勝海舟」「榎本武揚」「福沢諭吉」といった歴史上の人物とも交流があったそうです。
その後、三井財閥系の「三井報恩会」の理事長となり、多くの社会事業、医療事業に 奉仕され、また私財を投じて小学校（現在の青山学院初等部）を設立、図書館の 寄贈など社会奉仕活動を積極的に行われました。
静岡県の長泉町に「米山梅吉記念館」があり、長泉ＲＣの例会場にもなっておりますので まだ行かれたことのない方は、ぜひ一度足を運んで頂き、米山梅吉さんという人物の 「人となり」を学んで頂ければ、ロータリーに対しての価値観、もしかすると 自分の人生観までも変るかもしれませんので、見学してみてください。

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