点鍾 :根本会長
ソング :それでこそロータリー
司会 :宇津木
お客様

卓話 宮田会員 母子健康月刊
卓話 宮田会員 母子健康月刊

日本で暮らしているとイメージしにくいですが、国際ロータリーの調査では毎年5歳未満で命を落とす子どもは世界で推定590万人だそうです。
その原因は、栄養失調、適切な医療や衛生設備の欠如など、どれも予防可能なものばかりであり、ロータリーでは教育、予防接種、出産キット、移動クリニックなどあらゆる方法で母子の健康を推進しています。
世界の貧困国や発展途上国においては幼くして命を落とす子どもが多くおりますが、私は普段日本の幼稚園という職場で仕事をしていますのでその中で感じたことをお話ししたいと思います。
先週の卓話でも田中会員が日本でも昔は命がけで行った出産も現代では医療の発展によりほとんどリスクがなく産むことができるという話がありました。
まさにその通りです。
昔は母子ともに命がけで出産をし、その後の生存率も低かったので七五三のお祝いの習慣もできたわけです。
また科学的なエビデンスはないものの、男の子の方が成長過程で死亡率が高いということで元々の出生数が男の子の方が多いとも言われていました。
さて昔とは違い出産や成長過程において死亡するリスクは減ったものの、現代では別のリスクが発生しております。
任期がもうすぐ終わりますが私は市原市の幼稚園協会会長をしており、その当て職として要保護児童対策協議会という様々な事情により保護が必要な子どもについて対策を検討する会議に出席しています。
皆さんの記憶にも新しいかと思いますが、市原市内においてもちはら台地区において1歳のお子さんが親からの虐待により命を落とすという考えるだけでもおぞましい事件が最近ありました。
会議では事件の詳細について担当部署から説明があるのですが、それは耳を覆いたくなるようなものでした。
2度と同じ過ちが起こらないように会議では様々な意見が飛び交い会いましたが、私には現代の親が抱えるさまざまな問題を総合的に解決しなくては難しいと感じております。
それぞれに複雑な要因が絡み合いあっており、このように対処すれば必ず未然に防ぐことができるという策を講じることは困難だと思いますが、私が感じる大きな要因について皆さんにお伝えしたいと思います。
1つ目は「孤育て」です。(子育てではなく孤育てです。)
町会や隣近所との関係が希薄化することにより、他人の家庭の事情に首を突っ込むことが減りました。
昔は近所の子どもたちが年齢関係なく遊び、そして年長者は自然と自分より小さい子どもの面倒を見ました。
悪いことをしたときは、近所の大人が注意してくれました。
自分の子どもに限らず、子どもが間違った行為をしているときはそこら中に指導してくれる大人がいたものです。
現代は、近所の子どもでさえ叱ることはタブーです。
そのような行為は大人同士の関係にヒビを生じさせたり、ときに事件に発展することさえあります。
身近に親戚もいなくなり、子育てについて気軽に相談できる人も少なくなってきました。
自分の子どもは自分だけの責任において誰にも迷惑や心配をかけずに育てなければならなくなってしまったように感じます。
そのような子育ては楽しいでしょうか?
心を正常に保つことはできるか疑問です。
これを解消するには、地域の活動や集まりに積極的に参加することが必要と考えます。
定期的に顔を合わせ、そして声を掛け合うことが大事です。
2つ目に「大人中心の世の中、大人中心の子育て」になってしまったことも虐待が増えた要因だと感じています。
保育施設や幼稚園を見てください。本来は子どもたちが健やかに成長するために環境を整え、保育や教育を豊かに実施するべき場所にも関わらず、
多くの施設のその形態は大人の仕事に合わせて運営が計画されています。
両親が仕事をしている間、安全に預かってくれる施設。そのようなイメージで子どもを預けている保護者が増えており大変残念です。
今の子どもたちというのは、私達現代の大人が解決出来なかったより複雑な問題を解決する必要があります。
宗教問題、環境問題、人種や性差、自然や資源の問題などなど
学童期にしっかりとした学びするための土台である乳幼児期に、ただ安全の確保だけを約束された施設で過ごすことが健全でしょうか?
幼児期の学びは遊びです。
どれだけ興味関心から発生する心と身体を十分に使った遊びをするかが発達に影響するにも関わらず、彼らはその機会を奪われています。
子どもは自分の人生を豊かにするためのオプションではありません。
必ずしも自分の思い描いた子育てができるとは限りません。
子育てなんて「なんで?なんで?」の連続です。
知的には成熟していても、道徳的な部分が未熟なまま大人になってしまった人が多く存在する世の中です。
皆さんの周りにもきっといるはずです。
そのような若い夫婦や親に声をかけてあげてください。
そのような行為が当たり前に行われるようになったとき、不必要な虐待や事件が減ると思います。
皆様にご協力をお願いして私の卓話を終わらせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。

