市原中央ロータリークラブ週報　2024.10.22

市原中央ロータリークラブの皆さん、こんにちは。
つくばサンライズロータリークラブ、隣の茨城県から参りました。タカハシ会長からグローバル補助金について使い方を教えてくださいという話で参りましたけども、実は地区の財団委員会になると、財団月間ってありますよね。その時にはいつも寄付をしてくださいっていう話をして、寄付をしてもらうためにはどうするかって話するんですけど。きょうはそうじゃなくて、財団で集まったお金をDDFとして地区に返ってきますけど、それをいかにしたら使えるかという話なんですね。
　市原中央ロータリークラブって、実は私もここのクラブの名前を知ってるのは、タカハシ先生を知ってるからじゃなくて、ここのクラブが財団の寄付がものすごく多くて、国際大会でも表彰される先生がいらっしゃるということで、私は存じておりました。ですから、ここのクラブでものすごく寄付してますのでぜひ使ってもらいたいなという気持ちで、きょうは来ています。
　皆さん、グローバル補助金の事業というのが特別な事業だと思っている方が多いんです。新たに何かをしなきゃいけないんじゃないかと思っている方が多いんです。そうじゃないんですね。国際奉仕の延長線の、資金を使う方法の一つなんです。ですから、このためだけに事業を作るんではなくて、実際には相手国の社会奉仕の事業に対して、自分たちのクラブが国際奉仕として行うときにその資金の調達方法の一つなんだよということなんですね。クラブでもちろんお金出してもいいですし、DDF使ってもいいし、いろんな使い方があると思うんですけども、その一つの方法がDDFを使ったグローバル補助金という形になります。
　事業の手順なんですけど、実はこれ、間違えるとうまくいかないんですね。ゼロって書いてあるんですけど、1から下が財団のほうでやってかなきゃいけないこと。1、クラブで何の事業をどこの地域とどんな社会奉仕に対してやるかということを決めて、そこから始めないといけないです。ちなみに私のクラブは、私は来年また会長になるんです。7回目の会長なんですけども。そして、会長になったときにグローバル補助金。
　その次の年にはVTTをもう一回やろうと思ってですね。VTTっていうのは職業訓練の、ここ十何年、日本全国でやられてなくて、3年前に日本全国でうちのクラブだけがやったんですけども。それも後で話しますけど、そんなに難しくないです。同じなんですよね。それはなぜかっていうと、向こうの社会奉仕をわれわれのクラブがどうやって手伝うかという話なので、そこへお金をどこから持ってくるかっていう話だけなんですね。だから、その辺を間違えなければ必ずできると思うんですね。
　プロジェクトのここにホストがいて、事務所に提出したりとか、こういうこと書いてありますけど、これは後で大野幹事のほうから、もしあれだったら、PDFかなんかにしていただいて、皆さんに配っていただいてもいいと思うんですね。TRFが承認するとか、そういうことはありますけど、ここでやるときに、実はここになる前に、クラブが承認した後にうちの地区ですと、事業内容について地区の国際奉仕の委員会に提出するんです。地区の国際奉仕委員会が、この事業が七つの重点分野にちゃんと合ってて、事業内容がちゃんとしてるかどうかっていうことを審査して、OKだったら財団のほうに回ってくるんですね。
　そうでないと、クラブから直接来ると、財団のほうであれを直してくれ、これ直してってやらなきゃいけないので、その前に国際奉仕委員会で事業内容をチェックすると。それから財団のほうに来て、今度は財団のほうは申請書ですよね。それをどうやったら通るかという指導をしてくというのがうちの地区のやり方なんですね。今、千葉県の2790はどうなってるか分かりませんけど、そのようにしたほうがスムーズにいくと思いますので、時田さんが来年ガバナーになるということですので、楽にクラブができるようなシステムを構築していただければなというふうに思います。
