点鐘 :宮寺会長
ソング :手にてつないで
司会 :鈴木SAA
お客様
:千葉大学教授 岡部嘉幸 様
 米山奨学生 ナリス 様
 米山奨学生 ファンティフォン 様

会長挨拶:宮寺会長
会長挨拶:宮寺会長

こんにちは。

巨大な台風でした。とにかく怖いとしか言いようが有りません。台風が実際に上陸するまでは、嵐の前の静けさなどと昔の人は言い伝えましたが、本当にその通りであり静かであればあるほど嵐は巨大に感じられます。千葉の被害は15号と比較しますと幸いにも小さく済みましたが、全体の被害のおおきさははるかに大きなものとなってしまいました。また、行方不明者やお亡くなりになった方も多く有りましたのでとても悲しく悲しく心に残る次第で御座います。15号、19号の台風被害者へのボランティア活動が出来ればと希望します。

皆さんもまったく同じ境遇下ですから家族、社員、親戚、ご近所と心配が絶えない時間を送った事と存じます。また、この中の会員さんの中には、言葉に出来ない様な悲惨な状況の方も居るのかも知れません。
この様な大変な場面に例会に出席なされた会員様、皆様におかれましては、前回の会員卓話を頂きました鈴木雅博パストガバナーがスピーチされた内容に合致する事であると考えます。一部抜粋させて頂きたいと存じます。

親睦の大切さは、唯(ただ)会員間の交流を促進するだけで無く、親睦を深める中にお互いを思い遣る(や)心が生じる事が出来るからで御座います。ロータリーの中でのお互いを思い遣る心の深まりは、社会的な人を思い遣る心の深まりであり、ロータリーの奉仕の基本に通じて参ります。

親睦から始まり、品位ある上質な思想を涵養して(かんよう/自然に染み込む様に)明日のロータリーの奉仕活動への源として行けば良いのではないかと考えます。

奉仕事業の多寡(タカ/多いか少ないか)を競い合う前に、親睦を通じロータリアンとして確たる(カク/ゆるがない)自信をを持つ事が出来る様な場としてロータリーの週例会を位置付ける事が、此れからも確りと(シッカリ)認識して行く事が肝心であると思います。明日のロータリーを思う時、クラブの週例会や様々な会合を通じ親睦を深め心を通わせて上質の考えを身につけ、理に適った品位ある奉仕をして参りたく思うので有ります。

この様に鈴木雅博パストガバナーは説かれて居りますが、正にこの様な大きな災害や境遇を共にした時ほど真摯にロータリアンとしての真価が(シンカ/本当の値打ち)問われると感じる事が出来ます。
先週の例会で宮寺の会長卓話が長過ぎましてパストガバナーの話をカットしてしまいましたので、私の感じた部分を読ませて頂きました。

繰り返しになりますが、過日、台風15号の際に横浜山手ロータリーから被災お見舞金を20万円頂いておりますので、これと含めて奉仕活動に当たりたいと思いますので会員の方々のご協力そしてアイデイアを寄せて頂けましたら幸いに存じます。

幹事報告:田島幹事
幹事報告:田島幹事

次の2点報告します。

@ガバナー事務所からの連絡です。2019年1月RI理事会決定により、『ロータリアンの行動規範』に5番目の項目が追加されました。

ロータリアンとして、私は以下のように行動する。
1)個人として、また事業において、高潔さと高い倫理基準をもって行動する。

2)取引のすべてにおいて公正に努め、相手とその職業に対して尊重の念をもって接する。

3)自分の職業スキルを生かして、若い人びとを導き、特別なニーズを抱える人びとを助け、地域社会や世界中の人びとの生活の質を高める。

4)ロータリーやほかのロータリアンの評判を落とすような言動は避ける。

5)ロータリーの会合、行事、および活動においてハラスメントのない環境を維持することを支援し、ハラスメントの疑いがあれば報告し、ハラスメントを報告した人への報復が起こらないよう確認する

皆様のメールボックスに入れましたので、お帰りの際にご確認ください。

A11/19開催の第4グループ ロータリー情報研修会の件ですが、本日が申し込み期限です。まだ余裕がございますので、ぜひ、お申し込みください。特に五大奉仕委員長、各委員長の参加もお待ちしております。

本日卓話のお客様紹介:米山奨学委員長 大倉会員

みなさんこんにちは。1年間、岡部教授にお世話になりました。

ナリスさんも去年、米山奨学生1年に無事に修士号を取得して無事に卒業できしまして今年から2年間、博士課程に入り先生の所で試験を受けて合格してこれからもっと成長して大きくなってください。

岡部教授はこの若さで千葉大学の評議員になっております。今は、文学部の人文学科の主任教授であります。私の話はこれくらいにしておいて今日の卓話は先生に自由に発言してもらうようにお願いします。

