市原中央ロータリークラブ週報      2006.01.17 第852号

国際ロータリー第2790地区ガバナー 山中義忠
第2790地区第3分区Bガバナー補佐 山崎邦夫
会 長:山崎 幸男
幹 事:田仲 正道
例 会:毎週火曜日12時30分点鐘 五井グランドホテル
事務所:〒290−0056 千葉県市原市五井5584−1 五井グランドホテル
     TEL0436(23)1211 FAX0436(23)1217

点 鐘:山崎 幸男会長
ソング:我等の生業
司 会:大垣 結 SAA
お客様:横浜山手ロータリークラブ 曽根 孝雄様、加藤 浩様

会長挨拶:山崎幸男会長
 
皆さん、こんにちは。
本日皆さまのお手元に今年度の収支中間修正予算書が配布されていると思います。10月からの理事会で議論を重ね、これまで当クラブの会議処理が一般会計のみであったのを、一般会計とニコニコ会計と特別会計の3区分に処理することと致しました。
 一般会計は主に会費収入・臨持例会費収入をもとに、分担金や例会費や事務局j費などの運営費支出と冬奉仕委員会活動支出を中心とした会計処理です。ニコニコ会計はニコニコボックス収入や各種義損金収入をもとに、社会奉仕や国際奉仕の事業支出を中心とした会計処理です。
 また特別会計はこれまでの積立金や米山奨学金・ロータリー財団などの特別寄付金を中心とした収支を会計処理します。
 会計処理を3区分に明確化することにより、ロータリー入門書やロータリーのしおりなどに記述されている「奉仕事業のお金は・・・ニコニコボックスの搬出金を充当する」に一歩近づくこととなり、また「当年度集めたニコニコボックス寄付金を次年度の社会奉仕・国際奉仕の財源として使っていくのが正しい運用だろう」という記述の趣旨に合致することとなると思います。
 今年度は期の途中での予算分割・中間修正となったため、とりわけ親睦委員会関係の予算にしわ寄せが行き、ご迷惑をかけることとなりますが、来年度からわ親睦委員会関係の予算にゆとりを持ったものとなるはずですのでご了承ください。

幹事報告:田仲正道幹事
 ●会費の請求書で下期会費の期限が6月30日迄となっていますが、1月31日迄と訂正させていただきます。
 ●次週の納会は新年会及び新人会員歓迎会となりますのでご注意下さい。
 ●前事務局の田辺郁子さんより年賀状が届いています。