卓話 時田会員 社会奉仕委員長 ロータリーの将来形成(SRF)について
卓話 時田会員 社会奉仕委員長 ロータリーの将来形成(SRF)について

社会奉仕委員長の時田です。よろしくお願いいたします。
タイトルがSRFについてですがこれはまた違う機会に20分くらいかけて説明をしようと思います。
今日はさわりだけ説明をしたいと思います。
説明の内容としてはRI理事の辰野克彦さんが色んな文章を出しています。
彼は直接このSRFに関わったワリーラシーRI会長とその戦略責任者と日本代表としてやり取りをしている訳で一番知っている方なのでその文章から主要の部分だけ今日は説明させていただきたいと思います。
まず、各テーブルに1冊しかありませんがその内容は置いてありますので見てください。
資料が必要な方がいましたら私にメールしていただければPDFで送ります。
まず最初にSRFです。SRFはシェーピングロータリーズフューチャー。
ロータリーの将来、未来形成という事になります。
ロータリの未来を形成するという事ですね。
去年の11月19日まではベリーコンフィデンシャルの形でマル秘で任されていたそうですがRI理事会で解禁になってここにでてきて色んな説明をされています。
最初に言ってしまいますが実際には理事会で承認されて規定審議会で承認されなければこのSRFは実行に移れない。
まだ案であってこういう事をしたいということをまず議会してください。
ただ間違いなく規定審議会はとおると思いますけど2021年の規定審議会ではかるというのが大前提です。
重要だなと思ったのは一つは1905年から変化のスピードは加速し科学技術新しい発展を想像してきました。
しかし変わらないのは5つの中核的価値観でありますという事を説明されているんですけども5つの中核的価値観はまず変わらないと、という事は当然ロータリー的にも変わらないし基本的な事はまず変わらない。
その中で将来に向けて変えられる事は変えていくという事にはなっています。
それでは何故取り組みに至ったかという事が一番重要なことですが。
一つは行動計画の中の参加者の積極的な関わりを促すという事と適応力を増すという事が取り組に至った理由だと。非常に漠然としているんですけれども。
具体的に3つをあげるとまず、地区ガバナーの仕事、1年間にやらなくてはならない仕事が多いのでそれを減らしてあげようというのが一つの理由になっています。
もう一つはロータリーの役職は指名によって決まるという事が多くて名前が通った人が役職をやるような形で実際に動ける人が指名されていないとそういうのを変えたい。
三つ目がローターアクトクラブ、ローターアクトをRIの構成員に入れようという事がこの今回のSRFでやろうとしている三つの理由として挙げられます。
その中でそれに至ったデーターが諸々あるのですが例えば会員比率とかクラブの年数とかそういうデーターが幾つかあってその中で一つは会員減少と高齢化の傾向が著しい。
それを変えたいと。そのデーター、分析結果になります。
一つのポイントはグローバルレベルという形でRIとTRFがあってRIの下にガバナーがあるのですが今回の変更でRIとTRFの間にボランティアキャブリックの部署を置くようになっておりましてそれがその下の地区の補助をするという事になっています。
これについて昨日、徳井さんはRIとTRFが一緒になってしまうのではないかと、これは問題だとおっしゃっていたのですがそういうようなが置かれるという事が一つあります。
もう一つは今まで日本の中で32の地区があってガバナーが32名あったのですがそれが日本が一つの地域になって日本で一つの地域になる。
世界では28の地域があります。世界で28の地域になってその地域のトップはリージョナルカウンシルという人になります。
RI理事みたいなかたちになります。
その下にセクションリーダーがあってそれが今のガバナーになるのですがそれが日本で102というかたちに変わります。
それをここ2〜3年で8地域のパイロットエリアをパイロットを行って2030年に実施したいというのが今回のSRFの変更になります。
それに対して色んな意見があります。
辰野さんは最後に言っている事はロータリー未来形成は国際ロータリー、ロータリー財団の組織とガバナンスの大改革案なんですがこれが何年か先に必ず実施されると既に決まったものではありません。
このRI、SRF委員会の原案を2021年1月に事務総長とSRF委員会が協力しRI理事及びTRF管理委員及びこれらの管理委員との小グループに分けてディスカッションします。
そして2021年4月に理事会で議事会案を決定します。
2022年の規定審議会に沿ってパイロットを始めるかどうかの決を取り採択されれば2024年7月からパイロットが実施されます。
それから6年間のパイロットで試してみて問題がなければ2030年から実施に至るという過程です。
これらの過程をクリアしたら2030年つまり10年後からRIとTRFの組織が大きく変わる事になるという事であります。これが最後の文章になっております。
それとは別に蛇足という文章があるのですSRFは置いといて今までRIが色んな事をやってきたのではないかと自分の思いを書いてあるのですが、1990年代からRIの方針は会員拡大と財団拡大。そのために今まで例会回数とか職業分離とか会員資格が柔軟性の名のもとに並行してもよいと次々に変えてきました。
またバブルの時期はRI会員が100万から200万人と存在すると想定して2002年にDLPが義務付けられました。
会員拡大と財団拡大に傾きすぎていないかという事とその時代、人数が多くなってきたからDLPをやって人数が減ってきたらCLPをやって結局今は何をやっているのだという事を言っているのですが。
そうは言っても変わるとは思います。
今、世の中も変わってきているのでそれに対してどのように変わるのが一番いいのかというのをみんなで議論していく必要があると思っています。
また改めてパワーポイントで説明します。
どうもありがとうございました。

出席報告:
本日の在籍者数 46名 本日の出席者数 22名
本日の出席率は 53.6% 前々回58.9%

事務局:
〒290-0081 千葉県市原市五井中央西1-22-25 市原商工会議所2階
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