市原中央ロータリークラブ週報      2012.10.16
第1171号

国際ロータリー第2790地区ガバナー 得居  仁
第2790地区第3分区Bガバナー補佐 田仲 正道
会 長:池田 兼雄
幹 事:三好 和彦
例 会:毎週火曜日12時30分点鐘 五井グランドホテル

点 鐘:池田兼雄会長
ソング:手にてつないで
司 会:及川喜和SAA
お客様:な し

例会内容
 点鐘
 会長挨拶  池田兼雄会長
 幹事報告  三好和彦幹事
  職業奉仕月間に寄せて卓話 四つのテストを唄おう 宇津木三雄職業奉仕委員長
  ニコニコ報告 出席報告
  点鐘  閉会

会長挨拶 :池田兼雄会長

 皆さん こんにちは。
 今週のトピックス池田自身にとりまして良い事が三つありました。
 1,地元君塚のゴルフコンペでラッキーセブン賞をもらった事。
 2,2週間ぶりに日曜日にジムに行き、バイク・筋トレ・スイミングを予定通り行った後の体重測定
   で目標70kg切りを達成出来た事。
 3,ゴルフ日本オープンで日本人の久保谷健一プロが優勝した事。
ささやかですが嬉しかった事でした。
 さて、本題のロータリーの話ですが、ロータリーの友10月号に載っています田中作次RI会長へのインタビュ一記事(聞き手ロータリーの友委員長片岡信彦氏)の共感した話をご紹介したいと思います。

【(片岡)ところで田中さんが、人生で一番大切にしていることは何ですか。

(田中)人間はみんな価値が一緒だということです。役割としては、いろいろな立場があるでしょう。しかし、人間としての価値はみんな一緒です。そのことを大事にしたいと思っていますし、そのつもりですべての人と付き合いたいと思っています。子どもたちがダンスをしていれば一緒にダンスをします。おばあちゃんがいれば、同じ目線でお話を聞きます。

(片岡)ロ一タリーでよく言いますよね。全部、平等だと。

(田中)全部同じ。だから楽しい。ローターアクトが500人くらい集まっているところに行った時、一人ひとりに「あなたの夢は何ですか」と聞きました。それぞれに素晴らしい。夢はあとで変わってもいいんですよ。「あなたの夢は」と反対に質問されたりもしました。私の夢は「一人でも多くの人が喜ぶことを自分のできる範囲内でやって死んでいくことです」と答えました。人というのは、人と地域社会と両方です。大きいことを考えないことです。小さなことでいいんです。朝、会ったら「おはようございます」と言う。これも奉仕です。笑顔。これも人が喜ぶことです。相手の欠点探しをしない。長所探しをする。長所を探す。人間というのは欠点もありますが、長所も必ずあります。いところを指摘すると、その人はもっと優しくなります。その人が喜んでくれるとうれしい。毎日、毎日が楽しいです。幸せです。ロータリーは良い組織です。

(片岡)田中さんは、とても人気がある会長だとうかがっていますが、その辺りが人気の理由でしょうか。
    職業奉仕についてですが、アメリカではいかがでしょうか。

(田中)アメリカは職業奉仕については熱心ではないと言う人がいますが、実際には違います。なぜかと言うと、ロータリーに入る資格がありますが、会員は職業を持った人の中から適格な人が選ばれるわけですから、職業奉仕がそこになくてはいけません。職業を通して奉仕活動をするということ、それがメーンです。しかも高潔性。それには四つのテストが含まれます。そうしないと商売は繁盛しません。しかし、それには関係なく、ロ一タリーはまず「四つのテスト」を大事にした方がいいと思います。そして、それを普遍的にどのような場面でも守っていくということです。家庭の中でも同じです。商売の時だけはそうだけどあとは違うというのは駄目です。

(片岡)どこの世界に行っても、職業奉仕はロータリーの中に生きているということですね。

(田中)そうです。アメリカの人も同じように思っています。職業奉仕は当たり前ではないかということから入っている可能性もあります。ですから、わざわざ言うほどのこともないということです。なぜならば、そうしなければ商売は繁盛しませんよということです。

