市原中央ロータリークラブ週報      2011.09.27
第1121号

国際ロータリー第2790地区ガバナー 山田 修平
第2790地区第3分区Bガバナー補佐 三木 敏靖
会 長:千葉 英隆
幹 事:藤原 勝次
例 会:毎週火曜日12時30分点鐘 五井グランドホテル

点 鐘:千葉英隆会長
ソング:それでこそロータリー
司 会:田中勝SAA
お客様:東海大学付属望洋高等学校 副校長 吾妻俊治様

                                関口祐司先生
                        卒業生 佐藤大文さん
                         2002〜2003交換留学生(メキシコ)

例会内容
 点鐘
 会長挨拶 千葉英隆会長
 幹事報告  藤原勝次幹事
 委員会報告 守屋謙一郎前年度幹事 新竹西北RCへ感謝状
          池田兼雄会長エレクト 市原青年会議所35周年記念式典参加報告
 東海大学付属望洋高等学校 副校長 吾妻俊治様挨拶
                         関口祐司先生挨拶
 ゲスト卓話  東海大学付属望洋高等学校卒業生 佐藤大文さん
 ニコニコ報告 出席報告
 点鐘  閉会

会長挨拶:千葉英隆会長

皆さん、こんにちは。
 本日のお客様は、東海大学付属望洋高等学校 副校長 吾妻俊治様、関口祐司先生、卒業生 佐藤大文さんです。
 先週新世代委員長、宮野さんの卓話を聞いて分かりました。2002〜2003年に交換留学生として東海大付属望洋高校の佐藤大文君がメキシコヘいってきました。詳しい事は今日の卓話で聴けると思います。宜しくお願い致します。今年の活動計画書の57ページを見てみますと、過去25年間で米山奨学生6名、国際親善奨学生6名、世界平和フェロー2名、交換留学生7名、を受入ました。 カウンセラー、ホストファミリーの方々には大変お世話になりました。お世話をするにあたり気持ち、経済的、その他大変な努力のたまものと思います。ご苦労様でした。

幹事報告: 藤原勝次幹事

例会変更のお知らせ 
 市原ロータリークラブ
  10月5日→10月8日  市原中央高校インターアクトクラブとの交流会の為
  10月18日 市原中央ロータリークラブとの合同例会の為 18:00 点鐘

委員会報告:  
  
 守屋謙一郎前年度幹事
  佐久間隆義市原市長より、新竹西北RCへ感謝状をいただきました。(震災義援金に対して)

 池田兼雄会長エレクト
  市原青年会議所35周年記念式典参加報告
   市長、地元選出の国会議員、県会議員、市会議員、ライオンズクラブ、ロータリークラブの会
  長など、約300名が参加し盛大に執り行われました。歴代のJC理事長に、若かりし日のロータ
  リアンの名前が多数ありました。

ゲスト卓話: 東海大学付属望洋高等学校卒業生 佐藤大文さん
                          2002〜2003交換留学生(メキシコ)

Buenas tardes todos. Primeramente, muchas gracias por invitar y dejar me pronunciar este discruso.
Como no he hablado espanol mucho tiempo, estoy nervioso a poco.
Pero voy a hacer todo lo possible.

Good afternoon ladies and gentlemen. First of all, I cordially thank you for inviting and letting me take the floor.
Since I speak English for the first time in many month, I feel nervous a little.
But I would like to do my best.

