点鍾 :田島会長
ソング :手にてつないで
司会 :大矢SAA
お客様

会長挨拶

第2790地区 ローターアクト 第3回会長幹事会が11/28(日)に開催され、市原中央ローターアクトクラブが会議開催の担当ということでしたので、宮田幹事と私と2名で会議に1時間ほど参加しましたので、その様子を少しお話しさせていただきます。地区からは、原田ローターアクト委員会委員長の原田宗弘(千葉若潮RC)さん、委員の野本茂雄さん(千葉RC)が出席されてました。市原中央ローターアクトクラブの会長幹事は、先月の第4週例会に参加していただいた、元米山奨学生の会長ナリスさん、幹事西川さんです。
現在、2790地区には現在7つローターアクトクラブがあり、年6回会長幹事会を持ち回りで開催ししているのことです。ファムさんは、地区の広報委員長を担当しており、11月13.14日には会長幹事と共に第2720地区(熊本・大分)年次大会に参加し、親睦を図ったと写真を交えながら報告されてました。また当地区では次回50周年の年次大会が来年の5月21日に予定されているとのことです。代表エレクトの選出については、鴨川ローターアクトクラブの川名さんに決まりました。
ローターアクトクラブの会議に参加するのは、初めてでしたので、各ローターアクトクラブの活動が垣間見え、私自身とても勉強になりました。
今後もロータリアンとして、ローターアクトクラブの活動に協力できることはしていきたいと思います。

幹事報告
幹事報告

・第4グループでは毎月1回ガバナー補佐及び補佐担当幹事を含めた合同幹事会を開催しております。

地区内では第3・4グループのみが合同幹事会としているらしく、その他のグループでは合同会長幹事会となっているそうです。

そこで第4グループも連携を深めるために12月以降の幹事会を会長幹事会として実施していくことが決定されましたのでお知らせいたします。


・2月 会員基盤向上セミナーを第3・4グループ合同で開催予定です。

内容は始平堂地区研修委員によるDLPに関する講演及び各クラブの今まで実施した奉仕プロジェクトの内容紹介の2本立てとなっております。

開催規模等についてはぎりぎりまで検討していく予定ですがと年内中には詳細を決定して各クラブ宛てに案内がでることと思います。


・小倉ガバナーエレクトより時田会員を次年度ロータリー財団統括委員会副委員長へ推薦依頼がありました。

 時田会員からも了承が得られましたので会長幹事で承認致しました。


・本日の夜ワイン会を開催します。

中島ガバナー補佐も参加されることとなりましたので申し込みをされている方は18:30までに向かいのハングリーにお集まりください。

ワインの持ち込みは自由となっております。

卓話 ロータリー研修委員会
卓話 ロータリー研修委員会

ロータリー研修委員の時田です。
今日は先輩を差し置いて申し訳ありませんが「ロータリー未来形成Shaping Rotary’s Future」
のお話をさせていただきます。
話の内容はRI理事 辰野さんの卓話を引用し、ロータリー章典のなどで内容を確認しましたので信用おけると確信しています。
少し難しいですが、とても重要な話ですのですべてわかるように努力してください。
序章
最初に理解しておかなければいけない、近年のRIの変化についてお話します。
1990年代からのRIの方針は「会員拡大」と「財団拡大」の一途に見えます。
ロータリアンは1966年60万人、1976年80万人、1986年100万人を突破、
日本では10万人を超えました。1996年120万人、2790地区は4326人まで増えました。
この会員の変化に応じて、国際ロータリーの考え方、戦略が変化してきています。

バブル期RI会員数が100万人から200万人に増大するとの想定の下に2002年7月に
DLPが義務づけられました。
2001-02年度ガバナーは鈴木雅博さんでしたので翌年の森嶋年度になります。
DLPはDistrict Leadership Planの略で急激な会員増強とクラブ拡大に対応する戦略であり、ガバナーの任務と負担軽減のために、合同公式訪問、ガバナー補佐制度、研修リーダーの設置等の制度的な整備をすることにより地区とクラブの管理強化を目的としたものです。
一転バブルがはじけると小型化し弱体化したクラブを強化する必要に迫られ2004年CLPが推奨されました。
CLPはClub Leadership Planの略でクラブ活動の継続性(長期計画の策定)の確保と管理運営部門の効率化によりクラブの活性化を図ることでした。
結局、20世紀にできたDLPとCLPは地区クラブを強化するための組織管理の方法論であったのです。
話はそれますが、DLPは20世紀会員が増えているときのRIの戦略であり、グループ再編問題で「DLPのガバナー補佐制度を実行する為グループ再編をする」ということは問題のすり替えでDLP自体21世紀に即してないとも考えられます。

