点鍾 :根本会長
ソング :我らの生業
司会 :北島会員
お客様
:漆原ガバナー

漆原ガバナー卓話
漆原ガバナー卓話

皆様、改めましてこんにちは。
本年度ガバナーを仰せつかっております勝浦ロータリークラブ所属の漆原摂子でございます。
まずはコロナ禍の中ガバナー公式訪問例会を開いて頂きまして心より御礼申し上げます。また、例会に先立ちまして会長幹事さんと懇談会をさせていただきました。
根本会長よりは会長の所信表明という事で「まずは楽しいクラブを」という力強いご発言がございました。何と申しましても市原中央さんは大変人数も安定しており奉仕活動もグローバルプロジェクトを2回なさってらっしゃる。あるいは尊敬申し上げます鈴木ファストガバナーをはじめ大勢輩出していただき御礼を申し上げる次第でございます。
本日はこの後クラブ協議会もありますので色々ご意見などを聞かせていただければと思っております。
それでは卓話の方へ移させていただきます。
直近のRI国際ロータリーの理事会におきまして今年度の協調事項が3点発表になりました。
@新型コロナパンデミックに対する奉仕活動に積極的に取り組みましょうという事
Aまずは現状の会員の維持
Bこのような状況禍ですのでオンラインツールを利用した会合、例会や理事会、委員会などそれに慣れて積極的に活用しましょうという事でございます。
但しオンラインに不慣れな会員さんを取り残すことのないようにお願いします。
またRI理事会と財団管理員会は従来の6つの重点分野に加え7つ目の重点分野、環境の保全を追加いたしました。
この新しい重点分野というのはグローバル補助金によって実施される奉仕プロジェクトの新たな対象となりあるいはこの分野を専攻して大学院などで学ぶ学生への奨学支給対象になる予定でございます。
詳細につきましてはまだでございますが来年7月からの予定となっておりますので分かりましたらまたご報告申し上げます。
それでは改めてご紹介申し上げます。
今年度のRI会長であるホルガー・クナークさん。ドイツから初めてのRI会長でございます。
大変長身で鼻眼鏡が大変ユニークな方なんですけれども新年度を迎えるにあたりまして最新のビデオメッセージが届いておりますのでご覧ください。
(ビデオメッセージ閲覧)
さて、クナーク会長は冒頭、日本のロータリアンは職業奉仕と親睦を大切にしているとおっしゃいました。なるほど日本のロータリアンの特質をとらえていらっしゃると思っております。過去からの礎は職業奉仕すなわち自分自身の仕事や活動を通して社会に貢献する事これは今も昔も変わらない大切な定義と考えます。
そしてロータリーが今一つ大切にしている親睦をベースにビジネス倫理や社会奉仕に対する価値観を共有できるような若い会員を引き入れて活動することこれは未来への基盤になるとおっしゃっています。
コロナ禍のなかではあり困難を伴うがこれは同時に未来の扉を開くもの今こそロータリーの才覚の時であるとおっしゃっています。
コロナと共生し新しい日常、ニューノーマルに適応する事で今後また起こりうる厄災に備え未来への備えにつながるという事です。
また、クナーク会長は特にガバナーの公式訪問の折にはこの4つのメッセージを伝えるようにとおっしゃっていました。
こちらは今年1月にアメリカのサンディエゴで開催されました私がガバナーエレクトとして最後の研修でありました国際協議会において発表されたものでその時はまだコロナがこんなにパンデミック状態になるとはだれも予想していませんでしたので内容に少し隔たりがあるかもしれませんがRI会長の指示でございますので1つひとつを説明していきたいと思います。
@新しい革新的なクラブをクラブモデルを作りましょう。
ロータリークラブというのは決して敷居が高くお金持ちだけが集まるようなクラブではないと信じております。特にここ数年はローターアクトクラブの拡充が言われております。こちらのクラブは本日副会長さんもおいでになっておりローターアクトクラブも活発でいらっしゃるので申し上げる事はございません。
若いローターアクター、若い年代を基盤としたクラブというのは地域社会において周囲に大きなインパクトをもたらし賛同して参加したいと思うような人が増えるすなわち参加者の基盤が広がるのではないでしょうか。
この2つはRIの4つの行動計画に含まれております。
A全てのクラブは戦略計画を持ちましょう。
これもここ数年言われ続けている事でございます。
現在、コロナ禍のために退会を余儀なくされる会員も微増しております。
有効なワクチンが出来上がるまでは私達はコロナと共存せざるをえません。
