点鍾 :井上会長
ソング
司会 :北島SAA
お客様
:青年経済人交流会副会長花茂代表 大矢みな様

本日の卓話 青年経済人交流会副会長花茂代表 大矢みな様
本日の卓話 青年経済人交流会副会長花茂代表 大矢みな様

皆様こんにちは。今日はお呼び頂きましてありがとうございます。
私は株式会社花茂というここのすぐ近くにある花屋さんを2件それからフラワーギフトの加工卸売業をやっております。地域でも色んな所で活躍と言いますか一生懸命色んな人と私は自分の役割はつなぎ役、橋渡し役だと思っておりますのでその橋渡しを含めやろうと思って人生豊かさとそして幸せをみんなに感じてほしいと思って幸せの橋渡し役と勝手に自分で決めておりまして色んな所に寄らさせていただいております。
今日はちょっと皆さんにせっかくなのでお花を見て頂こうと思いまして生の生きたお花って意外とこの季節冬まだ寒い時期ですのであまり外にも咲いていませんしお家の中にはある方もいらっしゃるかと思うんですけど我々私達が花茂で開発しました置くだけブーケというオリジナル商品です。置いたまま飾れるんですね。2週間程飾れます。これは商品開発、ネーミング「置くだけブーケ」誰でも覚えられるので誰もが便利に今まで花瓶がないからあげてもなとかその後お花ってどうするんだろうというお困りごとを解消するために我々5年ほど前社員が一生懸命考えて開発しました。今一番売れ筋商品になっております。今日はこれを皆さんに見て頂きながらお話したいと思います。
今日はこちらにいらっしゃる市原商工会議所の榊原会長が約7〜8年前になるんですけれども市原青年経済人交流会という会を作っていただきましてもう非常にいい会なんです。入っていらっしゃる方もいらっしゃると思うんですけれどもどうしても私はそこに入りたくてお願いして入らせていただきまして色んな方と交流しておりますが今会員が120人くらいいらっしゃるんですけれども実は女性会員が登録者で多分1人か2人、でもいらっしゃる方はほとんどいなくて私1人なんですね。男性の中にポツンといつも1人でこれをどうにかしたいなといつも感じております。どこに行っても女性の割合って1割満たないんですよね。なので女性が行きやすくそして華やかに明るくなるようなそういう雰囲気をもてるような色んな所が出来ればいいなと思いながらやっております。
その後、経済人交流会に入らせていただいた後にどうしても私は女性の会と作りたいなと思っておりました。会議所では女性会という全国の組織がございますけれどもどうしても敷居が高くて少し年齢層も上なそういう雰囲気がするのでもう少しこれから女性の起業家を育てなくてはいけないという時代なのでその辺の集りが欲しいなと思って相談しましたら榊原会長が直ぐに「よし、大矢さん作ろうよ」と言う事でもうすぐに作って下さったんです。それが5年程に作らせていただいた市原女性起業家支援ネットキャリアサポート、女性のキャリアをサポートしようというのを称してキャリサポというので今やっております。大体会員さんが50人くらいいましてその会員の中でも交流が盛んでしてその中で今こども食堂ですとかお互いで色んなコラボ、マッチングですよね、ケーキ屋さん、カフェ、ケーキ屋さんと不動産屋さんのマッチングとか手作りの事をやっている方と色んなイベントをやったりとか今五井駅前の千葉銀の裏で朝ごはんを食べようという会もできてとても活気がついて色んな活動をやっています。
私はリーダーとして色んな繋がりが女性の中で出来てきたなと思って何よりもパワーがすごいんですね。よし何かやってやろうとか何かを築き上げようとか人と何か繋がろうとかそして必ずそこにビジネスやるからには儲けようよ、やるからには残そうよという気持ちが強い多分女性って時間が限られている中でやるのでとても早いんですね行動が意外と。私もそうなんですけれどももう今やろうよとか明日やろうよとか直ぐにポンポンポンと話がまとまる、繋がるそして何かが達成して生まれるというそういう好循環が生まれております。その中で私は本当に毎日毎日楽しくやっております。
今、花茂は私のこれまでの経歴を少しお話しますと家の主人が去年までこちらにお世話になっていたと思うんですけれども実は主人のおばあちゃんが千葉県茂原市に77年前、1946年戦後間もない頃に花屋さんを作りました。その時は生け花を昔は嫁入り前の修業と言う事で誰しもが生け花を習っていたと思うんですけれども生け花の先生だったんですねおばあちゃんがその生け花を教えながらお花を置いて花屋さんを作りました。その時のおばあちゃんのコンセプトがどういう店を作りたいかとう時にやはり近所の方々がいつもワイワイ来てそこで井戸端会議が始まりその方達のそういうコミュニティの場を作りたいという事だったらしいんですね。私はおばあちゃんと少ししか会った事がないんですけれども私がお嫁に入って直ぐに逝っちゃったんですけれどもその後お嫁いに入った私に義理のお母さんが受け継いでやっておりましてお義母さんがいつも言っていました。この花茂はね花を売っているんじゃないんだよ人達の繋がり、憩いの場になってくれればいいんだよ別に儲けなくていいんだよって言いながらビルが建っちゃいました。茂原で50年近く前に4F建てのビルをお義父さんが建ててその時千葉県の花屋さんの中では一番初めにビルを建てました。その時の有名な話で花屋さんはビルが建つと魚屋さんやお肉屋さんや八百屋さんはビルが建たないけど花屋さんは建つよねという皆さんの中では面白い話になっていました。何故かというと花屋さんって利益率が高い商売なんです。皆さん花って値段分かりますか?よく買われる方だったらわかると思うんですがこの商品はいくらくらいかなっていうのはわかると思うんですが1本1本というのは分からないですよね。