(片岡)日本からの会長として、平和への思いは特別なものがおありかもしれませんが、国際ロータリーとしては、どのようなことがあるでしょうか。

(田中)まずは、平和という概念は幅広いものであるということを、皆さんにわかっていただきたいと思います。外国との戦争。これは今減ってきました。国内でのトラブルがあります。資源問題、宗教問題などがありますが、そういったものを減らすことも平和です。友人、家族、地域社会、みんなが奉仕という精神を行動に表していけばいいのです。奉仕の定義は、他者のために役立つことですから、簡単なんです。奉仕と言うと、大げさに考え過ぎることが多いのですが、小さなことから始めることが大事です。先ほども申し上げましたが、私は、小さなことほど大事だと思います。山道を歩いていて、大きな石にはぶつかりません。小さな石ころでけがをすることの方が多いです。甘く見ていて、ですから、われわれの生活の中でも、小さなことの積み重ねが大事です。「おはようございます」といったあいさつも、相手よりいかに早く言うか。もう一つは、心を込めて拍手をすることです。そういうことが増えれば、世界も平和になると思います。】

 以上でインタビュー記事の紹介は終わりますが、今年のノーベル平和賞はEUに決まりましたが、いつの日か、国際ロータリーの会長がノーベル平和寛を受賞する、そのような国際ロータリーとなる事を願っている今日このごろです。ご静聴ありがとうございました。

幹事報告: 三好和彦幹事
  
  な  し

委員会報告:  
  
  な  し

職業奉仕月間に寄せて卓話:  宇津木三雄職業奉仕委員長

 四つのテストを唄おう


皆さん こんにちは 落第ロータリアンの宇津木です。

3月頃池田会長より電話があり、「職業奉仕委員会を頼む。」というものでありました。私が四の五の申して辞退をしていましたら、「ロータリーにNOの二文字はない。」とのことで、六の七の言葉は胸に飲み込まざるを得ませんでした。おまけに、「職業奉仕は、ロータリーの基本のきです。」などとプレッシャも付けていただきました。
 その後、市原中央の予算書が発表になり、大変高額な予算に驚かされました。
それでは、今月は職業奉仕月間であり、職業奉仕の基本の基であると言われる

「4つのテスト」を見てみましょう。

美しい言葉(標語)が並んでいます。でも、私は、これと同じような考えは、日本古来の伝統文化の中にもあると思っています。

傘かしげや肩ひき、こぶし腰浮かせ など 江戸仕草に代表される相手に対する思いやりの心。そして武士道の精神と言われるものからは、厳格な自己規律と自己犠牲の心が見えてきます。

日本人好みの考え方として「陰徳を積む」というものがあります。
 良い行いをするときは、人知れずそっと行おうというものです。善行をはなにかけたり、ひけらかしたりしないと言うものです。

商業道徳というか経営手法としての 「近江商人の三方ヨシ]の考えがあります。近江商人とは、300年以上前に 近江の国、現在の滋賀県ですが、そこの商人で、よその国へいって商売をする人を「近江商人」と言ったようです。

三方ヨシとは、「売り手ヨシ、買い手ヨシ、世間ヨシ」と言うものですが、商いの上で、「売り手ヨシ、買い手ヨシ」は、普通にある考えですが近江商人の「世間ヨシ」の考えは独特のものだと思います。

「世間ヨシ」の考え方

自らの根拠地盤を離れて他国で商売する近江商人としては、まわりから評価されるような行動、或いは、みんなの役に立つ行いをすることによって、それが自らの存在意義を高め、安定した商いに繋がると考えたのでしょう。

少し話が飛びますが、私、時々新井さんの所へ伺う事があります。
私の顔をみると、たいていこう言います。
 「失敗した。安く売りすぎた。全然儲からない。」次に又お会いすると、
 「失敗した。安く売りすぎた。全然儲からない。」
ほとんどロ癖のように言います。 全然儲からないというのは、眉唾だと思っていますので、私は、ただ笑ってやり過ごします。
私は、夕べこの原稿を書きながら、自分の愚かさを思い知らされました。折角新井さんが、商売の極意を私に繰り返し繰り返し、話してくれているのに全く気がつかなかったのですから。これでは、当分落第ロータリアンのまま、合格は遠い先になりそうです。
 新井さんの言葉の裏をよく考えて見れば、安く売りすぎたと言うことは、相手は、安く買った。儲かった。と言うことです。
これこそ、商売の極意というもののようです。
 近江商人の商いの極意に、「売って悔やむ」というものがあります。売り惜しみせず、人気商品を安い値段で売って後で後悔する。と言うものですが、近江商人の教えとしては、「売り手が損したと感じる商いをしなさい。」
 言葉を換えていえば、短期的な利益を追求することなく、長期的視点に立って商いをしなさい。と言うことのようであります。