　皆さんご存じのように、われわれがロータリー財団に寄付したものが3年後に5パーセントの事務運営費引かれて、95パーセントが地区の活動資金と、それからワールドファンド、国際奉仕の財団の活動資金に戻ってきます。このDDFをどうやって使うかということが地区の中で話し合われていくわけですよね。通常は地区補助金に使ったり、それから、地区から出している奨学金に使ったり。そして、あと、ポリオプラスに使ったり、あと、人道的に使うという形になるわけです。ですから、3年後に戻ってくるんだよということ、これは地区に戻ってきます。ですから、何かを決済するときは、そのときのガバナーがサインするという形になります。
　地区補助金とグローバル補助金の違いは、地区補助金、DGといいますけど、奉仕プロジェクト、奨学金、職業研修チームに使うことできますけども、うちの地区では奉仕プロジェクトに100パーセント使っております。それから、グローバル補助金のほうは人道的プロジェクト、奨学金、職業研修チームに使うようにしています。
　100パーセント、地区補助金使っているといいましたけれども、実はうちの地区は55クラブあって、55クラブが100パーセント、地区補助金の申請をして使ってます。こういう地区って日本全国ないんですけども、われわれ地区の財団の委員会で各クラブに使う方を指導してますので、全クラブが使ってます。それと、地区が使ってて、ローターアクトクラブが使ってると。だから、全部で57のプロジェクトをやってるんですね。
　グローバル補助金のほうは、実は今、八つほど順番待ちになってて、全部やると3万ドルの赤字なんですね。だけど、そこを赤字にしないために、実はわれわれ、財団の委員になりますと、私、委員長っていう実務をやってるわけじゃなくて、隣の福島の地区行ったり、栃木の地区行って、この事業にぜひ1万ドルくださいっていうような、頭を下げて歩いてるようなことをやってるんですね。ですから、千葉県のほうにも、ぜひなんか一緒にできるものあったらやってくださいっていうような形でお願いして歩いてることなんですね。ですから、地区委員長って何かやってるのかというと、お願いして歩いてるというふうに見てくれればいいかと思います。
　グローバル補助金っていうのは複数国のロータリークラブ、地区による共同活動によって授与されます。大規模、3万ドル以上、40万ドルまでです。測定可能な成果を生む、持続可能な活動が対象。この測定可能っていうとこが難しいんですよね。数値を出さなきゃいけないのでね。ところが、分かってしまうと出し方簡単なんですね。数値で出すってことなんで、数値でどうやったら出したらいいかって、そんなに難しいことじゃないんですね。ですから、それはまたちょっと後でしゃべります。
　ここに複数国のロータリークラブ、地区って書いてあるんでしょ。複数国でいいんです。今回、ウクライナのやつをうちの地区でやったのは、三つの地区が共同でやってますのでそういうことも可能だし。例えば、去年、うちのクラブがやったのは、福島と茨城の二つの地区でやってるというような形で、それぞれに援助のクラブがあるというような形でもできます。ですから、市原中央が単独でやるんだじゃなくて、やり方としては他の地区ともやることもできるし。ただ、地区同士の財団の委員会でその話し合いがされなきゃいけませんけども、そういうことも可能です。
　あとは、最終的には地区の財団委員長とガバナーとの決裁になるんで、そこはきちっと、この事業を、いい事業だから幾つかの地区でみんなでやるよっていうのもいいかなというふうに思います。何だったら、第1地域全部でやったっていいわけですからね。そういうこともできるということです。
　国際奉仕の、向こうでいう社会奉仕ですね。相手の国の社会奉仕がやっている事業が、この七つの重点分野に合ってるかどうかということで。多くの場合は疾病予防とか治療が多いんですね。それから、ウクライナでやってるのは平和構築とか、あと、教育の問題ですね。それから、うちの地区でやってて、母乳のやつがあるんですけど、それの母子の健康とかいうことになります。ですから、いろんな事業があると思うんですけども、その地域の社会奉仕がこの中の七つの分野に合ってるかどうかっていうことを、実はうちの地区では国際奉仕がそれをチェックしてるんですね。
