点 鐘:時田会長
ソング:我らの生業
司 会:北島SAA
お客様:
市原市長 小出 譲治様

会長挨拶:時田会長

皆さんこんにちは。
本日は市原市小出市長を招いて卓話をお願いしています。
10月のロータリーのテーマは「経済と地域社会の発展月間」となっており市長の卓話を聞くことが一番適していると判断しています。よろしくお願いします。
経済について読売新聞でのデータによると、日経平均株価が2012年は1万円であったのが現在2万円になっています。
正規雇用は79万に増え有効求人率は1倍を超えています。景気はよくなっています。
それなのに消費支出がプラスを維持できないのは、企業が利益を社内留保し、給与が上がらないことと、 社会保障の将来の不安から貯蓄に向かうことになっていると思われます。
安心して生活できる環境がないと消費は上がらないのが現状のようです。

今日はロータリーの伝統と起源のなかでロータリーの旗について調べたのでお話します。
1914年ヒューストン大会で現在の図案を作り、これが承認されたようです。
図案を作成したグレイナー氏は
「旗の白地は国際主義の白であり、国際的な親睦・親善を示す白百合のバナーです。
「国際ロータリー」という名称と組織の公式徽章が金と青で記されている。青は目的の不変性、金は永久的進歩の輪が回る純粋な基準を象徴している。」
と説明されています。
その後、ロータリー旗は1922年南極で掲げ4年後北極で掲げられ更にテキサス州ヒューストン宇宙センターのロータリアン フランク宇宙飛行士が月周回飛行に持参し、ロータリー旗は宇宙でも掲げられたようです。
現在のロータリーのロゴマークが「ロータリーが青字」、「歯車が金色」している永久的に不変で進歩しなければいけません。今日の例会でも少しでも収穫を得て進歩していただきたいと思っています。

以上で会長挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 
   
宮寺幹事長のあいさつ

10月17日(火)
市原ロータリークラブとの合同夜例会を久松本店にて予定通り開催致します。
(従いまして昼の例会は休会です)

10月24日(火)
市原ロータリークラブより例会参加の案内が届いております。
元副知事、石渡哲彦氏の現役時代のエピソードを含むスピーチが45分間あります。
会員の方へ御案内状を本日中にFAX致します。 以上


市原市長 小出様卓話 

市原市長の小出でございます。
本日は、このような場にお招きをいただき、市の取組について説明させていただく機会を頂戴しましたことに、御礼申し上げます。
皆様におかれましては、日頃より、市政の推進に、特段の御理解と御協力をいただいておりますことに、大変感謝しております。
併せて、先日、国際大会のキャンプ誘致に向けた取組みに対し、多大なるご寄付を頂戴いたしましたこと、重ね重ね心から御礼申し上げます。
頂戴いたしました寄附金につきましては、7月に本市で強化合宿を行ったニュージーランド女子ソフトボール代表チームへ記念品として贈呈しましたバットやボールの購入に充てさせていただきました。本当にありがとうございました。
さて、本日は、「変革と創造 いちはらビジョン2026 市原市総合計画」と題しまして、多くの市民の皆様とさまざまな場面で対話を重ね、貴重なご意見や御提言をいただきながら、今年3月に策定をしました新たな市原市総合計画の概要を御説明させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
本日ご来場の皆様には、事前にこのような冊子をお配りいたしました。この冊子は、まちづくりの方向性を分かりやすくお伝えするため、手にとって読みやすいよう、デザインに配慮したものでございます。本日は、この冊子に沿って、総合計画「変革と創造 いちはらビジョン2026」について御説明させていただきます。
なお、本日の説明の中では、「総合計画」などと略称で申し上げますので御了承願います。

<1ページ> 総合計画は、今年度・2017年度を出発点として2026年度を目指す10年間の計画です。ここから先は、皆様とともに目指す、市の将来の姿と、その実現への取り組みについてお示しいたします。

