市原中央ロータリークラブ週報　2022.03.15

　久佐野博史様　本日は、当クラブ例会にお越し頂いまして、誠にありがとうございます。

本日の千葉日報の新聞記事によりますと、9日間連続で前週の同じ曜日を新規感染者数が下回ったようです。そして、政府は千葉など18都道府県に適用中のまん延防止等重点措置について21日の期限での全面解除を視野に検討に入ったとのことです。
　延長が無いことを祈りますが、万が一、延長となった場合は、オンライン併用の例会として、改めて案内をさせて頂きます。

　さて、地区の戦略計画員会　梶原ガバナー、次年度小倉ガバナーの連名で、クラブ会長あてにアンケートがきました。ほかにも、ガバナー補佐、地区委員会委員長にも送られているようですが、このアンケート結果をもとに4月の地区研修・協議会で草案にまとめ、ガバナー公式訪問でクラブの意見を聴取して、10月の次年度地区大会で「ビジョン宣言」を決議するようです。
　
　当クラブでもガバナー公式訪問時のクラブ協議会、2月の第３・４G合同の会員基盤向上セミナー後の、会員増強フォーラムでの2回にわたって、クラブ会員の皆さんに意見を出していただいた内容を参考に出させていただきましたことを報告いたします。

今日、お話するのはロータリーは活力がなくなったという事が言われています。
それは何故かと言いますと会員の減少によるという事を研修会の会議でもっともらしく重ねております。
会員組織というのは会員の数を表す言葉なら正に会員組織の強化はただ新入会員が入会すれば問題が解決できます。
しかし、やみくもに会員増強の特例に忠実に答えようとするあまり慎重に深い考えもせずに行動に走ってしまいますと思いもよらない無理をしてかえって会員組織の強化に対してマイナスの結果を招いてしまうという事があります。
会員組織の会員の数の増加をさせるための事ではなく会員一人一人が品位と意識の高さを活かす事がロータリーでは第一と考えられるものでありましょう。
ロータリーを単純に奉仕団体として軽視してしまうならば数の多さを合わせばまさにストレートに力となって現れます。組織の強化にもつながるでしょう。
しかし、ロータリーの場合はその他の奉仕団体とは大きな違いがあります。
他と大きな違いはロータリーの特質であります。
その特質に憧れその特質に魅力があるから私はロータリーの会員にしてもらいました。
しかし、近頃ロータリーは自分から素晴らしい特質を捨て去ってしまい会員の資格のハードルを何かにつけて低俗化に走っているように思えてなりません。
壱行意志の会員制度の緩和等は職業分率制度の放棄にもありえると思います。
免疫アップの扱いの変更、例会の休会数の変更などロータリーの魅力を生み出す根本となるものが薄れてきています。
安易な方向に走る様々な改革はロータリーの誠心性を否定し大衆受けを狙い俗化したロータリーを作り出そうとしているとさえ思えてしまいます。
俗化したロータリーがあるとすればそこには私たちが描き憧れロータリーの思想を見ることが出来ないでしょう。
ロータリーの会員組織の強化は会員の増強だけにあると考えられますがやみくもに会員増強を特例しますと奉仕の向上を語って人頭分担の安定確保を狙っているのではないかと勘ぐってしまいます。
さて、ロータリーの会員組織をあげるにはどうしたらいいのか。
一番に挙げられるのは会員間の親睦ではないでしょうか。
なぜ親睦かと言いますと会員相互の間で意志の疎通を効果的に育み合い楽しく和やかなクラブライフを見い出すために会員の意識の向上をはかりお互いに影響しあって計算し人間形成をしあいながら人としての自分がどのように生きていくのかを学ぶ場所としてロータリーを位置付ける例がロータリーの例会の中にその中の親睦の大切さにあるわけです。
ロータリー例会が毎週1回開催されるのは手続きや行事をする事だけではなく親しくまじりあいお互いに影響しあって自己啓発をしあいより質の良い人格を作り上げ事業活動や社会生活にいかしていくその事がロータリーの奉仕の本当の意味であります。
例会に出席する時、職務だから出席する、担当する仕事があるから出席する、あるいは出席率に影響するから、仕方ないから出席するのではなく出席に対する意識、ロータリーの標榜とすることをしっかりと意識している必要があるでしょう。
自分の意識をしっかりとさせ例会の中で自分から何を学びとろうとし顕著な気持ちになって周囲から学ぼうとする意識を持つ事が大切です。
そうしながら逆に自分自身の周囲に良い影響をもたらす事ができるように自分自身を高めようとする努力をしなければなりません。
ロータリーの中で個々それぞれが一国一城の主だという意識を強調してしまいますとクラブのまとまりが崩れてしまいます。
ロータリアンとして既に活躍されている方々は素晴らしい見識と人格を持たれておられます。
地域の人達から深い信頼を得て尊敬の眼差しで大きな評価と期待されているはずです。
そのように素晴らしいロータリアンの方々が高ぶらずおごらずお互いに相照らして立場を思いやりながらクラブワールドを送ればクラブの中の穏やかな雰囲気が熟成され自然にクラブの活力が高まるでしょう。
クラブの活性化は高まりますが必然的にクラブの会員お一人お一人の環境に元々素晴らしい存在のロータリアンの資質を更に磨き上げ輝きを与える事になり周囲や地域から尊敬の憧れを持ってロータリーの評価がされることになります。
周囲から尊敬の目が地域社会の中でも質の良い思想による活動の機会となり地域から憧れはロータリーへの関心を強めることになります。
今、私達が会員組織を強化するためにすべき事は数も力のうちという考え方、クラブの評価を企業の多さを図るのではなく考え方から脱却し一人一人のロータリアンがロータリーの向上を再認識し更に自分自身の日常生活の中に当てはめてより良いロータリアンとして生活を送ろうではありませんか。
相手を思いやりながら会員同士の親密な交流はロータリアンとして資質を高めあい伸ばし合っていける状況にクラブを作り上げる事が会員組織強化のためにもっとも大切であろうと思います。
クラブの中にクラブを作るというような事は一番避けなければなりません。
クラブ内の全ての会員が分け隔てなくフランクに話し合えるそんなクラブ環境作りが会員組織の強化の元であります。
クラブの中で穏やかな交流によってお互いに計算しあい良質な思想の裏付けられた日常に輝いて暮せば周囲や地域のロータリアンの憧れが大きくなっていきことさらの心配もなく数の解決の問題にもなるものと信じます。
会員組織の強化の基本は現在会員である私たちロータリアンの心構えの中にあるのではないかと考えられます。
謙虚な気持ちをもって他を思いやる気持ちで例会にいどみ和を大切にしてクラブライフを送られますことを私の方から特に希望してお話いたします。
今日はありがとうございました。

点鍾	：田島会長
ソング	：手にてつないで
司会	：根本SAA
お客様	：インタアクト委員会委員　久佐野博史様