点鍾 :田島会長
ソング :手にてつないで
司会 :大矢SAA
お客様
:親子食堂「トイトイ」 山本充枝様
 親子食堂「トイトイ」 櫻井明美様
 親子食堂「トイトイ」 上田公子様
 米山奨学生 タハンティトゥさん

会長挨拶

経済的理由や家庭環境により個食等による地域コミュニテイーとのつながりが疎遠になることを防ぐことを目的として、定期的に食事や会食の場を提供する「親子食堂・子ども食堂」という事業が、各地で開催されています。
本日、子ども食堂「トイトイ」を運営されている山本様、櫻井様、上田様 3名をお客様としてお迎えして卓話を頂きます。
毎月第1・3土曜日の夕方に、辰巳台の学校法人光の子学園 光の子幼稚園敷地内で開催され、こども100円、大人300円でカレーなどを提供していらっしゃいます。
当クラブが創立35周年を迎えにあたり、記念事業として支援をしてまいりたいと考えております。

4月5日、炉辺会議に出席していただきました。ひらいホールディングス株式会社
常務取締役の増田晃一(ますだこういち)様に体験例会として、参加していていただきました。ありがとうございます。

そして、2022−2024年度の米山奨学生として、タ ティ トゥ ハンさんにお越しいただきました。国籍は、前米山奨学生のフォンさんと同じく、ベトナムでいらっしゃいます。現在、敬愛大学学部課程 国際ビジネスを専攻され、「人工知能の潜在的なリスク」を研究テーマにあげていらっしゃいます。

一点、報告をさせて頂きます。前 米山奨学生で現在ローターアクターでもあります、ファン・ティ・フォンさんが勤務先のグランドニッコー東京ベイ 舞浜にて、4月10日無事に結婚式をあげられたことをご報告いたします。結婚のお相手は、大学時代に知り合った同じくベトナム国籍の「ダット」さんです。お二人が結婚の誓いをたてて、参列した人たちが、結婚に対して承認をするという形で行われる、いわゆる「人前式」という形で執り行われました。また、披露宴には、当クラブからは20名、地区からは梶原ガバナーはじめ、地区の委員長、ローターアクターなど多くの方が参加し、温かい雰囲気の中、お二人の写真がスライドで映し出され、お二人の優しい人柄がうかがえる、とても、すばらしい披露宴でした。

本日は、多くの客様がお見えになっております。どうぞよろしくお願いいたします。

幹事報告

・4月5日に行われた炉辺会議、4月10日のフォンさん結婚式の報告書を宮寺会員が作成してくださいました。各テーブルに置かせていただきましたのでご覧ください。

・財団学友会が後援するコンサートのご案内がございます。5月29日(日)野田市の興風会館大ホールで行われますなでしこコンサートです。こちらも各テーブルにポスターのコピーを置かせていただきましたのでぜひご参加ください。入場は無料だそうです。

