市原中央ロータリークラブ週報　2025.05.20

どうも、高木でございます。よろしくお願いします。
私は1987年、88年の財団奨学生でございまして、アメリカに留学さしていただいたご縁で、ロータリーに入っております。南極といっても、南極の海に行ってきただけで、南極の大陸じゃない。一歩も足を踏み入れていないんですけれども、一応、タイトルは『南極温暖化2025』ということで、お話ししたいと思います。
　私、この前の3月31日で一度、引退しまして、退職金ももらいまして、今、人生で一番、金持ちなんですけど、その前に、長年、30年、勤めたので、お願いだから連れてってって言って連れてってもらったんですけど、1月8日に日本を出て、9日にフリーマントル、オーストラリアの西海岸の港町で、2次大戦中は最大の、連合軍の潜水艦の基地だったんですね。9日に海鷹に乗って、11日に出港しまして、南極の海に行って、いろいろと調査。その辺は、後でもう少し詳しくお話ししますけれども、2月7日に、タスマニアっていうのはオーストラリアの東海岸の一番下で。タスマニアデビルって聞いたことないですかね。タスマニアにしかいない、おっかないんですけど、そこに入港して、下船して帰ってきたということでございます。これが海鷹丸という船でございまして、うちの大学は東京海洋大学というんですけれども、もともと東京水産大学と東京商船大学が、あんまり気乗りはしないのに、文部科学省から統合せいと言われて、統合してできた学校でございまして、恐らく、古手の方には東京商船大学とか東京水産大学のほうが名前が知れていると思います。この練習船は元水産大のほうの練習船で、水産大の一番、大きな練習船は代々、海鷹丸というふうにいっております。海鷹丸1世、2世、3世、これ4世のはずです。2000年に竣工しまして、全長が93メートル、全幅が14.9メートルで、トロールとかを実習する漁船の扱いになっております。海洋科学部、元水産大の学生は、この船の乗船履歴と申しまして、世界的なルールが決まっていて、外航船で500トン以上の外航船に乗る。、一番下っ端のやつでも、最低1年の乗船履歴がないと免許がもらえないことになっておりまして、これに乗ってないといけないんですね。毎年、日本に極地研というのがございまして、そこの南極海の海洋調査をこの船でやるというようなシステムになっておりまして、そういう関係で私が行ってきたということでございます。
　これが航跡図でございまして、オーストラリアの西海岸の一番下の所が出発点のフリーマントルで、そこから南下しまして、それから南極大陸沿いに東に行きまして、それから上ってきて、タスマニアに戻ってきたというところでございます。そこに、『ほえる40度、狂う50度、叫ぶ60度』って書いてあるんですけど、ここは周りに何も遮る陸地がないので、ものすごく風が吹くことで有名なんですね。ヨットレースとかご存じの方は、わざわざここに、みんなヨットを持ってくるんです、風が、すげえ吹くから。いつも西風が吹きます。西から東に向かって、びゅうびゅう風が吹くことがとても多くて、『ほえる40度、狂う50度、叫ぶ60度』っていわれておりまして、これが、周りに何もないことを示す証明のような、南極を中心として描いた地図でございまして、周りに何もないことがお分かりいただけるかと思いますけど。すげえ風が吹きます。なぜ南極の海洋調査かっていうと、先ほど申しました東京水産大学の、元水産大の海鷹丸2世というのは、1956年、初の南極観測時、宗谷という船がございましたが、それの伴走船でした。宗谷で何かがあったら海鷹が救うっていうような感じですかね。その当時は、航海計器とか、いろんな物が、それほど発達していない時代でしたので、これは調査というよりも冒険に近かったと、今の海鷹の船長が申しておりましたが、海洋調査をすると何がおいしいかというと、国立極地研究所、さっきの極地研が、フリーマントルの燃料、港湾使用料、全て経費を負担してくれます。例えば、フリーマントルにいるとき生活排水を海に流しちゃいけないと言われて、毎日、自分たちの船から出る生活雑用水をタンクにためておいて、その水を陸に上げなきゃいけないのに、1日70万から80万かかるんですね。