よろしくお願いします。

指導教官・千葉大学 岡部嘉幸教授 卓話
指導教官・千葉大学 岡部嘉幸教授 卓話

ただ今ご紹介にあずかりました千葉大学文学部の岡部と申します。
本日はこのような場を設けていただきまして大変ありがとうございます。

宮寺会長はじめ皆さまにご配慮いただきました事をまずもって御礼申し上げたいと思います。
今日お話しをいただいた時に何を話そうかなと少し考えたのですがあまり堅苦しい話や専門的な話でもいけないのかなと思いましたが出来る話がどうしても大学に勤めているので学問の話になってしまうと思います。なるべく堅苦しくないようにお話しはしたいと思います。ちょっと自分の研究している学問の話をしていきたいと思います。

私は文学部に勤めておりまして専門が日本語なんです。留学生の方と非常に接点があるわけですが私が専門が日本語ですと申し上げますとだいたい多くの方が「えっ?そんなもの研究する必要があるんですか?みんな話せるじゃないですか」と言われる事がものすごく多いんですそれはその通りではあるのですがここは非常に面白いところなんですが日本語が話せることというのと日本語を解っている理解していることというのが別ではないかと思うのです。例えば、何か窓のの外からザーと音がした時にどうやら外で雨が降っているようだという時とどうやら外で雨が降っているらしいと両方言えると思うのですが例えば留学生の方に「先生、ようだったらしいって日本語で何が違うんですか?」と聞かれた時になかなか答えるのが実は難しいのです。「先生、これ日本語として使えますか?」と聞かれたら「うん使えるよ両方」というのは多分ここにいらっしゃる皆さま方はそれは言えると思うんです。「じゃぁ何が違うんですか?」と言われたら「それはようならようでらしいだったららしいだよ」としか言えないのではないでしょうか。

私の専門は今言ったようなそういう言葉の違いが何処にあるのかというのが専門なのですがそういう事をつらつらと考えているというのが私の専門であります。
そんな専門をやっておりますので少し言葉の話をしてみたいと思います。
言葉、日本語でも何でもいいのですが言葉の役割というのは一体何なんだろうという事を考えてみると一番最初に思い浮かぶのは他社とのコミュニケーションの為の道具という事だと思います。どういう言葉を使って話すか。相手に正確に伝えるためにはどういう言葉を選べばいいかという事だと思うのですがこれは非常にとても大事なのですが言葉にはもう一つ実は重要な役割があると私は思っております。

その役割というのはいったい何かというと物の見方を決めるあるいは物をどう捉えるかという時のツール、道具だという面なんです。これはどういうことかと申しますと例えばグラスに半分ビールがあったとします。お酒が嫌いな方はまだ半分ビールがある。という風にとるのではないでしょうか。私はお酒が大好きなのでもう半分しかない。という風に言うと思うのです。客観的に見ればグラスの半分しかないお酒に対してどういう見方をするかというのを実は言葉が決めているという面があるのではないか。
それに関連して例えばこういう事を考えてみたいのですが。実は私子供が3人いまして全部男の子なのでうるさくて臭いんですがその時に日本語だとこういう言い方をします。

あの先生には3人お子さんがいる。というような何とかには何とかがいる。という言い方が出来ると思います。日本語の言い方というのは先生には子供がいるというのは千葉県にはディズニーランドがあるというのと全く同じ言い方なんです。
要するにこれは何かというと存在表現。物があるという言い方を使って子供がいるという言い方を日本語の場合はするわけです。ところが英語の場合は先生が所有するという所有という言い方を使うのです。これがちょっと面白いと思うのですが、今この部屋にはテーブルが5つあります。英語ではこの部屋が5個所有していますという言い方なのです。

これはどういう事か、英語というのはどうやら物であれ人であれ主体が所有するというアクションを行うというような捉え方を非常に好む言語なのです。つまりある人がいて人なり物なりが好意をするという捉え方を非常に好む言語であってだからこそこの部屋が5こテーブルを所有するというような言い方ができてしまいます。

ところが日本語でこの部屋は2つドアを持っていますと言ってしまうと何ですか?この日本語はという感じになってしまってそれはこの部屋にはドアが2つありますという今度は存在という表現の方に変えなくてはいけなくなってしまう。そうすると日本語での捉え方英語での捉え方というのが非常にコントラストが生じてきてしまう。そんな事が見えてくるのです。実は私達は言葉によって物の見方というのがある程度制限されているという面があるというのが私の研究の一つの大きなテーマになっています。
この事を裏に返すと実は使う言葉が違えば見えている物が違う。同じ物を見ていても見方が違うという事が十分にありうるという事なんです。

どうしても私達は日本語環境の中で生きていますので日本語での物の見え方というものに縛られがちなんですが特に今、留学生の方が違う言語を話す方、違う文化バックグラウンドを持っていらっしゃる方がいっぱい日本に来ています。
その人達の物の見え方物の捉え方という事と日本語、私達の物の捉え方というのが大きく異なっています。大きく変わる可能性があるんだという事を十分に考えながら生きていく必要があるのではないかという事を私は非常に強く今感じております。
これは昔聞いて面白いと思ったのですが。日本語では虹は7色と捉えると思いますが虹の色の数、実は言語によって大きく異なるということをご存知でしょうか?