21世紀に入り明らかに潮目が変わってきました。
世界の会員総数は横ばいのままですが、会員数が増えている地域と減っている地域の2極化現象が生じています。
日本アメリカは減少しクラブの小型化が進行しています。一方アジア諸国、インドは増加しています。このような小型化と2極化の同時進行の中、世界レベルで管理機構の再編成が必要となったのです。
このような中で、2001年規定審議会で理事会案として3つの採択制提案が採択されました。
1)「職業分類の原則を保持しつつ、クラブ会員と正会員と名誉会員に簡素化する件」
1業種1人の原則を変更し1クラブ1業種5人まで正会員になれることとなりました。
更に2013年には「専業主婦が正会員になることができる。」ようになりました。
2)「ニューモデルに基づいてRCを創設する試験的プロジェクトの実施を認める件」
2010年の規定審議会でEクラブ、2013年に衛星クラブが採択されました。
3)「クラブの所在地域を定義する件」
2004年規定審議会は「関係地区内のクラブの過半数の反対があれば、既存地区の境界を変更してはならない」とされていましたが変更できる権限をRI理事会に付与されました。
2001年規定審議会でRI理事会から提出され採択された3つの制定案から20年余りの間RIは大きく変わりました。
更に2030年までに「ロータリー未来形成」を実施しようとしています。
この変化が本当に良いことなのかロータリアン自身が考え解決しなければいけない問題です。ロータリー発足の精神に立ち返り、新しい波の中ロータリーが親しみやすく誇りを持って活動できるように一緒に考えていきたいと思います。