　だから、クラブの中でこういう事業をやろうよって決めたときに、やはりこの七つの重点分野のどの部分に合うのかなということを把握した上でどんなふうにしていったらいいかというふうに、順番にやっていくといいと思うんですね。ですから、これからまだまだ市原中央、いろんな事業をやってると思うんですけども、その中で、これの中であればグローバル補助金を使うことができるんだよというふうに考えて選んだほうがいいと思いますね。
　人道的援助のプロジェクトお勧めかなということで、これはVTTですけど、グローバル補助金も同じです。重点分野にどんな問題があるかっていうことを調査しなきゃいけないです。調査をするのはどこかというと、われわれが調査できるかっていうと、分からないです、はっきり言って。うちの地区みたいに友好地区を持っていると、ガバナー同士で話をして、うちの地区はこうだよとか話があるので分かるんですけど、普通そのまま知らない所へ行って、あ、ここのとこはこうだよねって言っても、駄目なんですね。
　ある地区で私が相談を受けたんですけど、実は日本っていうのは、昔、津波がありましたでしょ。3.11の津波のときに、それの復興のためのノウハウを持ってると。だから、それを海外に教えたいんだ、だけど、それをVTTでやりたいんだって言うんですけども、できないんですよ。ものすごい能力、知力を持っていてもできない。なぜかっていうと、その国にニーズがないんですね。そんなものはうちの国には必要ないよって言われたら、もうそれで終わっちゃうんですね。逆に、復興するためにこういうことが必要なんだけど、それを教えてくれないかっていうような事業があれば、われわれ紹介できますよね。だから、そういう、まず調査ってどんな問題があるのかっていうことから始めないといけないんです。
　計画を立てるためには調査をしてもらいますよね。向こうの相手国、それからわれわれ、行って。そして、どんなことをどういうふうにしてやって、予算はどうしよう、持続的にはどうしよう、測定はどうしよう、こういうことを計画をしていきます。計画を、そこで大まかを作ります。ですから、調査のときにうちのクラブ来年やりたいなって、調査のところは去年もやってるんですね。今年は計画を立てる段階です。11月の9、10でフィリピンから実は16人のパストガバナー、ガバナーエレクト、ガバナードミニたちが来ますので、大体グローバル補助金やると3年間ぐらいの授業になりますので、それぐらいのところで話をして計画を練ってって、来年やっとできるんですね。ですから、計画のところにそういう人たちが入ってもらって実際にやっていくという形になります。
　申請。クラブの理事会で計画できたよと。じゃあ、クラブの理事会でこれでいこうという話になってクラブの理事会で決定して、地区の財団の委員会のほうにこれでお願いしますという形で出します。テンプレートを出したりとか申請書を出したり、見てもらって、これでいいだろうと。手直ししなくても大丈夫だよとなったら、TRFの申請を出す。
　私のVTTをやったときには、実は地区もVTTやったことがないので、日本財団のほうに電話してヤマモトさんっていう女性いるんですけど、その方に相談をしながらVTTのほうを進めてきました。実はそういうふうに、やっぱり分かるところに聞かないと難しいと思います。でも、きょう、梶原さん来てもらってますので、本当に分かんなかったら聞きに行けばいいと思うんです。教えてくれますからね。そういうことを教えるのが地区の財団の委員会の役目なんですね。TRFに申請します。通常は2カ月ぐらいかかります。私のVTTやったときには2週間でOKをもらいました。普通はありえないんだそうですけど、2週間で出ました。
　実施。これ、何をやったかっていうと、衛生士の教育スキルアップをやろうという。なぜかっていうと、あそこのフィリピンっていう国は、今、人口1億2000万近くなってるんですね。だけど、日本の皆さんの平均年齢46歳ですけど、日本はね。フィリピン23歳です。ていうことは、ものすごく子どもが多いんです。それで、フィリピンっていうのはサトウキビの国ですから、行ってみれば分かるけど、みんな食べ物甘いです。ブラッシング指導。ちょうど私たちが歯医者になった頃の日本と同じぐらいの状態なんですね。そうすると、これから予防教育しない限り駄目なんですけど、予防の専門家をつくらないと絶対できないんですね。