<3ページ> 新たなまちづくりに向けて、現在市原市は、さまざまな課題に直面していますが、その中でも、特に本日皆さんに知っていただきたいのは、「人口減少」についてです。 「人口減少は、もう始まっている」とあるように、過去5年間で、本市の人口は、約5,000人も減少しているのです。これは、小さな町ひとつ分の人口に相当する数字です。こうした状況の中で、計画を推進することは、簡単なことではありません。 だからこそ私は、「変革と創造」を総合計画全体の基本理念として掲げ、常に挑戦し、進化する市政運営を展開してまいります。

<5ページ> 私は、未来を切り拓く最も大きな力は「ひとの力」であり、その源泉は「夢」であると確信しております。 子どもたちをはじめ、あらゆる世代が将来に夢を抱き、それぞれの夢や思いをつなぎながら、誇り高く未来を創造する、そのような魅力と活力にあふれるまちの実現を目指して、「夢つなぎ ひときらめく 未来創造都市 いちはら」を都市像として掲げました。

<7ページ> 都市像の実現に向けて、「産業と交流」、「地域と健康」、「都市と安心安全」、「子育て・教育と文化」、「環境」の5つの分野を柱としました。 特に、今回の総合計画では、本市の発展の礎である、「産業と交流」を第一の柱に据え、まちづくりに大切な「ひとの活力」とその原動力となる「しごと」の好循環を生み出すことに取り組んでまいります。 本日は、これらの柱の方向性とその中から特徴的な取組についてご紹介いたします。

<9ページ> 本市の発展を支えた臨海部工業が今後も持続的に発展し、高い競争力を保ちながら市内で操業を続けていただくため、各種規制の見直しなど、企業が立地しやすい環境整備に、これまで以上に取り組んでまいります。 併せて地域経済を牽引する中小企業を支援するため、市原商工会議所と連携して起業・創業にチャレンジする若者などをワンストップで支援する産業支援センターを4月から開設しました。今後、新たなビジネスチャンスの創出に取り組んでまいります。 加えて本市は、里山などの自然、悠久の歴史、さらには日本一のコース数を誇るゴルフ場や、先日グッドデザイン賞を受賞しました里山トロッコ列車を運行する小湊鐡道など、多彩な地域資源があふれる、他に類を見ないまちです。成田・羽田の両国際空港から1時間でアクセスできるという立地も大きな強みであります。 そのような多彩な資源や強みを活かして「世界に一番近いSATOYAMAプロジェクト」と題し、新たな観光地づくりにお隣の君津市や大多喜町と一緒に取り組んでいます。

<11ページ> 次に、第2の柱である「地域と健康」でございます。 人口減少・少子高齢化が進む今、地域コミュニティの重要性を改めて見直し、いわゆる「自助・共助・公助」がバランスよく連動し、地域で支え合うまちづくりを進めてまいります。

<13ページ> 特に、地域活動の最大の母体であり、まちづくりのパートナーである町会や自治会との連携を強化するとともにNPOやボランティア団体など、地域で活動する団体の支援にも積極的に取り組み、これらの団体のつながりを深め、地域全体が健康となるよう取り組んでまいります。 地域包括ケアシステムの構築や心のバリアーフリーを推進し、誰もが手を取り合いながら、ふれ合い、支え合うまちづくりを推進します。

<15ページ> 次に、第3の柱である「都市と安心安全」でございます。 JR駅周辺などの魅力を高めるとともに、県内一の広域都市である本市の特性を踏まえ、各地域の拠点や住宅地などを公共交通ネットワークで結び、誰もが暮らしやすく住み続けたくなるまちの実現を目指してまいります。

<17ページ> そして、市民の命を守ることは、行政の大きな使命であります。 これまで本市には、重篤患者を扱う第三次救急が無いことが、長年の懸案でありましたが、千葉県や市内医療機関への働きかけにより、本年4月から帝京大学ちば総合医療センターが救命救急センターに指定されました。 今後も救急医療体制の充実強化に取り組んでまいります。 また、防犯対策として、4月から上総更級公園に地域や警察と連携した防犯ボックスを設置しました。今後も地域との協働により、犯罪のない安心・安全なまちづくりを進めてまいります。