3日いただけで、3×8、240万ですね。船自体も、お金かかるんです、車よりも燃料をたくさん燃すので。燃料を、1日走っていくと、約10トンたきます。1トン9万円なので、1日90万、燃料代でかかります。28日、乗っていると2500万くらい、燃料代だけでかかるんですけど、これを極地研が持ってくれます。学生は乗船履歴のために3カ月、航海は、どうしても(＃＃＃＃＠00:10:54)3カ月、必要で、そうすると極地研のお金で航海ができるという、非常にうれしい状況になります。
　それから、海洋大学の品川のほうのキャンパスには、地球物理の先生とか生物の先生もいらっしゃるので、研究の足しになって論文になるということで、いってみれば、ウィンウィンという関係になっているわけでございます。Youは何しに南極へっていう話なんですけど、大昔、文部省の資金を獲得して、そこに書いてある『海事英語評価プログラムの開発』っていう、今、国立大学は競争的資金の導入と申しまして、昔は1人幾らとか、各学校に幾らっていう、つかみ金をくれてたんですけど、それを、うんと減らして、僕は、こういうことをします、うちの大学は、こういう研究をしますっていって申し込んで、よし、金をくれてやるって言われてもらわないと、研究ができなくなっておりまして。このとき、3年のプログラムを僕が申請書を書いて取ったんですけど、そのときから、もともと水産大と商船大ですから、あんまり交流がないんですね、場所も違うし。私企業の統合だったら、恐らく高いほうの土地を売っ払って、安い所に一緒になると思うんですけど、大学の統合は、そういうことにはならないんですね。両方のキャンパスが別々で、先生は元自分の大学の学生にしか教えないっていう状況がずっと続いておりまして、ここだけの話ですが。ただ、船の関係は、こっちも向こうもあるのでということで、一緒に学校をしていたんですけど、そのときに、海鷹丸で海事英語、教えたりとか、私が行ってしたりとか。今の船長、講師は、そのときチョッサーと2等だか3等だったんだと思うんですけど、このプログラムの開発っていうお金があったので、アメリカの海事大学に視察に行ったりとかっていう、ちょっといい目も見まして。それ以来、ハヤシ船長、ハギタさんっていうんですけど、2人と仲よくしているので、「高木先生、最後だから乗りましょう」と言われて乗ってきました。一応、ただ遊びに行っただけじゃなくて、船の上で海事英語の教育、つまり、学生が乗ってますので、学生に英語を教えるという作業と、それから教材を作成するということをやっておりまして、もう一つ重要な任務、船上カメラマン。こういう業務が重要になるので、船の上でたくさん写真を撮ってまいりまして。たくさんお見せします。これが、キャプテンハヤシです。向こうに見えるのはヒョウゴさんですね。ハヤシキャプテンも僕と同じで、今度の3月に引退されました。
　これが出航のときのなんですけど、今、船って、あんまり旗、使わないんですけど、出航する前とか、それからパイロットを乗せたときには、ある特定の旗を揚げるって決まってまして、一番左側はPですね。パパ。P旗っていうんですね。左側の白がH旗ですね。ホテルっていうんですけど。音、出るかな。こういう感じですね。P旗は、これから出航します、全員船に戻ってくださいっていう意味です。右側のH旗は、パイロットというか、水先案内人が乗ってますっていう印です。しけます。11日に出航して、12日の夜から風が強くなりまして、15メートル・パー・セコンドを超えると結構、吹きます。そうすると、海も荒れます。13から14日にかけて、波の高さが5メートルを超えます。波っていっても、うねりと申しまして。だから、5メートルっていうと、こっから、あの上まではないかもしれないけど途中ぐらいまで、海が、ばって上下するんですね、長周期にわたって。そうすると、船首部分が、ぐって持ち上がって、下に、バンッてたたくと、こういう状況になります。これをバーンスラミング、相当、揺れます。こうやって、ご飯食べるときに座ってるじゃないですか。脇から波が、パンッてなると、こういうふうに、かじを切るんですよ。私、一遍、倒れました、飯食ってて。夜は、ベッドにしがみつかないと、ベッドから転げ落ちそうになったりしまして、とても大変でございます。しけます、海は。