　今、日本では12万人の衛生士がいます。向こう、われわれがこれをやったときに、3年前に資格制度ができて、35人しかいなかったんです。今、35人を教育して増やしたいわけですね、われわれ。ですから、再来年VTTをもう一度やって、今度は向こうから専門家を呼んできて、数を増やしたりとか教育をどうするかっていうようなVTTをやろうかなって、今、計画して。実はもう向こうと話を始めてるんですね。これは、その計画を出すまでには向こうの歯科医だとか、そういうところも協力してくれないとできませんので、どうしても2年かかりますね、計画できるまでにね。ですから、早く動かないといけないんですよということなんですね。衛生士の教育してきました。
　効果の測定。衛生士を増やしたことによって、彼らがどのくらいの人たちを教育することができて、どのぐらいのスキルで周りに普及していくかということを数字で出していかなきゃいけないんですね。だから、年に何人ずつぐらい増やしてくよとか、そういうことの目標を立てて、その後の教育はどうするかっていうと、地元の歯科医師会できちっと教育してますよということも全部一緒に織り込み済みにしないと、TRFの許可は下りないんですね。
　そして、最後に報告をしなきゃいけない。報告を怠るとDNF振り込まれなくなるんですね、次の年から。だから、一つ何かをやって報告をしないと大変なことに。特にうちの地区、55クラブが全部社会奉仕で地区補助金使ってますから、一つのクラブがもし出さなかったら55のクラブが全部迷惑被るんですね。ですから、報告をしなきゃいけない。報告を実施から半年以内というのは決まりがありますので、これを数値的にどういうふうになった報告をしなきゃいけない。
　だから、今回、市原中央ロータリーでやってますけど、あれの報告は楽なんです。なぜ楽かって、それを入れたことに、例えば手術の数がどのくらい増えたとか、地元の人間たちがどのくらいの恩恵をこうむった、それはすぐ数字で出ますよね。だけど、われわれやったような教育に対してはすぐ数字では出ないんですね。ですから、そういうとこがちょっと難しいんですけど。数字で出るような形のものはやりやすいと思ってください。
　次、行きます。調査って皆さん言うんですけど、われわれが行って調査が何ができるかなといったときに、相手の国を知らないと駄目ですよね。相手の言ってることをそのまま鵜呑みにするわけにいかないんです。これはフィリピンですけど、マカティ地区といって銀座と同じような地区。ビルが乱立してるような地区ですね。多分、タイに行くと、バンコクがこの辺にあるんです。この隣がトンド地区っていってマニラの端っこのほうなんですけど、昔、スモーキーマウンテンがあった所なんですね。そこだと、本当に歯ブラシなんかないし、虫歯の洪水の状態なんですね。
　左の下の所、これはミンドロ島っていう所なんです。ここは一番フィリピンで遅れてるっていうんだけど、貧乏じゃないんです。なぜかって、農家なんです、ほとんどが。だから、食べることに困らないんです。だけど、教育の問題で遅れてるので、こういうところでわれわれも歯を随分抜きに行きましたけども。決してマニラみたいにマネー、マネーっていう子どもたちがいるわけじゃないんですね、ここね。だから、そういう地区もあるんですね。そういうところの問題点は何か。
　それから、隣のセブ島ですね。セブ島っていうのは実はマクタン島っていう、本来がいって、リゾートなんですけど。マクタン島から橋を渡ると本当のセブ島になるんですね。でも、そちらも貧しいんです。その橋を渡ってリゾートの所へ仕事に来ている。そうすると、そういう仕事ができる。ですから、そういうところで何をやんなきゃいけないかっていうことをまず見てこなきゃいけない。それをまず、リゾート行ってフィリピンに調査行ってきたぞ。これは駄目なんですよね。ですから、やっぱり行ってみて、国の中でどういうことがあるのかなっていうのを見なきゃいけないですよね。