<19ページ> 次に、第4の柱とする「子育て・教育と文化」でございます。 出会いから結婚、出産、子育て、教育まで、切れ目のない支援を展開し、結婚し、子どもを持ちたいと思う若者の希望を叶え、将来に夢を抱くことができる社会の実現に取り組んでまいります。

<21ページ> そのために、出産・子育てをワンストップで支える母子相談支援事業、産後ケア事業などにより、妊娠から出産、子育てまで切れ目のない支援を行う、「子育てネウボラ」を6月から新たに実施いたしました。併せて認定こども園の整備や病児保育施設の拡充など、安心して子育てができる環境を構築してまいります。 特に、女性が持つ多彩な能力が大いに発揮されるまちづくりを目指し、働きやすい環境づくりや、仕事と子育て・家庭を両立できる環境の整備に力を尽くしてまいります。 未来の主役は、子どもたちです。子どもたちが夢と希望を持って、健やかに成長することは何より大切であります。全ての子どもたちの資質と能力を伸ばす教育に、力を込めて取り組みます。 さっそく今年4月から、国の学習指導要領の改訂に先行して、外国人講師による英語教育を、小学校3年生から実施しております。併せて新たに本市独自の取組として、すべての小学校において、5年生を対象に、学校内での1日の生活を英語のみで過ごす市原アクティブ・イングリッシュ事業を9月から、実施し、国際社会での活躍につながる教育に取り組んでいるところであります。 さらに、県内でも先駆的な取組として、約1,300台のタブレット端末をすべての小中学校へ段階的に配置し、ICT教育を推進してまいります。こちらも、9月から小学校の授業において活用を開始したところであり、多角的な視点や考え方に触れる機会を創出しております。 また、本市は、充実したスポーツ施設を数多く有しています。これらを活かした魅力と親しみにあふれるいちはらのスポーツ文化を育んでまいります。 今後、2018年の女子ソフトボール世界選手権や、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックなど、国際大会の開催が続きます。特に、オリンピック・パラリンピックを好機と捉え、市民レベルの交流が続いているニュージーランドのホストタウンとしてキャンプ誘致などに積極的に取り組んでおります。 7月の12日から25日には、女子ソフトボールのニュージーランド代表チームが強化合宿のため来日し、本市に滞在し、ZAボールパークにて、U-23日本代表チームとの強化試合等を行いました。選手の皆様は、レセプションパーティや中学校への訪問、ソフトボール教室等を通じた市民との交流を非常に喜んでいただきました。 こうした取組を今後も進め、新たな魅力の創出と、誇りの創生につなげてまいります。

<23ページ> 最後に第5の柱である「環境」でございます。 本市の豊かな自然をはじめとする多くの環境資源は、未来へと継承すべき貴重な財産であります。 様々な分野で、多様な主体の力を活用し、ひとと地域の力によって、自然と共生する社会を築き上げ、誇りを持っていちはらの環境を未来へとつないでまいります。

<25ページ> 環境に対する意識を高め合い、地域の資源・エネルギーの有効活用を進めてまいります。 また、ごみの減量化や再資源化を進め、さまざまな資源が新たな価値を生む、循環型の社会を構築してまいります。

<27ページ> 目指す都市構造についてでございます。 市原市は、6つの町と1つの村が合併して生まれた都市です。 地理的な特徴や伝統文化、人口や産業構造など、それぞれの地域が持つ特性や資源をこれまで以上に活かし、地域が相互に結びつき、市原市という集合体になってひとつの大きな力を発揮する新たな都市づくりを進めてまいります。