こうした素晴らしい示唆に富んだ話を繰り返し、繰り返し聞きながら、私は、何の反応も示さず、ただ笑ってやり過ごしていた愚かな落第ロータリアンであったと言うことであります。

さて、この近江商人の流れを汲む企業として、トヨタ、丸紅、伊藤忠、高島屋、日本生命、ワコールなどがあると言われています。

 先日、ミャンマーの民主化の指導者「アウンサウン・スーチー」さんが、アメリカでいろいろな発言をしていましたが、その中で「中国や韓国のビジネスマンは、自分の事しか考えていない。しかし日本人は違う」と言うような内容の発言がありました。

大変感動を受けて聞いておりました。また、日本人として誇りを感じた瞬間でもありました。
 「三方ヨシ」の考えをくむ日本企業や日本人が多いということでしょう。

 しかし、振り返って私たちは日本の伝統文化をほとんど学んでこなかった。
江戸から明治に代わるとき、ちょんまげを切って捨て、着物を洋服に替え、下駄草履を靴に履き替えました。暦も音楽も西洋のものにし、その他あらゆるものが西洋化されました。
太平洋戦争に負けてからは、更に日本の伝統文化は何処かに忘れてきました。
 私たちの頭の中は、すっかり西洋化されましたが、といって本物の西洋人ではなく、顔かたちは、中国人や韓国人に似ていますが、中国人や韓国人では有りません。わたしは誰?、 あなたは誰?

 私たちは、精神的な浮浪者と言えるかもしれません。
そういう私たちが、いま「ロータリアン」になってしまいました。なってしまったからには仕方がありません。

改めて4つのテストを見てみましょう。
1,真実かどうか?
   真実とは何でしょうか?事実は一つでも真実は複数存在する世の中です。
   中国や韓国の真実と日本の真実は異なる。教育委員会や学校側の真実と
   被害者や保護者の真実。
   裁判官や検察官でも間違える真実。真実を見極めるのは、難しい。
    私たちに、はたして出来るでしょうか?

2,みんなに公平か?
   今ほど不公平で格差に満ちた時代は無いのではないかと思います。
   たいして努力をしないでも成功する人もいれば、努力をしても、しても
   報われない人もいる。又、生活保護費を貰った足でパチンコ屋にいっ
   て使ってしまう人。一方で申請する方法も知らずに餓死してしまう人。
   「公平」という物差しは、どのように使うべきか難しい。

3,好意と友情を深めるか?
   誰と! 好意と友情を深めようというのですか。 或いは、誰とでも深
   める必要があると考えるのですか?  取引先や身近な人との間であれ
   ば、そう難しくないかもしれませんが。

4,みんなのためになるかどうか?
  この点に関しては、以前詳しくお話をしたので、今回は省略します。

 すこし話が硬くなってきましたので話題を変えます。

法然上人をご存じだと思います。彼は、860年ほど前、13才で比叡山にのぼり当時の最高の学問、仏教を修め、その後浄土宗の開祖となりました。
その教えは、「南無阿弥陀仏」とひたすらに唱えなさい。そうすれば、どんな悪人でも、極楽浄土に行ける。と説くものです。
 難しい教典を勉強しなくても、「南無阿弥陀仏」と唱えることによって救われると説くものでしたから、急速に庶民の開に広まったと言われています。

 賢明なロータリアンの皆様には既にお分かりのことと思います。
4つのテストをあまり細かく検討しても意味がありません。
美しい言葉で綴られた4つのテストを素直に受け入れ、唄いましょう。

私たちは、例会に出席し、食事をし、4つのテストを唄います。
そして、五井グランドホテルの玄関を出るとき、皆 胸を張って、大股で出ていきます。皆さんの頭の中は、アドレナリンで一杯です。
白血球は増え、免疫力向上、健康で長生きできます。皆さんが幸福になることは、周りの人たちも幸せにします。
即ち4つのテスト「みんなのためになる」ということであります。

 さあ皆さん、朝に夕に、4つのテストを唄いましょう。幸いは向こうからやってきます。

ニコニコ報告: 
 ◇田仲正道会員
   10月14日、内房線徒歩の旅完結しました。線路の距離119.4km、駅の数30、総歩数216.000歩
   でした。
   次は、外房線にチャレンジです。

出席報告:
在籍者数:51名 
出席者数:24名 
本日の出席率  :47.53% 
事務局:〒290-0056 千葉県市原市五井5584-1 五井グランドホテル
      TEL0436(23)1211 FAX0436(23)1217
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