　それから、次に、相手の国のロータリークラブが何やってるかな、社会奉仕を何をやってるかなって見てこないと駄目なんです。社会奉仕を何をやってて、その地域の問題点を見てこないといけないんですね。物を配ったり、いろいろしますけども、われわれ、実は物を配らないんですね。なぜ配らないかっていうと、物を子どもたちに与えると、紛争の種になる。強い子が弱い子から取り上げる。下手すると、われわれ、歯を抜いてますでしょ。そうすると、学校のところでそこで何かあげると外でもけんかしてますよね。薬を渡してあげると、外でも薬取り上げて、下手すると親が売ってるんですよね。そういう国なんですよね。ですから、そういう問題点が何かっていうことを、こういう所行って実際に見てくる。これが大事ですね。ですから、タイに行ったらばバンコクにいるんじゃなくて、バンコクのクラブが地方のところをどういうことをやりたいかっていうことを見てこないと駄目です。
　相手のクラブはわれわれに何を求めてるか、それを聞いてこなきゃですね。これは向こうのクラブが、マカティの地区って実はビルが乱立してるけど、はしご車ないんだよねって。はしご車欲しいって。われわれの地区で日立消防署、ちょうどはしご車、化学消防車、これが期限迎えて破棄しなきゃいけない。破棄すんのもすごいお金かかるそうですけども、消防車、一応5000万ぐらいするんですね。それ破棄するのにお金かかるから、ロータリーさんもらってくださいというのでもらってきて、向こうに送りました。
　何を向こうが求めてくるかってことも大事なことに、それができるかどうかっていうことを見極めなきゃいけない。ですから、市原中央さんのところに相手のクラブが何を求める。だから、相手のクラブをこれからどうやって探すかもお話しします。
国際奉仕で補助金を使うのに、相手の社会奉仕の事業を知ることなんです。相手の社会奉仕の事業を知ること。そして、うちらの地区、2820地区は有効地区をなぜ持ってるかっていうと、人道的援助をするために作ったんです。教育的援助とか、そういうのだったら必要ないんですね、あんまりね。それは奨学生だしって思ってる。例えばイギリス出したり、オーストラリア出したり、アメリカに出したり、それから。友好地区なんて必要ないんです。人道的援助、さっきの七つの重点分野をやるためには、友好地区あるとすごく便利なんですね。
　それが続くようにするためには、歴代のガバナーたちがちゃんと行き来をして交流してくれないとできないんです。ですから、2790がもしそれをやろうとするんであれば、そういうことを、よし、やるぞっていうガバナーがいないと、なかなか難しい。トキタさんに期待してますので。
　それで、あとは姉妹クラブ作るんですね。うちのクラブは13人しかいないクラブですけど、四つのクラブと姉妹クラブです。日本のクラブの間違ってるところは、姉妹クラブ結ぶと何かしなきゃいけないと思ってるんです。何かをするという約束の姉妹クラブ結ぼうとすると、相手の国のクラブからノーって言われます。なぜかっていうと、それを毎年やること嫌なんですよ、向こうだってね。ですから、おまえのところとうちは友達だよねというクラブが姉妹クラブなんですね。何かあったときに来てくれよ、何かあったときには手伝うよ、そういうクラブでいいんですね。
　だから、姉妹クラブと友好クラブでいいと思うんですけど。英語で言うと全部同じなんですよ。だけど、それでいいと思うんですね、考え方はね。ですから、そういうクラブを作ってとくと、やっぱりやりやすいと思います。
　それから、地区の国際奉仕委員会を活用することなんです。自分たちの事業がこれでいいのかどうかっていうことは地区の国際奉仕に相談するといいと思うんですよね。これが本当に七つの重点分野で、向こうの社会奉仕をやる国際奉仕の事業なのかどうかっていうことを相談することなんですね。うちの地区だと国際奉仕がいいかどうかチェックをしますのでね。必ずやるようにしてます。
　資金契約はうちの地区だと、国際奉仕の予算の、この指とまれを使うとか、地区補助金使うとか、ワールドファンドを使うとか、自前の自分たちのクラブのお金を使うとかありますので、どんな資金を使うのかということを考えればいいと思うんですね。一番下はわれわれのクラブが医療法人チームを持っているので、こういうものを作ってやってます。
