時田です。本来は青少年委員会の委員長なんで、今月、青少年委員長の話をしようかと思ったんですけど、三好さんのほうから、ガバナーになるに当たっての卓話をしていいっていうことで、それをさしていただきます。本来は公式訪問のときの卓話を30分やる予定だったので、1時40分までかかるんですけど、そうすると、みんなにご迷惑掛かるので、取りあえず1時半ぐらいまでにはお話ししたいと思います。
　それで、きょう、まだ案なんで、これからブラッシュアップしていかなきゃいけないんで、こうしたほうがいいというのがあれば意見をお聞きしたいと思ってます。まずは表紙がありまして、最初に1時間ほどクラブの会長とエレクトと話をするので、懇談会が1時間あるんで、そのときの気付きというのをお話ししようと思います。市原中央の、次年度の会長の北村さんとは、まだ話ししてないので気付きはないんですけど。一応1988年にクラブが設立して、あと2年で40周年になるので、一つは、その40周年に向けてクラブがどういう形であるかというのを、もうちょっと、みんなで考える必要があると思ってます。人数にしても、今32から40ですけど、非常に難しいかも分からないんですけど、それぐらいの目標を持って、みんなで行動していけたらと思います。一応、私が今、市原中央ロータリークラブでの気付きとしては、そういうところで。奉仕については、他のクラブよりも素晴らしくいい奉仕活動をしてるので、特に他のクラブの模範になってると思います。そういうクラブです。
　それで、まず私はガバナーとして、RI会長のメッセージを各クラブに伝えなければいけないので、その辺から話をしていきます。ご存じのとおり、次年度のRI会長は、ブラジルのマリオさんですね。正式名称が、もっと本当は長いんですけど、マリオ・デ・カマルゴさんですね。サントアンドレロータリークラブに所属しています。彼は、会長メッセージとして、『よいことのために手を取りあおう』というのが会長メッセージになります。去年まで、今年の会長テーマは、ロータリーのマジックですね。会長テーマだったのが、今年度からは会長メッセージに変わりました。これは何かというと、会長のテーマというのは会長が決められたんですけれど、会長メッセージというのはRIの戦略委員会とRI会長エレクトがRI理事会に提案して、承認されたものがRIメッセージになります。というのは、行動計画を軸としたメッセージということになります。だから、継続していくためのメッセージというのが『よいことのために手を取りあおう』ということで、今年度、2025年、2026年度の会長メッセージになっています。英語は、『UNITE FOR GOOD』というのが英語読みになるんですけど、まず、行動計画を軸としたメッセージであり、分断されがちな世界において、ロータリーが団結し、希望の光にならなければいけないっていうことを彼は言っていまして。一つは、『よいことのために手を取りあおう』。みんなで良いことのために手を取り合おうということと、今、どちらかというと、ウクライナですとかロシアの分断されがちな世界において、ロータリーは希望の光になるという、そのメッセージが書かれているということになります。具体的に、『よいことのために手を取りあおう』ということで、何をしようとしてるのかというのが、会員増強と活性化というのが重要項目になっています。会員増強と活性化を実現するために彼が言ってるロードマップは、革新と継続性とパートナーシップ。これが三つの柱になるということで、まずは革新なんですけど、革新については、2000年以降、世界はIT社会になって非常に社会が変化をしている。それに対してロータリーは変化をしてなくて、実際の社会と乖離している。それを少しでも実際の社会と近づけようというのが、ここでいう革新になります。