委員会報告:なし

卓話:「今私達がすべき会員組織の強化とは」 パストガバナー鈴木 雅博

 
会員減少がロータリーの活力低減の原因であると、研修会等で尤もらしく語られ刷り込みが行われると、会場の雰囲気に呑まれてしまうせいか、不思議に「そうなのか」と納得してしまいます。
 そして、会員組織の強化とは、唯々新会員の獲得に掛かって居り、何が何でも新会員を獲得し会員を増やす事が先決と考えてしまいがちです。其のような考えにとらわれてしまいますと思いもよらない無理をしてしまい、反って会員組織強化に対してのマイナスの結果(会員の質が低下し悪貨が良貨を駆逐してしまう)を招いてしまう恐れがあります。
 職業分類による「一業一会員」制度の緩和(寧ろ職業分類制度の遺棄・ロータリーの基本の放棄とも考えられる)等は、会員増強の門戸を広げ増強を容易にしようとRI規定審議会に提案があり採択されたものであります。しかし、良識あるロータリアンには、ロータリーの魅力を失する愚劣な制度を採用してしまったと写って居るかもしれません。安易に走る、様々な改革と称する変化変更の中に、此のようにロータリーの魅力を失する愚劣な制度を採用してしまったと写って居るかも知れません。安易に走る、様々な改革と称する変化変更の中に、此のようにロータリーの魅力を低減し安易化する諸制度はロータリーの精神性を否定し、大衆受けを狙う俗化したロータリーの姿を作り出そうとして居るかに見えて来ます。
 俗化したロータリーの姿を想像して見て下さい。其所に私達の描くロータリーの理想の姿を見つけ出す事は出来ませんでしょう。
 余りにも強引で闇雲な会員増強は、ロータリーで云う、奉仕の向上を計ろうとするよりも、ロータリー全体の中の極或る一部の者達の自己保身(人頭分担金の安全確保を担って居るのではないかとさえ見えてしまう)の為の方策が『奉仕』を隠れ蓑としてされて居るのではないかとさえ勘ぐってしまうのです。
 他には、出席の扱い、職業奉仕の新解釈等々と、規定議会が開催される度にロータリーの精神性が薄められてしまう事は、唯、単なる奉仕活動を標榜する何所にでもある奉仕団体と同程度のものとなってしまい、ロータリーとしての価値観を見い出す事も出来ず、ロータリーとしての質の良い精神性に基づいた奉仕の意味も無くなってしまいます。
 さて、それでは、ロータリーの組織強化は何のようにして計るかと云えば、第一に、『会員間の親睦』の一言ではないかと思います。
 何故親睦と申しますかと云えば、会員相互の間の意思の疎通を効果的に育み合い、楽しく和やかなクラブライフを生み出す中で、会員の意識の向上が計りお互いが相互に影響しあって研鑽を進め、人格形成につれ人としての生きる中での自身が如何に生きて行くか(孔子は論語・衛霊公の中で子貢の問に対し、それは『恕』であると答えて居る。恕とは、「自分に対してして欲しくない事は、他人に対してもしてはならない・つまり、『思い遣り』と云う意味」)を学び合い、其所に、ロータリーの誕生の切っ掛けとなった、他を思い遣り互いを思い遣り合って世の中を明るくすようとする目的に合致する事が出来ます。
 ロータリーの例会が毎週一回開催される意味は、諸手続きの伝達やお知らせを伝える為で無い事は、ベテラン会員さんの多い此のクラブの皆さんには改めて申し上げるのも失礼かも知れませんが、単純に、例会に委員会の仕事に分担をしなければならない義務があるから、欠席は出席率に影響するし委員会の仕事の分担をしなければならないから仕方無しに出席して居る程度の意識も或るのかも知れませんし、ロータリーの標榜する目的の把振が曖昧な感覚でのロータリーへの参加では、折角出席してもロータリーの恩恵を得る事は出来ません。
 
自己の意識を敏感に研ぎ澄まし自ら学ぼうとする気持ち、謙虚に周囲から学ぼうとする意欲を持つ事が大切でありましょう。そして、自身も周囲に対しての好影響を及ぼす事が出来るように自身を める努力が必要です。ロータリアンとして既に活躍されて居られる皆さんは、素晴らしい人格識見を持たれ、地域の人々から信頼を得、尊敬の眼差しで絶大な評価を認められて居られます。
 其のような素晴らしいロータリアンの皆様が、 覇らず、高ぶらず、お互いに相手の立場を思い遣りながらクラブライフを送れればクラブの中に和やかな雰囲気が醸成されクラブの活力も高まって来る筈です。クラブの活力の高まりと和やかな環境はロータリアンお一人お一人に循環して素晴らしいロータリアンの資質に輝きを与え、地域や周囲から尊敬と憧れをもってロータリーが評価を受け、地域社会の中にその存在と活躍に期待が注がれるのではないでしょうか。
 今、組織の強化の為に為すべき事は、「数も力のうち」と云う考えから脱却し、更にクラブの事業の多さでロータリーを評価するのではなく、クラブ会員の仲が如何に親密でお互いを思い遣り、良い処は伸ばしあい、足らない処がれば補いあってロータリアンとしての資質を高め合える状況に置く事でありましょう。ロータリアンが輝き、クラブに和やかな雰囲気が溢れ活力が満ちて居れば必ず周囲の目が向いて来てロータリーに対する憧れが湧いてきます。そうなれば数は自然に増えて来るのではありませんか。
 クラブの中にクラブ(会中に会)を作るような状況は一番避けなければなりません。ベテラン会員も新しい会員も、会長後継者もそうでない会員も皆が分け隔てなく話し合える、そんなクラブの環境作りが、組織強化の基本であり、其の為には、正しい意味の親睦が無ければならいのではないのかと思います。
 謙虚に他を思い遣るる気持ちになれて例会に臨み、和を大切にして戴き、クラブの発展・活性化をお計り下さいます様、お願いして卓話といたします。

ニコニコ報告:
横浜山手ロータリークラブ
曽根 孝雄様、加藤 浩様
市原中央RCの皆様あけましておめでとうございます。昨年中は、色々と大変お世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

出席報告
在籍者数:50名        
出席者数:31名 
本日の出席率:63.83% 
前々回の出席率:85.42%              
事務局 高橋 信子 TEL/0436−75−0976  FAX/0436−75−1465
http://www.ichiharachuo-rc.com/