　『ロータリー財団ハンドブック』。これ、2021年、来年、多分新しいのが出ると思うんですけども、ここの47ページですね。パートナーシップとして実施国の提唱者がやること。援助国の提唱者がやること。実施国、援助国両方の提唱者がやることって明確に分かれてるんですね。われわれのほうは援助国ですから、資金、技術的な支援、その他の指針を提供する。実施国内、国外でできるプロジェクト関連の課題を実行する。現地視察を通じたプロジェクトへの参加。現地視察もしなきゃいけないんですよね。当然、行く場所を見てこなきゃいけない。派遣したチーム、VTTの場合、こういうことですね。
　実施国はプロジェクトの発案です。さっき言ったように、自分たちの社会奉仕の発案をしなきゃいけないんですね。地域社会のニーズの調査を実施して、われわれのほうに、援助国のほうにこういうニーズがあるんですよってことを教える必要がありますね。
　プロジェクトの予算の管理。それから奨学生の支援したりとか、そういうことしなきゃいけないんですよと。
　プロジェクトの資金の受領ってありますね。プロジェクトをやるところにロータリー財団から振り込みがされます。ですから、申請書作ったら振り込む銀行口座作りなさいっていうのが向こうの国のほうに行きます。そこへ振り込まれるんですね。ですから、それの管理を全部しなきゃいけないのは向こうの国のクラブになります。でも、地区が大体それを見てますけどね。
　両方がやることは、グローバル補助金の要件を両方で話し合って遵守するっていうこと、プロジェクトを立案すること。両方でやんないといけないんですね。片っぽだけでやってたら駄目です。
　それから、協力する提唱者と連絡を取るそのためのプロジェクト委員会を設置。ですから、本来でしたら、ここの市原中央から2人なり3人の委員と向こうからも2人3人の委員が出て、内容を精査しながら決めてくというのが本来のやり方です。ですから、われわれのクラブだと3人ぐらいがもう向こうと、今、話し合いをして。この間、フィリピン行ってきて、今度、フィリピンから来るわけですよね。そこで話し合いをしてという形になります。
　それから、必要に応じてそして他団体、非営利団体とか政府機関とかパートナーシップ。ですから、われわれVTTやったときには向こうの歯科医師会と提唱して、場所とか、そういう所の選定とか、そういうことをしてもらいました。
　やはり、どうやったらパートナーが作れるかっていうと、一番簡単なの、国際大会に行って決めてくればいいんですけども、それにはガバナーがやってもらうといいですよね。一緒になんかできるようなところって必ずあります。それで、われわれの日本からだと、台湾とか韓国と結んでるところ多いと思うんですけども、その二つは日本と同じぐらいのレベル以上になってますので、人道的援助をやるとなったら、そこと一緒にそうじゃない地域。世界中でいうと、北のロータリーが南のロータリーを援助する。ヨーロッパがアフリカを援助する。北アメリカが南アメリカを援助するというような、北が南を援助するというような形が多いですから、一緒になってやるということも考えていいですね。
　それから、姉妹クラブと友好地区とか、そういうとこと交流することが大事です。それから、WCSに参加する等の交流。だから、何かをやっているところと一緒に行って、どんなことをやってるか見てくることも大事。、マニラ歯科医師会の課長さんでした。ガバナーになる、パストガバナーですね、今ね。彼女に、われわれ、歯科医療で一緒にやってたもんですから、こういう事業どうだろうって話したら、それはやろうってことになって。あとはガバナーのやる気なんですけど、やろうってことになってできました。
　こちらは私のクラブの姉妹クラブなんですね。ガバナー就任式のときに写真撮ったものですけど、やっぱり交流していないとできないです。ですから、作ったら交流してください。でも、台湾とかと交流すると、台湾は毎年周年行事ですから大変だと思いますけど、そういうことも含めて楽しいロータリー生活ができると思います。