　一つは、例えば通常のロータリークラブ以外に、もうちょっと参加しやすい時間とか曜日を変えて、衛星クラブをつくって、なるべく入りやすくしようというのが彼の考える革新の一つなんですけど。もう一つは、2024年2月の理事会で、今まで研修という言葉を使ってたんですけど、研修委員会とか、その研修というのをラーニングに変えたんですね。要は、ある点では、講師が一方的にしゃべるんじゃなくて、みんなが主役になってディスカッションするような形の会議にしてみましょうというふうになります。それというのも、要は、ロータリーの文化を変えたいっていうRIの気持ちがあって、研修からラーニングに変えたっていうのがあります。それが革新の一つです。継続性は、例えばクラブとか地区において、団結し一貫したリーダーシップがあるクラブは健全なクラブであるってことをおっしゃってます。要は、基本的にはロータリーというのは単年度なんですけれど、その単年度の会長なりガバナーが、次年度、さらにその次の年度の人たちと協力してリーダーシップを発揮したほうが、より良い力を出せる。また、より良い社会の影響が出せるということを、ここで継続性の中で話しています。その継続性の一つが、クラブセントラルからの目標を、3年間の目標を入れようというのも継続性の一部になっています。
　もう一つ、パートナーシップなんですけど、パートナーシップについてはポリオ根絶を例にいたしまして。ポリオ根絶は結局、ロータリーだけでは絶対できないので、WHOとかユニセフ、あとはビル・ゲイツ財団の力があって、今やっとアフガニスタンとパキスタンで数人のポリオの状態。そういう継続することが公共イメージの向上にもなるし、クラブの活性化にもなるというふうに言ってます。それで、先ほど言った、行動計画を軸にしたっていうのの説明になるんですけど、この行動計画は、どういう形で行動計画になっているかというと、ロータリーのビジョンがありまして、そのビジョンを達成するために行動計画というのが作られています。このビジョンというのは、『私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています』ということで、この行動ビジョンを実現するために行動計画があって、その中で四つの優先項目です。この四つの優先項目に従って、それぞれのクラブ、地区は、目標を設定してくださいというふうになっています。
　ここで一番、重要なのは、北村さんは、クラブの健康チェックとか満足度チェックをやられました。その結果をもって、本来、本来と言ってはいけないですけど、要は、市原中央ロータリークラブとして、あと5年後どういう姿になるかというのを、ビジョンを立てて、そのビジョンに従って目標を決めていくというのが一番、大事なことになってます。それで、目標を立てて、その後それを実施して、1年後また見直すということを繰り返していくことが重要だと。それをやることがリーダーシップであるということを考えてます。立案し、構築する、実施する、維持する、評価する、これを繰り返すことによって目標を達成することができて、クラブの活性化につながり、リーダーの資質を高めることができるということが、今、国際ロータリーがクラブ、地区に求めてることになります。ここまでいくと、どちらかというと、RIというのはクラブの組織について、いろいろ非常に、いいアドバイスをしてるんですけど、ただ、私たちが、例えば私が1998年2月にクラブに入ったときのロータリークラブっていうのは何かっていうと、ロータリーとは自分自身の修養の場であり、己の品位ある上質な思想を涵養し、己の人生または事業の展開に、その上質な思想をすることがロータリーの奉仕であり、職業奉仕だということを教えてもらって。ただ、今、ラーニングの中のロータリーというのは、ロータリーとは問題を解決し、機会をつくり出し、変化を促すっていうのが今のロータリーだということで、そこに少し乖離があるんですね。そこで、われわれは本当に、ロータリーなので、間違いなくやらなきゃいけないというのは、ここにいつもあるロータリーの目的を達成するということになるんですけど、最初の条文だけを見ると、『意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある』。これがロータリーの目的であることは間違いないですね。その中のポイントが奉仕の理念を育むというところで、奉仕の理念を育むというのはどういうことかというのが、非常に重要なことになります。