そのような中だからこそ各クラブは少なくとも年に1回は自分のクラブの現状を見つめ5年後はどうなっているかクラブの目標をお立ていただきそれに向けてどのようなステップを踏むべきかといった中長期的なスパンでクラブの存続そして活性化を考えていただきたいと思います。
戦略計画委員会というものが存在しないクラブにおかれましても理事会などにおいてクラブの現在そして未来を考えていただきたいと思います。
会員お一人お一人がクラブの将来を真剣に考える。すなわち参加者のクラブへの積極的な関わりを促すというRIの4つの行動計画の1つですがこれにつながると思います。
B新入会員は慎重に選びましょう。
クナーク会長は当初より会員増強の数字にこだわるのではなく自分のクラブに合った会員を慎重に考え入会していただきそして入会したら一生涯ロータリーを辞めないで続けていけるような配慮が大切だとおっしゃっています。
冒頭のRI理事会報告でも触れましたがまずは既存の会員を大切にするという事でございます。
ロータリーは毎年入会した人数とほぼ同数が退会をしている状況です。
しかも現在はコロナ禍のために会員さんのクラブ離れというのは増えております。
今一度クラブ内を見渡していただいてコロナ禍により事業継続が厳しく退会を検討している会員さんがいらっしゃったら規定審議会を経て柔軟性が導入されました標準ロータリークラブ定款への適応力を高めていただき会員身分や出席に関する例外をクラブ細則に適応していただいてクラブに留まっていただくことも意向であります。
まずは今の大切なお仲間を失う事のないようお願いを申し上げます。
C10月の世界ポリオデーに合わせたイベントを。
私達が30年以上にわたって取り組んでまいりましたポリオ根絶運動を周囲にお伝えし更に広く支援者、賛同者広げようという事でございます。
皆さま御周知の通りつい先日、WHOはナイジェリアのポリオフリー宣言をいたしました。非常に嬉しいニュースでございます。
そして現在ポリオ常在国はパキスタンとアフガニスタンの2つでございますがコロナ禍が始まってしまいましたのでワクチン接種が従来通りに実施できず発症者も微増している状況でございます。
しかし、一方ロータリーが今までポリオ根絶のために築いてきた大規模なインフラこれを現在は各国の医療機関にコロナ感染拡大の防止に利用してもらうという支援を続けております。つまりポリオ根絶のためのノウハウが現在もっともパンデミックで脅威となっているコロナ禍を食い止めるべく役立っています。
RIの4つの行動計画の適応力を高めて対応した結果周囲により大きなインパクトを与えている状況です。
世界ポリオデーという日にちは毎年10月24日でございますが昨年は世界中で5600件ものイベントが繰り広げられました。10月のイベントにつきましては皆様の健康、安全を第一にご無理のない範囲内でお願いしたいと思います。
また、ロータリーカードこちらをクラブでも個人でも是非加入のご検討をお願いしたいと思います。使用金額の0.3%から0.5%が自動的に私たちの負担なくポリオプラス基金へ回ります。詳細につきましては地区のホームページからも閲覧できますのでご検討をお願いいたします。
それでは本年度地区活動方針についてご説明申し上げます。
今年4月29日にYouTubeで配信させていただきました地区研修協議会でもお話いたしましたが今年は日本に東京ロータリークラブ初めてのロータリークラブが設立されて100年の節目を迎えます。この節目の年に原点であるロータリーの目的、すなわち意義ある事業の基礎として奉仕を理念を奨励しこれを育むことこちらに立ち戻りクラブが主役となり奉仕の理念の実践をというスローガンを立ち上げたいと思います。
奉仕の理念、サービスという考え方これを優しく説明したのがRI事務総長32年間勤めましたデスリーテリーさんです。
他人を思いやり他人の為になることをしようという考え方です。
そしてこれを実践するという事は先ほどからお話に出ておりますRI4つの行動計画のローテーションのスタートとなります。
他人のためにいいことをするアイデアサービスの実践は周囲により大きなインパクトを与えます。その活動を目にした人々のロータリーへの公共イメージ向上の結果、賛同し仲間に入りたいと希望する参加者が広がるはずです。
多様な参加者のアイデアに丁寧に耳を傾け意見を取り入れることでその参加者はやりがいを感じ他に色々な奉仕団体があったとしてもロータリーに重点を置いてくれさらに積極的に関わってくれるのではないでしょうか。