昔のバブルの頃はべらぼうな値段で売っていまして私がすごく覚えているのは私が入ったのが33年前にアルバイトで入ったんですね。茂原から始まったんですけれども市原のちょうどこの五井グランドホテルさんの並びの消防署の隣に花茂市原店が平成元年に茂原から支店としてオープンしたんですけれどもその次の年にアルバイトとして入りました。その頃まだバブルの真っ只中でまだまだ浮足立っていた頃なんですけれどもその頃ちょうどフラワービジネスが世間で流行っておりましてテレビでもフラワービジネスをテーマにしたテレビとか有名な方達がこぞって花を買いに行ったりとか花を贈ったりという事がすごく流行っていた頃で赤い薔薇1本その頃600円でした。今も大体400円から500円で今よりも高かったんですね。しかも原価、仕入れ額が大体150円とかそれを500〜600円で売ってしまうんです。私はすごいなと思いながら売れてしまうしかもどんどん売るのであまりロスもなく皆さん一番心配されるのが花屋さんって花枯れるよね、枯れた花どうするの?というも言われるんですけれども私達そんなにロスってないなってもちろんロスのないように我々は小売りと卸売をやっているので行ったり来たりしながらなるべく新しく新鮮な花が回るようにはしているんですけれどもそれでもその頃はやはり利益が高かったのかなと思います。今はそんなに美味しい商売ではないんですけれどもなのでその頃初めて千葉県でビルが建ったっていう有名な花茂さんであります。今は茂原と市原の白金通りにあるんですけれどもおかげさまでお客様に支えられてきております。
でも経営者というのは学ばないといけないなとずっと思っておりまして最近勉強を一生懸命やっているのがやはりマーケティングですね。みなさまも経営者として諸先輩方、色んな長い経営経験の中で色んな事を学んでいらっしゃると思うんですけれども最近のマーケティング何が主流か分かりますか?今では相反しているネットビジネスとそして地場に根づいた地元密着型のビジネスとすごく極端に分かれていると思うのです。今この世の中特にコロナ禍の中あまり出られないそしてお店にも行かれない特に飲食店の方々はすごく御苦労されたと思うんですけども外に皆さんと交流したり直接行けないけれどもネットで便利に買えるその便利さとそして人間らしい体験。私達もお店に居ると色んなお客様がいらっしゃるんですけれども花茂市原店ではコーヒーをサービスしていてお客様が自分で自由に飲めるようになっております。大体お花を買ってそのお花を作っている間にコーヒーを飲むんですけれども実はコーヒーだけ飲みにくるお客様もいらっしゃるんです。それでも私達は来ていただくだけで嬉しいので全然いいんですけれどもそれで来てちょっとお話したりとかでもたまにポンと買っていただいたりとかそういう顔がみえるfacetofaceのそして顔と名前が一致する、私達はそれを心掛けております。なのでお客様ひとりひとりのニーズに合った物、パーソナルなそういう要求、お客様の願いを叶えるというそういうことを一生懸命やろうと今誓っております。両極端の中で今コンビニも無人化進んでいますよね。AIに負けないようにするには顔がみえるそういう事かなと思っております。
私はここまでくるのに色んな経験をしました。33年前にアルバイトで入りましてその頃大学に行っていたんですけれども親が離婚しまして家が危なくなったので大学を中退して家の仕事をしておりました。その時に人生初の挫折を味わいまして大学に行って本当は新聞記者になりたかったんです、一生懸命勉強をしていましたがもうこれで私の人生も終わりかと22歳の時に人生の挫折かと思ったんですけれどもその時に家の前に花茂市原店がオープンしたんです。家の前に花屋さんができるんだと思ってその前から私お花が好きで素敵な体験をしていたので花の持つ力って凄いなって思っておりまして何もやる事がないし花屋さんでアルバイトでもしようかなって思って夜は家の仕事があったので昼間アルバイトに入ったんです。そうしたら楽しくて楽しくて先ほど言ったようにお花は売れるし儲かるしどんどんお客さん増えるし売上は伸びるしこれ楽しいなと思ってよし花屋になろうと思いました。一生懸命勉強しながら店長になった時に今の主人と結婚して会社の中に入って経営者の立場になりそうすると世界が一変してあれなんか違うなと私は今までこんなに楽しくお店に立ってお客さんの前でお花作ってありがとうって言われていつも笑顔で幸せを売る仕事だなって思っていたのに経営者になったら色んな問題が次から次へと巻き起こりその度に問題解決しながら好きな仕事ができていないなって思って社長が何の仕事をすればいいのかさっぱり分からなかったんです。でも現場に行って立つと綺麗なお花があって従業員が一生懸命仕事してくれて私は本当に仕事が好きなんだなって。ちょっと心が折れる度にお花を見てお花に助けられてそして花と花が繋いでいく人間と人間の関係性がすごく素晴らしいなと。お花というのは心をこめて贈ることだと思っております。今日はありがとうございました。

大矢様
大矢様

ニコニコ報告:
<時田清次会員>
大矢様お忙しい中卓話をしていただきありがとうございました。今後も出前教室など協力をお願いします。

<大野剛生会員>
令和4年度千葉県男女共同参画推進事業所表彰にて千葉県より奨励賞をいただきました。大矢さんご講演ありがとうございます。

出席報告:
本日の出席者数20名
本日の出席率57.14% 前回出席率71.42%

事務局:
〒290-0081 千葉県市原市五井中央西1-22-25 市原商工会議所2階
TEL 0436(37)2524 FAX 0436(37)2546
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