12色だと言う国もあれば5色だと言う国もあります。私が知っている限りではこれは虹の話ではないのですがオーストラリアの中央部にとある言語で実は色を2つにしか分けないというのがあります。白と黒、どちらかというと明るい色暗い色、その2色しか言葉がないのです。例えば我々が赤、黄、オレンジと分けている物を彼らは全部同じ色の名前で呼びます。という風に物の見え方が違う。誤解がないように言いますがその民族の方も赤、オレンジ、黄色これ違うよねと聞くと違うと答えます。だけど何色?と聞くとその一つの言葉で答える。色は違うけどこの色だよねという風に一つの色で答える。文化的に7色に分けるか2色に分けるかという事です。そういう人の世界の見え方と我々日本人が見ている見え方は恐らく違うはずでそういう多様性の中で私たちは生きている事をどうしても日本語だけを見ていると忘れがちになってしまう。日本語だけで話している、日本語だけで生活していると忘れがちになってしまう。その事を常々心にとめてこの多様性の世界特にロータリークラブのように留学生を多く受け入れてくださってご支援をしていただいている団体におかれてはそういう多様性があるという事を是非また心にとめといていただいてまた留学生の益々ご支援をして頂ければと思っております。

拙い話で大変申し訳なかったのですが私の卓話とさせていただきます。
どうもご清聴の程ありがとうございました。

2018−19年度米山奨学生 ナリス 様 卓話
2018−19年度米山奨学生 ナリス 様 卓話

皆さんこんにちは。

岡部先生お忙しい所来ていただいて本当にありがとうございます。
去年1年間皆さまにお世話になりました。ありがとうございます。

台風の話ですが日本に来て初めて家に避難したのですが、パンとかおにぎりを買って水をたくさん沸かしたりしました。窓にダンボールを貼ったのですが前回の台風よりはそんなに強くなかったので安全で良かったです。大倉先生からもメールをいただいて大倉先生と家が近いので安心感があり何かあったら私に連絡してくださいと言ってくださいました。学業ですが修士を卒業して今、博士1年生ですが最近、結構発表があるのでその準備を次々と頑張っています。

博士1年生なんですが修士1年生と比べるとやる事がいっぱいで色々頑張らないとダメだと思いました。

以上です。ありがとうございました。

米山奨学生 ファンティフォン 様 卓話
米山奨学生 ファンティフォン 様 卓話

みなさんこんにちは。

この間の台風で日本で初めて怖い台風でしたけれどもそんなに強くなかったので無事に何事もなく本当に良かったです。大倉先生や高橋さんからもメールをいただいてその優しさにとても嬉しかったです。

今の時期、大学のお祭りが結構あります。秀明大学の大学祭が11月9日、10日に行われます。私は、ベトナムの伝統的な少数民族ダンスを行います。リーダーとしてベトナム人の方々と秀明大学にいる色んな外国人の方にも踊っていただく事になっています。

ベトナムの少数民族衣装を着て踊ります。
詳しい時間は11月10日午後13時30分から14時30分までです。

それ以外にも私はゼミに2つ入っていますので1つは国際化専門のゼミでは国産マグログローバル館で皆さんにクイズを出したり色んな文化の紹介などをやっていきます。

もう1つは観光ビジネス学部の観光専門のゼミに入っていて今回のテーマは宇宙旅行で贅沢な旅行ですけど他にも色んな事をやっております。

もしお時間がありましたら是非来ていただけたらとても嬉しいです。
準備など忙しいけどとても楽しくて充実している生活を送っています。

以上です。ありがとうございます。

岡部教授と会長
岡部教授と会長

ニコニコ報告:
<宮寺会長>
台風一過、晴ればれとロータリーがんばります。

<田島幹事>
岡部教授、本日は当クラブの例会にお越し頂きまして誠にありがとうございました。

<谷川会員>
台風15号の影響が大きく事後処理で中々出席出来ずすみません

出席報告:
在席 47名

出席 22人

出席率 53.38%(前々回100%)

事務局:
〒290-0081 千葉県市原市五井中央西1-22-25 市原商工会議所2階
TEL 0436(37)2524 FAX 0436(37)2546
http://www.ichiharachuo-rc.org/