そして、クラブ内では親睦を育むと共に研修を通してクラブの現状やロータリーの過去、現在を学び将来に備えて多様なアイデアを持って柔軟に対応できるよう適応力を高めていただきそして、次にアイデアサービスの実践に取り組むことが大切です。
依然コロナ禍により表向きなこのような活動がしずらい状況ではありますがこのような時であるからこそクラブが戦略計画をうたっていただきこの4つを展開していく事で数多くの機会の扉を次々と開いていくことが可能となり結果クラブは質、規模に向上拡大するもものだと考えます。クラブ会長の皆さまにはリーダーシップを発揮していただいて戦略計画を立案していただきこの4つの行動計画を展開する事をお願い申し上げます。
また各クラブの委員長の皆さまはこの図の中でどの地点に於いてクラブ向上拡大のためのサポートができるかを考えていただけますようお願い申し上げます。
そして、ロータリー財団委員会あるいは米山奨学金委員会の委員長のみなさまにおかれましては他人の為になる事をするための推進並びに地域で世界でいい事をする為の人材育成に御尽力頂ければと思っております。
さて、これまでロータリーは今こそ改革の時であるクナーク会長のメッセージや適応力を高めることの大切さ未来へとの基盤となる多様な若い人たちを受け入れましょうと申し上げてまいりました。一方RIはロータリーの基本理念は不変であると言い続けております。規定審議会でのいくつかの変更事項はロータリーの本質からの質雑を認めるのではありません。つまりロータリーアンは事業を専門職及び地域社会のリーダーであることに変わりはありません。ロータリーの基本的信条によるロータリーの目的に変更はございません。ロータリーの最も大きな特徴でもある4つのテスト及び五大奉仕部門にも変更はございません。ロータリーの5つの中核的価値観、奉仕、親睦及び多様性、リーダーシップにも変更はございません。また、国際ロータリーを成り立たせている各クラブさんは標準ロータリークラブ定款に違反しない限りそのクラブの伝統個性から地域性を鑑みクラブ独自の細則を作ることができます。会員の皆さまがあらゆる意味でロータリーをお楽しみいただきクラブがより生き生きとするために戦略計画及び中核長期計画をもって世界でただひとつのクラブ細則を作る事が大切だと考えます。
さて、私たちロータリーアンがビジョン目指す声明があります。
私達は世界で地域社会においてそして自分自身の中で持続可能な良い変化を生むために人々が手を取り合って行動する世界を目指します。
これがロータリーのビジョン声明でございます。
そして、先ほど申しましたロータリーが大切に守り続けている不変のものがあります。
それは4つのテストでありロータリーの目的でありロータリーの中核的価値観などです。
これを基盤にRIの4つの行動計画。より大きなインパクトをもたらす、参加者の基盤を広げる、参加者の積極的な関わりを促すそして、適応力を高めるこの4つを実践していただくことでロータリーのビジョン声明の実現につながるものと信じております。
さて、ロータリーは人つくりとよく言われます。
他人を思いやり他人の為になる事をするという考えの前に一歩戻ってまず自分を思いやり自分の為になる事をすると置き換えてみましょうとこれは決して一方的な考え方ではなくまずは自分を大切にし自分が周囲に役立つ人間になるというふうにとらえてみてはいかがでしょうか。主役であるクラブを成り立たせているのは会員お一人お一人でございます。会員個人の家庭や事業や活動で優良な存在となりロータリーの五大奉仕においては仲間と親睦を深めながらこの実践に役立つような人間を目指すこと。
ロータリークラブに入っているからこそこのような人づくりができる事を信じております。私自身としてもロータリーって何?と言われた時にいつかは胸を張って私自身ですと言えるようなそんな人間を目指しております。
繰り返しになりますがコロナ禍でクラブ単位の活動が思うようにできないと推察を申し上げます。このような中ですがまずは自分を見つめていただき家庭や事業、地域や社会で良いことをするための多くの扉を開いて頂く準備をお願いいたします。
ご清聴ありがとうございました

集合写真
集合写真

出席報告:
在籍:46名
出席:25名
出席率:60.8%
前々回出席率:81.5% 

事務局:
〒290-0081 千葉県市原市五井中央西1-22-25 市原商工会議所2階
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