 皆さんこんにちは。私は2002年から2003年にこの市原中央ロータリークラブからメキシコのマサトランへ派遣させていただきました佐藤大文と申します。本日はメキシコでの生活およびその後なぜ司法試験を挑戦しようと思ったのかについてお話させていただきます。
 私が交換留学に興味を持った最初の理由は、留学という響きや外国語を話せるというのがなんとなくかっこいいというものでした。メキシコへ派遣させていただくと聞いた時も「英語ではない」「スペイン語ってどんな言葉があるのだろう」という印象しかありませんでした。
 実際にメキシコへ1年間派遣されて日本に帰ってきた先輩方に話を聞くと、スペイン語は現地で覚えればいいのだから、日本の文化や歴史を理解するのに時間をつかうべきといわれ、スペイン語はほとんど勉強せず、折り紙の折り方や日本の歴史についてばかり自分で勉強していました。
 メキシコに到着して半年はほとんど友人や先生の話は聞き取れずかたことの英語でその場をしのぐことがほとんどで、もっとスペイン語も予習しておくべきだったと反省しました。半年を経過すると、だいぶ日常会話もスペイン語で出来るようになり、メキシコの文化や習慣を知ろうとする余裕が出てきました。
 メキシコの文化等は日本と違うところが多く、中には日本では考えられないような衝撃的なものから、日本人も見習うべきだと感じることまで様々でした。
 ショッキングな例の一つとしては、メキシコの高速バスが挙げられます。はじめて高速バスに乗る際、ホストファミリーからは「2,3等のバスは乗ってはいけないよ。途中何回も停車するのだけど、乗客を演じて乗り込んでくる強盗がいるからね。特にひろのように日本人はお金をたくさん持っていると思われるからね」と言われました。さらに、「1等バスでも念のため、財布からお金を胸ポケットや靴の中などに分けて入れておくんだよ」とまで言われ日本がいかに安全かを知る機会にもなりました。
 もっとも、帰る頃には2等バスは平気で乗っていましたし、仮にお金をとられてもその時はその時でどうにかなるだろうとメキシコ人のように楽天的になっていました。
 メキシコから留学後は東海大学の文学部英語コミュニケーション学科に進学しました。外国語の運用能力をさらにたかめ、多文化を知りたいと感じたのがその理由でした。
 大学では英語ディベートの大会に出るなどして、普段考えないような論題(死刑廃止の是非や、敵対的買収の是非、アメリカのイラクからの撤退等)を英語で話し、相手チームよりも自分たちの議論が良いことをジャッジに伝える訓練をしました。
 第三者を説得・納得させる難しさと面白さを知った私は、これを仕事にできないかと考えました。そして、弁護士がまさにそれであると考え東海のロースクールへ進学し司法試験を受けようと考えました。
 ローでの生活は大変なものでした。大学時代法律を勉強していなかった私は、日本語で説明している教授の話がまるで外国語をきいているかのように感じましたし、そのような中で学校の課題をこなし、司法試験の対策をすると自習室で日付をこすことはほぼ毎日でした。
 しかし、どんなに勉強がつらくても、これまで自分を評価してくれて交換留学というすばらしい機械を与えて下さったロータリーの方々や、これをサポートしてくれた高校の先生、経済的にも精神的にも支えてくれた家族を思い出し、絶対に合格するのだとただひたすらに毎日勉強しました。
 最後になりましたが、ロースクールでご指導して下さった弁護士の先生が、私が受験時代こんな言葉をかけてくださりました。
 「君たちは多くの人に支えられて今勉強をしている。だから、司法試験に合格するまでは故郷に帰ってはいけない。合格することが故郷に錦を飾ることなのだから。」
 私にとって交換留学をさせていただき、人生のターニングポイントを作っていただいた市原中央ロータリーと帰国後何の支障もなく大学進学を後押ししてくれた東海大望洋高校は第二の故郷です。そしてこの故郷に司法試験合格という錦を飾れて今はほっとしています。
 これから私は1年間司法修習へと入ります。1年後、弁護士となって再び市原ロータリークラブの皆様に感謝とそのご報告ができるように精進してまいります。
 ご静聴どうもありがとうございました。

ニコニコ報告: 
  
 ◇新井善太郎会員    お知らせ
      小湊系列タクシークーポン券 5000円を3000円でお分けします。
      あと20冊あります。

  ◇守屋謙一郎会員
   佐藤大文君、ほんとうにおめでとうございます。
   立派な弁護士になって下さい。

出席報告:
在籍者数:52名 
出席者数:26名 
本日の出席率  :50.00%
前々回の出席率:100.0% 
事務局:〒290−0056 千葉県市原市五井5584−1 五井グランドホテル
      TEL0436(23)1211 FAX0436(23)1217
http://www.ichiharachuo-rc.com/