私は生まれも育ちも現住所の船橋市二宮でございまして、今までに一度も引越しをしたことがございません。勤め先も千葉銀行ということですから、この先も引越しはまずないということで、まことにつまらない人生を送っているわけです。
　先祖がいつから千葉県にいるのか全くわかりませんが、祖父母は４人とも千葉県の学校の教師で、その縁で父母が結婚し、昭和３１年に長男として私が生まれました。兄弟は３人で弟と妹がおります。父はＮＴＴの職員、母は専業主婦でございました。
　自宅の最寄り駅は津田沼ですが、私が子供の時分には、まだのどかで原っぱには野うさぎや野生の馬もいましたし、田んぼには蛍も飛び交っていました。小学校は地元の津田沼小学校ですが、勉強などは一切せず、暇さえあれば野球ばかりしていた野球少年でした。母親に無理やりピアノを習わされていたのですが、あまりに練習しないし、レッスンの時間になっても野球から帰ってこないので、ピアノの先生が頭に来まして、「そんなに好きじゃないならやめれば」というので、「はい。やめます。」ということで１年ぐらいで無罪放免になりました。

　中学校も地元の習志野市立第一中学校で念願の野球部に入りました。こう見えてもショートでクリーンアップです。隣の中学に後に習志野高校で甲子園で優勝投手になり、中央大学を経てヤクルトに入った小川というのがおりましたが、私は練習試合で彼から二塁打を二本も打っております。私にも習志野高校からお呼びがかかるのだろうと思っておりましたが、全くその気配もないので、やむなく自宅から徒歩２０分の薬園台高校に進みましたが、当時野球部がなかったので血迷って陸上部にはいってしまいました。専門は４００ｍ、８００ｍですが、ただ苦しいばｋりですぐ後悔いたしましたが、陸上部は人気がなく１級先輩の男子が一人もいなかったので１年の夏には主将になってしまって脚抜けできなくなり、暗い高校生活を送りました。

　大学は当然のように現役では受からず浪人いたしましたが、まず予備校代を稼ぐので果物屋でバイトをいたしまして、そのお金を代々木ゼミナールに払ったのですが、通ってみたら、予習したらわかっていることを聞いていなければならず、予習しなければ授業自体がよくわからんということで、これはダメだと３日でやめてしまいました。払い戻しされた予備校代と定期代でバイクを買いまして、図書館通いをしようと思ったのですが、免許が届く３日前にバイクの方が先に届いてしまい、人情として家の周りで乗るくらいならいいだろうと乗っていたら、自宅から２分のところにある交番で呼び止められて、なぜだか無免許でつかまり、それで家庭裁判所送りになりました。そんなこんなで図書館もやめて自宅で宅浪いたしまして、１年間昼間寝て夜勉強するという太陽と反対の生活をして何とか早稲田大学法学部にもぐりこみました。
　大学では、これまたバイトとマージャンに明け暮れ、ろくに授業にも出ず４年生になって就職活動の時期になりまして、「お前には全く合ってないからやめておけ」という友人の忠告を無視して、どうやら給料がいいらしいという理由だけで銀行ばかり受けましたところ、人を見る目のない銀行がひとつだけございまして内定をもらいました。こりゃいいやと卒業試験を受け、卒業旅行のヨーッロパから帰国したら、民事訴訟法というのが落ちておりました。追試があるということでほっと胸をなでおろしたのもつかの間、この追試にも落ちてしまいました。「もうどうにでもなれ」と思っていたところ、事務所から明日中にレポート１００枚出せば卒業させるという連絡が入り、徹夜で教科書を丸写しし、何とか卒業にこぎつけました。ということで私の卒業証書は卒業式には間に合わず、同級生とは日付が違っております。

　銀行に入りましたのは昭和５５年でございます。松戸にあります馬橋支店を皮切りに、船橋支店、融資部、営業推進部、従業員組合、松戸支店、人事部ときまして、６年半前に八柱支店で最初の支店長になりました。その後、大網支店、柏西口支店と続いて、現在の五井支店が４か店目の支店長ということになります。

　最後に、私の趣味ですが、私は全くの無趣味で、しいてあげればゴルフが好きです。東金にある新千葉カントリー倶楽部でオフィシャルハンデは１８です。酒は普通に飲みますが一升は飲めません。仕事で皆様のお役にたてるかどうかはわかりませんが、ゴルフとお酒でしたら、すごくもなくダメでもなくということで、お付き合いできると思います。ご用命があれば気軽にお誘いください。