<29ページ> 多様性に富んだ本市の特性をこれまで以上に活かし、強みを最大限に発揮する新たな土地利用を総合的に展開してまいります。 JR3駅を中心とした駅周辺では、民間活力を活用しながら、歩いて行ける範囲に店舗や交通、公共施設などの機能的な配置を促し、住みやすいまちづくりを進めてまいります。 交通ネットワークでは、平成通りを最重要路線として位置づけながら、地域をつなぐ、主要な幹線道路の整備を推進してまいります。

<33ページ> 市原市と周辺都市を合わせると人口190万人規模の大規模な都市圏が構成されます。これは、都道府県でいいますと三重県の人口規模に匹敵するものです。 現在、近隣の千葉市、四街道市とは、子育てや産業振興面で、君津市、大多喜町とは観光面で新たな連携の取組を進めております。 また、本市は、2018世界女子ソフトボール選手権の会場市として決定しており、先ほども申し上げましたとおり、女子ソフトボールのニュージーランド代表チームの強化合宿を市原市と君津市が共同で受け入れを行いました。 今後も周辺自治体との連携を深め、相乗効果による、魅力の向上や地域活性化を図ってまいります。

<35ページ> 自治体経営戦略についてでございます。 これまでお話した目標の実現には、行政が自ら変わらなければなりません。 市民ニーズや多様な価値観を的確に捉えながら、地域活動団体と連携し、地域主体のまちづくりを進めてまいります。

<37ページ> あらゆる場面で選ばれる自治体を目指し、本市の魅力や市民の活躍を効果的に伝える戦略的な広報活動を実行してまいります。 さらに、総合計画を中心とした行財政システムを構築し、効果的な施策展開を進めるとともに、強固な財政基盤の確立に向け、一層の行財政改革に取り組んでいるところであります。 特に、公共施設の質と量の最適化を進め、トータルコストの縮減と新たな価値の創出に、スピード感をもって対応することで、将来世代に安心安全な公共資産を引き継ぐことを目指します。 これらの実現のため、職員の意欲を高め、全職員の能力を最大限に発揮するとともに、組織間の連携を強化し、総合的な視点に立った施策を展開してまいります。

<39ページ> 地域社会の活力の源は、そこに住む「ひと」であり人口です。 活力ある地域社会が将来にわたって持続できるよう10年後の目標人口として、27万人を維持することを目指してまいります。これは、現在の人口28万人よりも少ない数字ですが、人口減少が進む中で、さまざまな取組をバランスよく展開し、子どもたちや若者・女性をはじめ、誰もが将来に夢と希望を抱きながら、それぞれの個性を活かして活躍できる、住みよさと魅力にあふれるまちづくりを進めようとするものであります。 以上が、市民の皆様の御意見を伺いながら描いた、本市の目指すべき将来の姿と、その実現を目指す総合計画の全体像でございます。

<41ページ> そして、最後のページは白紙となっています。 ぜひ、皆様ご自身の将来、夢や希望を思い描いていただきたいと思います。 最後に、計画は作って終わりではありません。実行し、成果をあげてこその計画です。 「変革と創造」、私は、ぶれることなくこの基本理念をまちづくりの根幹に据え、皆様との対話を重ねながら、未来を創造する市政運営に全力で取り組み目指す都市像「夢つなぎ ひときらめく 未来創造都市いちはら」の実現に向け、皆様とともに挑戦し続けます。 未来のいちはらの実現に向けて、引き続き御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、まとめとさせていただきます。

ご清聴、ありがとうございました。

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ニコニコ報告:
山﨑 幸男様より
この度、親・子・孫の3世代7人で暮らす住宅を新築して引っ越しました。場所は今までと同じ五井上宿町会内です。 千葉市では三世代同居支援事業で市内業者が新築すれば最高100万円の助成金が出るそうです。 小出市長さん市原市では出ませんでしょうか?

出席報告:
本日の出席率:65.91%

事務局:
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TEL 0436(37)2524 FAX 0436(37)2546
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