　一つは、皆さんご存じのとおり、23-34の声明の中の、最初の所ですね。『ロータリーは、基本的には、一つの人生哲学であり、それは利己的な欲求と義務およびこれに伴う他人のために奉仕したいという感情とのあいだに常に存在する矛盾を和らげようとするものである。この哲学は奉仕−「超我の奉仕」の哲学であり、これは、「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」という実践的な倫理に基づくものである』と。これは、一つの奉仕の理念を表している言葉だと思います。ここのポイントは、ロータリーっていうのは人生哲学であって。超我の奉仕と、最もよく奉仕する者は最も多く報いられるというのは、ロータリーの二つのモットーといわれてます。もう一つ別の、ポール・ハリスが1935年に書いたThe Rotary Ageという本の中に、奉仕の理想という言葉がありまして、それは、物の過程の最初に、奉仕を置くものであると。換言すれば、奉仕の理想を標榜する者は、受けるべき物質においてではなく、まず与えられるべき奉仕に着眼するべきであるというのが、文献に書かれているわけです。これも、ある意味では、先ほどの23-34の記述と似てる部分であります。奉仕の理念として、これが一番、近い時代だというのが、RIの公式名簿の巻末に記されたチェスリー・ペリーの言葉で、『全世界のロータリークラブは一つの基本理念「奉仕の理念」を持っている』と。それは他人のことを思いやり、他人の助けになることであるというのが、奉仕の理念ですね。私自身が、奉仕の理念はこれが一番、適切だと思います。他人のことを思いやり、他人の助けになることである。
　今までのものを整理すると、奉仕の理念を育むことは、ロータリアン一人一人が職業を通し、または日常生活において、高い倫理感を持って、人に思いやりを持ち、人の役に立つことを実践することである。日々学び、自己研さんしていくことが人生哲学につながると思うというのが、奉仕の理念を育むということなんですけど、ただ、もう一つは、ロータリーを楽しまなければいけないっていうのがあります。これは、佐藤千寿さんの『人作りロータリー』からの引用なんですけど。ポール・ハリスがロータリーをつくった動機を聞かれ、ただ寂しかっただけだというのは有名な話です。要は、寂しかったからロータリークラブをつくった。友達が欲しかった。友達が増えれば、それがまた楽しみだということを言ってます。人間は人の間と書かれる。私があって、あなたがあり、あなたがあって、私がある。その摂理が奉仕の出発点であります。ロータリーを楽しむために、まず1人でも2人でも友達の輪を広げることから始める必要がある。要は、楽しむためには友達を増やすことが大事だということを言われてます。
　もう一つです。これは1989年、90年の、アーチャーRI会長。そのときのRI会長のテーマは、ロータリーを楽しもう、Enjoy Rotaryでした。ここで、その意味として、見知らぬ他人のために自分の時間と能力をささげて、その人の生活を改善、向上させてあげること、自分自身のほうが人間的に大きく成長するのが分かります。他人の尊厳を保つことは、われわれ自身の尊厳を高めることになる。人のために奉仕することは、自分自身の成長につながるということを言ってます。それがロータリーの楽しみだということだと思います。第一に、友人の輪を広げること。それを出発点として、自他共に成長するということになるわけなんですけど、最初のRI会長のテーマ、『よいことのために手を取りあおう』ということと、あとは、奉仕の理念を育み、ロータリーを楽しむ。これを、ある点では違うキーワードになるんですけど、一つ共通したキーワードは、成長っていうキーワードがあります。これが一番、大事というか、これが全てのロータリーの明言の接着剤になると思ってるんですけど。それは、成長っていうことで、自分もクラブも成長しようということで、私の年度の地区のスローガンは、グローロータリーで。自分もクラブも成長しましょうということです。あと、時間を調整して、『八犬伝』の話を少し入れようかなと思ってるところです。これからブラッシュアップしていくので、いろんなご意見をよろしくお願いいたします。以上です。

＜宮田会員＞
フォンさんようこそ例会へ。若い力を大いに発揮してください。

＜田島会員＞
フォンさん例会にようこそ。��橋会長、大野幹事ラストスパート頑張ってください。

本日の出席者数16名
本日の出席率今回53.33％　前々回75.75％

〒290-0081　千葉県市原市五井中央西1-22-25　市原商工会議所2階

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