・本日各テーブルにてウクライナとトンガ海底火山噴火被害に対する募金を集めさせていただきます。ご協力よろしくお願い致します。

・創立35周年例会の出欠回答を忘れずに期日までにお願い致します。

本日の卓話 親子食堂「トイトイ」山本充枝様
本日の卓話 親子食堂「トイトイ」山本充枝様

トイトイ食堂の山本と申します。どうぞよろしくお願いします。
最近ちょっと前までは子供の居場所トイトイ食堂だったのですが名前を変えてみんなのトイトイ食堂という名前になりました。
トイトイ食堂を立ち上げましたのが2016年8月20日が一番最初の第一回目になりました。
きっかけはこの頃ちょうど子供の貧困化とか貧困率がどうこうというニュースがあちらこちらで報道されていました。
それを聞いてちょっと子供の貧困化とか貧困率とかなんて聞くとショックですよね。私たちの周りでも大変なことになっているという事で子供食堂を何とか子供たちを助けることができるかどうかはこの頃わからなかったけれども何かやれることをやっていきたいという事でそういう思いの人達が何人か集まって話し合いを5回行いました。
でも、話し合えば話し合うほどドツボにはまってもうどうしていいか分からなくなっていく。先ずお金は何処から貰える?子供は本当に探せるの?大変なお子さんをどうやって探すの?それからボランティアの人は集まるのかな?本当に色々迷っているうちに5回の話し合いのうちで分裂しそうになってでももうあんまり色々考えるのはやめようと
とにかくやってみようという事で本当に清水の舞台から飛び降りるのはちょっと大袈裟ですがそれぐらいの気持ちで始めました。
もうひとつご説明させていただきたいのは私たちの団体は幼稚園と皆さんご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが60年前にいしまるみのるさんという牧師さんがいらっしゃったのですがその方が幼稚園と教育文化センターと教会とその3つのものを辰巳台東に作りました。
その3つの団体があるのですが建物はずっと幼稚園しかありませんでした。でも、教会を建てたいという気持ちになりまして2016年頃から教会を建物を建てようという話が持ち上がりました。
その時に教会って週に1回しか使わないから勿体無いよねという話になって何か地域に還元できることで用いてもらえたら絶対にいいよねという話になりました。
そうだ子供食堂を作ろうという話と教会を使うという話が新しい教会を使っていこうという話が上手くマッチングしてそれ!と勢いついて立ち上げることになりました。
本当は教会のメンバーが多かったのですが教会というのがちょっと敷居が高い、悪徳宗教って思われても困るし、それで教会ではなくてじゃぁ敷居をちょっと低くして教育文化センターという今もそうですけれども外国人の人達のために日本語を教えるという事をずっとしているのですがそこの法人に入れてもらおうという事で私たちは一般法人財団の京葉教育文化センターの中のトイトイ食堂という事になりました。
センターハウスというのは先ほど言った京葉教育文化センターの小さな一軒家みたいな所でやっていました。それがだいたい3年半くらい続きました。
手伝ってくれていた社協のメンバーは月に1回だったのですがじゃ私たちもちょっとやろうかという事を言ってくれてそれまで月に1回しかできなかったのが月に2回社協のメンバーも同じセンターハウスで子供食堂をやってくれる事になりました。
あっという間に4年間経っていったのですが転機が訪れました。それはコロナです。コロナになって子供食堂っていっても集まることができないしじゃぁどうしたらいいの?どうやったら地域の人達に何か手伝うことができるんだろう。子供達もみんな遊べなくて、学校も行けなくてあの頃はそんな状況でした。
そんな中、私たちができる事は考えてマスクを作ることをしたり色々やってみました。ボランティアも子供も人数を減らして小さな規模にして子供食堂を開いたりとか本当にいろんな
事を試行錯誤したのですがそれこれしているうちに次にお弁当を作り始めたのです。20年の1月から作り始めて8月まで続けました。このお弁当、作っているうちに皆プロの主婦の人達もいるのでどんどん豪華になって美味しくなっていきました。
でもはたしてこんなに頑張ってお弁当を作ってすごく大変だったのですが作ることってどうなんだろう?という疑問もわいてきてそうしているうちに2月に教会の中に玄米が90キロあってその玄米を大変なお宅に差し上げたらどうだろうかという事になって精米をして5キロの袋詰めをして差し上げるという事になりました。
そうすると本当に困ったお家の方が来て本当に喜んでくださいました。
それで2月からお米を差し上げようという事でまずは90キロあった玄米を精米して差し上げて2ヶ月くらいでなくなってその後は買いに行きました。これずっと続けていけるのかなと本当に思ったのですがそうこうしているうちに農家の方がお米あげるよと言ってくれてその頃は多分コロナで食堂が閉まっていてお米がちょっとあったんですね。
4月か5月くらいに頂いてずっと1年くらい続きました。そこもだんだんお米を使うようになってので半分になったり少しづつ変化はありました。
最近ですけれども畜産業者からお肉を1年に何回か頂くようになって普段はお肉なんてちょこっとしか使えないのですが豪華な食事にすることができたりすることもあります。
お米の配布を2月から始めて6月くらいまでお米だけの配布をしていました。
その宣伝はチラシに書いて市役所の子供福祉課のひとり親窓口、地域共生推進課ここはコロナの自立支援金を扱っている所です。それから社会福祉協議会の緊急小口貸出金という窓口があるのですがそこにコロナで困った方々がたくさん来ていました。
その3ヶ所に置きチラシをさせていただきました。それから小学校、小学校も市役所の方が手紙を出してくださって是非協力してあげてくださいってということでお母さんたちに配ってくださいました。
それがもう1年以上やり続けています。
色んな意味でお米もお金がかかるし、夏頃からはフードパントリーといってお米だけではなくて食材がいっぱい集まるようになりました。そのほかに私たちもむすびえという子供食堂の全国組織があるのですがそれに申込をしてお金をもらったり食べ物もこんなものが企業からもらえるというお知らせがくるとそれに申込をしたりして
当たるとそれをもらえて皆さんにお配りすることができます。
フードパントリーをやっていると子供たちが体を持て余して遊びたいという気持ちがあってやってくるのです。
そのフードパントリーだけなんですけど子供食堂はやっていないんですがコマ回しだけ、45分だけやらせてあげようかという事でおじいさんやおじさん達が子供たちと一緒にコマ回しをしました。
お米があるからと始まった事なんですけれどもどんどんどんどん貰いに来る人が今40人から50人います。それが毎回同じメンバーの人もいるし就職が決まったからもう大丈夫だよと言って来なくなる人もいるしまた新たに市の方からチラシを見たよという人もいます。
でもだいたい50を超える事はなく40前後で留まっております。
この活動を今後どういう風に進めていくかというのが課題ではありますがコロナが収まったら食堂はちゃんとやっていきたいです。
食堂はやっぱりいろんな意味で個食とか孤立で一人で食べているとか時間がバラバラでお家でもお母さんと一緒に食べられないという方もたくさんいらっしゃるのでそういう意味では皆でご飯を楽しく食べるという事で続けていきたい。
それからパントリーもお米5キロまではコロナが収まってきたら必要なくなるかもしれないけれどもやはり今回出会った方々はコロナでは困ってはいますけれど実はやっぱりコロナで困ったということはこの辺のラインが一番だとしたら生活的にはこの辺のラインでコロナがあってストンと落ちてしまった人達だと思うのでせっかくその人たちと繋がったのでそこで何とかフードパントリーも続けていきたいなと思っております。

米山奨学生 タハンティトゥさん
米山奨学生 タハンティトゥさん

出席報告:
本日の出席者数18名
本日の出席率51.42% 前回52.63% 前々回出席率100%

事務局:
〒290-0081 千葉県市原市五井中央西1-22-25 市原商工会議所2階
TEL 0436(37)2524 FAX 0436(37)2546
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