　これが、ほえる40度で、音を出すと、ほえます。こんな感じで風が、わんわん吹きます。これ、今、南に向かっているので、つまり、この状況ですね。常に左に傾いた状況で、ずっと進みます。風の影響で、ずっと左に傾きながら進みます。これ、ブリッジで撮ったやつで、ずっとこの状態です。あれ、モニター、傾斜計なんですけど、左側に25度、右側に5度、傾いて。黒が今の船の状態なんですけど、つまり、左に10度傾いた状態で、25度と5度の間を行ったり来たり、ローリングっていうんですけど、しながら走っていってる状況です。ただし、なぎのときもあります。1日か2日だった、青空が見えのは、乗ってるうちに。こういうときも、たまにありますけど、他は、いつも風が吹いていて空は曇ってます。このとき、私はこの人のことを思い出しました。恐らく、古い方は知ってますよね。知りません？天地真理さん。うねりがないって、すてきなことねと思いました。本当に、うねりがないのはすてきなことねと思った次第でございまして。
　一応、観測を、どんなことをしたかをお知らせしますと、左側がCTD、海水の伝導性、Conductivity Temperature Depthかな。この三つを一遍に測れる機械で、これを海中に、海の底ぐらいまで、ずっと下ろしていって、定期的に温度とか塩分。塩分濃度なんですよ、伝導率って実は。塩分濃度と深さっていうのを測っていくという機械で。これがあると、海の中にどのような流れがあって、どういう層の海水が存在するかっていうのが分かって。これは、衛星とかでは見られなくて、誰かが行って機械を下ろさないと、どうしても取れないデータなんですね。これを毎年、同じ所で同じようにやりましょうっていうのが極地研の方針で、海鷹丸は、その一部をやっているということですね。右側はプランクトンのネットかな。これは海面の表面にどんな物があるかっていうのを、引っ張って採るんですけど、なんと、マイクロプラスチックは南極の海にもあるんですね。それぐらいマイクロプラスチックは世界中に広がっております。これは、海水が凍った氷の中にどんな生き物がいるかを調べるために、氷を採取しているところです。先生と一緒に食べた氷は、これじゃないです。氷山の氷ですけど。これは海水が凍った氷で。右側は、観測装置を海に入れる前の状況でございまして、この長く連なった観測装置を次々と海に沈めて、1年ぐらい放っといて、また帰ってきてピックアップするっていう作業をします。
　南半球ですので、星が出ます。南十字星はどれでしょう。左側の写真。これです。ここに南十字星があります。北は北極星があるので北を示す星があるんですけど、南は南を示す星がない。仮に、この南十字星から、このぐらいと広げるんでしょうか。これ、右側、分かりますかね。オリオン座です。日本とちょっと違うんですけど、何が違うでしょう。「向きが違う」そうです、おっしゃるとおり。人間が逆さ向いてるんで、逆に反対に見えますね。日本は、真ん中の三つと縦になってるのが下向いてるはずなので。南半球に行くと違います。
　幸いなことに、食事が結構いけました。もちろん限界はあるんですけど、日本人の賄いで、皆さん一生懸命おいしい料理を作ってくれて。1カ月間、料理をしなくていいっていうのは結構、天国のような。上げ善据え膳が続くっていうので、こんな感じの、ウナギとか、ハンバーグとか、オムライスとかですね。こんなように、いろんなおいしい物が食べられて、とっても幸せでした。ちなみに、僕がひっくりこけてから、椅子。船の椅子って、下に金具が付いていて、床にチェーンで留めれるようになってるんですよ、ひっくりこけないように。あのままじゃ、英語の先生いつか死ぬかもしれないって。これが私の居室なんですけど、なんでこのような恐ろしい状態になってるかっていうと、暖房が効きまくっているので、すごく乾くんですね。外、寒いので。レイ度ぐらいなので。そうすると、どうするかっていうと、洗濯したら乾燥機に入れないで部屋に持ってきます。ぬれたまま掛けておくと、いいあんばいに、何となく部屋が湿るっていう感じですかね。