　職業研修チーム、これは今のところ、やろうと思ってもなかなか難しいと思います。もしやる気になったら、方法はあって。私がロータリー財団の委員会入ったときに最初に言われたことは、VTTをやれと。アガイ総括委員長に言われたんですけど、VTTをやれと。分かりましたってやったんですけどね。ていうのは、別に難しいというふうに思ってるけど、実は向こうにニーズがあれば完璧です。ニーズがあれば簡単なんですね。ですから、知り合ってればできると。それだけなんです。
　やり方は同じですね。プロジェクト内はこんな形で、最後に実際に衛生士たちがわれわれが教えたとおりできるかっていうのを実施しました。ですから、実際にできるかどうかっていうことまで見てきて帰ってきましたけど、今度はこういうことをちゃんと教えられてるかどうかっていうVTTをやりたいなと思ってます。
　それから、これはタイのほうでやったんですけど、これは去年の会長ですけども、タイの北のほうの病院に手術器具を送りました。今回、タカハシさんところに来て、この市原中央に来ているカサムチャイですね。カサムチャイパスクガバナーとやった事業の一つです。ですから、これを送ったことによってどのくらいの人たちがいい影響を持っているかっていうような数値的なものが出せるということを見てですね。
　私も、実はタイのほうと25年前に行って、友好地区を結ばしていただいたんですけども、それからずっと交流してます。ですから、交流してるので、カサムチャイとかチャイバイとか、この間の飯田さんとか、そういうパストガバナーとも本当に仲良くさしていただいてるので、事業を探すのはそんなに苦じゃないんですけど、やり切れないできないことはないです。去年の会長がやりたいというので、これをやりました。これも大体2カ月で申請して通ってます。こういう形で行ってます。
　オオノ幹事から話聞いたんですけど、このグラフでローターアクトを使って何年後かにベトナムで事業をやりたいなという計画があるという話を聞きました。実は3350というのは、ミャンマー対カンボジア、ベトナム、この四つの国で構成されてます。全部、王政、王立の国であったり、社会主義であったり、軍の独裁であったり、そういうような国が集まってるんですけど、ロータリーはなぜかみんな仲いいんですね。
　3350のタイが一番ロータリーが多いんですね。ベトナムが六つぐらいで、去年、初めてローターアクトができたというような形なんですけど。ですから、タイのほうと仲良くしてたほうがもらいやすいと思います。ですから、ベトナムに行ってやる場合でも、3350地区なんだよっていうことが分かってて、そういう付き合いをしながらもらってくるといいと思うんですね。
　特に私が仲のいいのは、シロモロータリーのカサムチャイさんとか、パツムアームのチャイバイさんとか、スリウォンロータリーの飯田さんとか、この辺は行くと、いつも一緒に酒飲み交わしてる仲なんで、仲いいんですよね。ベトナムのこと、どうしても、なんか引き詰まったよって言っていただければ、何か力になれるかもしれません。いずれは、これ、分かれると思うんですけど、ベトナムもまだ少ないし、カンボジアは確か三つぐらいだった。最初に僕が行ったとき、三つだったんですね。それから、ミャンマーもどのくらいか分かりません。タイは結構ありますね。ですから、タイがほとんど牛耳ってると思っていただければいいかと思います。
　グローバル補助金の申請はいつでもできます。年度を続いて随時できるんですね。だから、いつやってもいいんです。ただ、地区のほうには予算がありますので、予算がなくなると次の年ですよっていう話になってきます。また、TRFのほうは受理された順番に審査されてきますので、なんか問題があると差し戻しになりますから、順番が遅れてくと。だから、なるべくきちっとした申請書を出すということが一番かなと思います。
　完了、報告書の提出。中間報告をして、最終プロジェクトを報告をすると。これは絶対してもらわないと、この地区全部に迷惑が掛かりますから、これは必ずやってください。期日を過ぎても本当にお金振り込まれなくなりますもんね。地区全体のクラブに影響しますから、これは必ずやってください。ご清聴ありがとうございました。

点鍾	：髙橋会長
ソング	：それでこそロータリー
司会	：篠田SAA
お客様	：国際ロータリー第2820地区つくばサンライズRC　雨宮淳様　千葉RC　梶原等様