本題
PPT1:Shaping Rotary’s Future
2018年7月からのロータリー未来形成委員会が発足しました。Barry Rassin元RI会長が委員長とし2020年11月19日RI理事会で開示となりました。
PPT2:5つの中核的価値観は変わらないと言っています。
FELLOWSHIP(親睦)
INTEGRITY(高潔性)
DIVERSITY(多様性)
SERVICE(奉仕)
LEADERSHIP(リーダシップ)
PPT3:この取り組みにいたいたった背景
 多様性・平等さ・インクルージョン(DEI)
国際ロータリー理事会は2019年1月の理事会において、ロータリーの「多様性・公平さ・インクルージョン」(DEI)の声明を採択しました。
DEIの取り組みがSRFに進む原動力となった。
PPT4:ロータリー未来形成に取り組むに至った理由
 2024年までのロータリーの行動計画は、「より大きなインパクトをもたらす」、「参加者の基盤を広げる」、「参加者の積極的なかかわりを促す」、「適応力を高める」ことです。
 この目標を達成する為に会員ニーズに合った機敏なガバナンスが求められているため
 です。
1)地区ガバナーが忙しすぎて十分機能できない。
2)役職は指名によって決まることが多く昇格する人は限定される。
3)ローターアクターもロータリアンに加わるべき。
  もう一つの理由は地域に合った会員増強、社会奉仕をすることが必要。
PPT5:世界的な会員の維持
 何年間会員でいたかを示すグラフです。世界の過去5年間の平均値で表しています。
 2年間でやめる人が多いことが分かります。
PPT6:3年に1度の戦略計画アンケート
 ロータリーの4つの行動計画のなかで最も大事なことは
 「参加者の積極的なかかわりを促す」となっています。
PPT7:クラブの平均会員数
 日本は2004-05 44人 2010-11 39人 2020-21 38人と
 日本アメリカは会員数の減少、インド、台湾などは増加しています。
PPT8:クラブ設立からの年数
 日本のクラブ創立は50-60年が590クラブと多く、10-20年は50クラブです。
 インドは創立10年未満のクラブは1400クラブあります。
PPT9:クラブにおける女性の割合
 日本では2010-11年度 4.2% 2020-21年度 7.0%であり
 世界 2010?11年度 16.4% 2020-21年度 23.7%と少ない。
PPT10:地域リーダー 男女割合
 全役職で76:24で会員数の割合と同じ
PPT11:地区ガバナーの年齢
 50歳以下は5%で過去20年変わっていません。
PPT12:価値の提案
 直接的かつ地域化した支援を通じたより良いロータリアンとローターアクターからの参加
成果物(プロダクト)とサービスの地域化
リーダーシップにおける多様性
リーダーシップ開発と成長における明確に定義された道すじ
地域レベルでの選挙に関する争い事の対応
より高い効率性
PPT13:ガバナンスモデル(草案)
 地区をなくし世界を言語・文化で20-30の地域に分けてクラブの選挙で選ばれる
 3年任期の地域Councilをおき(日本は1つと思われる)その下に25-30クラブを束ねる
 2年任期のクラブ選挙であらばれるSectional Readerをおくという改革案です。
 千葉は3つくらいに分かれると思われます。
SRFはRIとTRFを合わせた改革となります。
PPT14:Global Level
RIのDirectorとTRFのTrusteeは変わりませんが、その2つのもとにGlobal Volunteer Cadre(きゃどり)をおきます。
 Global Volunteer CadreはRegional Council、Sectional Leader ,Clubの要請に応じて支援します。ガバナンスの責任はありません。
 現在のRegional Rotary coordinator、Regional Rotary Foundation coordinator、
Regional Public Image coordinator, ), endowment/major gifts advisers (E/MGAs), and End Polio Now coordinators (EPNCs)又は専門職のことと思われます。
PPT15: 世界で20 40 の地域( Region)
?文化?言語?ニーズとフォーカス?地理?効率性地域レベルで分けて効率を促す。
PPT16:Regional Councilを置く
・地域内のクラブの選挙で選ばれる。任期3年
・RI理事会に対し責任があり、個々の理事に対してはない
・地域内のロータリークラブ、ロータアクトクラブのよき会員は立候補できる
・地域で賦課金を徴収できる。そして日々の活動のための委員会を置くことができる
PPT17: Sectional Leaderを置く
・Section内のクラブの選挙で選ばれる。任期2年
・世界で1500〜1600人
・Sectional Leaderは25〜30のロータリークラブ、ロータアクトクラブを支援する
・Sectionの支援は、LeaderとLeaderElectにより行われる
・Sectionでは賦課金は徴収できない
PPT18: 主な疑問点
PPT19,20,21:地域数の原案は28地域です。
PPT22,23:各地域のSection数が書かれています。日本は102Sectionです。
PPT24:地域草案の規模比較。日本は最大地区数の地域です。
PPT25:パイロット
 6地域102地区が草案として出ています。
PPT26:SRFは2018-2024の6か年準備を行い2024-2030の6年間パイロットを計画します。
PPT27:未来の夢計画と比較
PPT28:計画中の調査
PPT29:理事会の決定
2021年4月の理事会にて理事会案が決定するとの情報があったので議事録を調べてみると
 152. Shaping Rotary’s Future Committee Report
Statement: The Shaping Rotary’s Future Committee metvirtually on 19 and 22 February and 8?9 March 2022 anddiscussed a review of the committee’s goals, proposedpilot areas for a new governance structure, and next steps,among other topics.
「152.ロータリーの将来委員会報告書の作成
声明:シェーピング・ロータリーの未来委員会は、2022年2月19日と22日および3月8日から9日に事実上会合し、委員会の目標のレビュー、新しいガバナンス構造のパイロット分野の提案、および次のステップについて、他のトピックの中で議論しました。」
議論したとなっています。今後2022年の規定審議会で理事会の報告書に沿ったパイロットは始めるか採択されることになります。

まとめ
2790地区の委員会においては反対意見が多くあります。
RIBI(グレート・ブリテンおよびアイルランドの国際ロータリー)は1922年に歴史的経緯により独立した単位として国際ロータリーから唯一認められています。
今回、日本が1つになることによりRIBIのような独立した単位として機能しうるものかは現時点では明らかでないですが、そのような単位として認められればメリットは大きいと思います。
 
システムがどのように変わっても、あらゆるロータリーの活動の主役は一人ひとりのロータリアンであり、一つひとつのクラブであることに変わりはありません。
私たちが目指すのは「ロータリーの親睦と奉仕を通して自分を磨き続け、地域社会の発展に貢献し、さらには世界平和を実現させる」ことであります。
 これからも、学び・考え・伝え・実践することを積み重ね 自分の信じる道を歩んで行きましょう。 

出席報告:
本日の在籍者数41名 本日の出席者数18名
本日の出席率47.3% 前々回の出席率100%

事務局:
〒290-0081 千葉県市原市五井中央西1-22-25 市原商工会議所2階
TEL 0436(37)2524 FAX 0436(37)2546
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