　私、1月22日が誕生日なんですけど、63歳の誕生日を南極の海で迎えまして、賄いの人が優しいので、直之おめでとうなんて書いてくれてますけど、1月22日に63歳になって帰ってまいりました。私それ、キャプテンに頼んで撮ってもらったんですけど、氷山をバックに長いレンズのカメラを持って撮ってもらいました。これ、学生の状況ですね。音、聞こえるかな。ふらついちゃいますね。ふらふらしてるんですよ。よくこんな所で。右側は氷山の高さを六分儀で測ってるところなんですけど、こんな感じです。風、強いです。大変なんですけど。昔は六分儀っていうのがないと、自分の船がどこにいるかを知ることができなかったんですが、今では素晴らしいGPSというのがございまして。皆さんのiPhoneと一緒です。どこにいても自分の位置が分かりますけど、昔は、あれがないと駄目だったんですね。あれを使って、例えば南中高度といって、太陽が一番、高く昇ったときの高度が分かれば、自分の船の何が分かるかっていうと、経度じゃなくて緯度が分かるんです、必ず。だけど、経度は正確な時計が電波で分かるようになったんですね。それは、どうでもいいや。これ、レーダー画面ですけど、黄色い、ぽつぽつは、なんでしょう。あれ、みんな氷山です。真ん中に自分の船がいまして、周りにある黄色いのは全部、氷山です。氷山の間を走っていました。遠くに見えたの、赤い所に何かいるんですけど、なんでしょう。ペンギンなんですね。もうちょっと陸に近づかないとペンギンは見られないんですけど、海の上でペンギン見られました。氷山です。船が航行してます。これは、陸地に積もった雪が固まった氷なので、飲んでも大丈夫です。こんな感じで、実に幻想的で、きれいでした。青の洞窟みたいですね。こんな感じの風景とか、こんな感じの夕焼けとか。
分かんないなあ。だけど、すごく、今は夏なので、昼が長いんですよ。だから、この状態でも、夜の8時とか9時とかでも、こんな感じです。ほとんど夜が、3時間とか4時間しかないって感じでしたね、夏なので。こんな感じで、虹も架かったりしました。きれいでしたね。船上のカメラマン。
　これ、海の生き物ですね。さっき、網、引いてたじゃないですか。あれで採れるやつですね。これ、クリオネってやつです。クリオネちゃん、かわいいけど物を食べるんですよ、ぐわって。右側がオキアミ、ナンキョクオキアミ。のぞいてください。動いてます。ナンキョクオキアミです。全ての生き物を支える、こいつが一番最初に食われるやつですね。かわいそうに。
これが生態系の一番最初を支えるやつです。この海域にはクジラがいます。クジラ。ザトウクジラです。2匹いますね。音、聞こえました？プシューって。結構、大人じゃないかな。分かんない。これ、観測のたびに、物を降ろすときには止まってるわけじゃないですか。ずっと停船してますよね。止めてますよね。そうすると、こいつら寄ってくるんですよ。見たことないやついると思って来て、なんだ、これって見に行くんですね。これ、本当に、ここからその辺の距離ですから、これ見たら。本当に、すぐそばにクジラが寄ってきて、こんにちはしてくれます。こうやって、入ってこんな感じです。ザトウクジラです。この子は潜水するときに、潜るときに尾っぽを出す。全部のクジラが、尾っぽを出すわけじゃないんですって。この子は尾っぽを出すタイプのクジラで、このしっぽの写真は私が撮りました。鳥は山のようにいます。アホウドリのオンパレードで、南極の海にしかいないアホウドリが、たくさんいるんですね。これ、ワタリアホウドリっていうそうなんですけど、世界最大のアホウドリだそうです。翼長が3メートルぐらいらしいですね。こんな感じで、すげえたくさんいました、鳥は。こんな感じです。これはユキドリといって、これも南極にしかいない鳥で、えいえいって、飛び立つときに、こんな感じで飛びます。これも目が黒くて、ちょっとヤクザみたいな感じのアホウドリですよね。これもアホウドリ。この子、太ってる。名前を覚えてたんですけど、忘れました。イルカもいます。
　タスマニアに着いたら、クイーンエリザベスですよ。クイーンエリザベス号が、すぐ隣の岸壁に着いてました。今、日の丸、見えてますけど、うちの船の船尾です。一番後ろの所です。上陸して、『カスタムズハウス』って書いてあるんですけど、これ、飲み屋です。あと、タスマニアビーフを食いまくる。右側の、これは学生じゃなくて部員さんですね。こんな女性も船の上で働いてます。みんなで、おいしいステーキを食いました。一番、右端が元船長です、海鷹の。この人、恐らく日本の中で一番、南極の海を走ったことがある人だと思います。帰りの空港は、タスマニアに、空港に行くと、タスマニアデビルっていうんですけど、デビルの銅像が椅子にいるっていう。この子、ちっともかわいくないんですよ。クワーッていって、ものすごく凶暴なんですね、この子。動物園とかに行くと、非常に怖い感じです。右側には、どっかのロータリークラブが置いたチャリティーボックスがございまして、皆さん、使わなくなった小銭とかお札を入れて帰るという状況でございます。
　最後に、うちの学生から、南極海到達ということで、これ、船のコンパスデッキ、一番上のデッキなんですけど、そこで氷山をバックに。私が撮った写真ですけど。見ていただくと、女の子もいるでしょう。昔は男しかいなかったんですけど、今は女性の船乗りもたくさんいるので、こんな感じになっております。
　ということで、おあとがよろしいようで。何か質問があれば、何でもしてください。
こちらの船のところで、海水が凍るって、よっぽど冷たい、マイナスの。
そうですね。海水、大体、レイ度とか、もうちょっと下になってたりとかっていう感じですね。だから、落ちると、恐らく1分ともたないで死にます、すげえ寒いので。そういう死に方も悪くないかなと、痛くないので。恐らく、ふうっと気が遠くなったら終わりじゃないかなって思います。
A－　先生、2005年の海洋プロジェクト、幾らか。
忘れました。その辺が、大学の先生のいいかげんなところで。ていうのは、われわれ、お金、全然、現金で持たしてもらえないんですよ。例えば、あれで海外に行くといっても、自分が最初に立て替えて、いろいろ全部、書類をそろえて、学校の事務に、これだけ使ったから、お金出してって言わないといけなくて、お金の使い勝手がめちゃくちゃ悪いんです。
B－さっきおっしゃってたの、大学4年ですか。
　はい。
B－さっきおっしゃってた、大学は4年で、卒業してから乗らないと免許が取れない。
　そうです。うちのサイドは、1、2、3、4年にいく間に6カ月、乗るから。で、卒業してから6カ月乗ります。品川は、もうちょっと違うシステムなんですけど。いずれにせよ、全部で1年間、乗らないと駄目です。
C－そうすると、資格は。
C-うちの学校ですと、3級海技士の筆記試験が免除になります。1年間、乗船履歴が付いた段階で、国土交通省が実施する口頭試験を受けねばなりません。それに合格すると、3級海技士、電気か航海っていう免許が取れます。うちの大学、出ると、筆記が免除になるっていうのがナイスなところなんですね。口頭試験は、やる。
D－じゃあ、まだ試験が。
D-はい。その後、また乗船履歴を付けると、2級、1級、1級っていうか、船長の免許っていうふうに順番に上がっていきます。それには乗船履歴が、また必要です。
E－免許もらったら、更新っていうのは、また試験があるんですか。
E-更新っていうか、上げていかないと。だから、一番下から2番目、一番上。一番上になったら、更新はしなきゃいけないけど、海運職に就いていれば、特別に試験とか受けないでいいです、ずっと履歴が続いているので。だけど、しばらく乗ってない人は、なんかしなきゃいけないはずです。よろしいでしょうか。
　ちょうど1時半になりましたので。どうもありがとうございます。ありがとうございました。

点鍾	：髙橋会長
ソング	：不明
司会	：武田SAA
お客様	：東京商船大学教授　髙木直之様