市原中央ロータリークラブ週報      2013.03.26
第1193号

国際ロータリー第2790地区ガバナー 得居  仁
第2790地区第3分区Bガバナー補佐 田仲 正道
会 長:池田 兼雄
幹 事:三好 和彦
例 会:毎週火曜日12時30分点鐘 五井グランドホテル

点 鐘:池田兼雄会長
ソング:それでこそロータリー
司 会:石井 昭SAA
お客様:な し

例会内容
 点鐘
 会長挨拶  池田兼雄会長
 幹事報告  三好和彦幹事
 委員会報告 鈴木幸平米山奨学委員長
 研修委員会卓話 田仲正道ガバナー補佐
 出席報告
  点鐘  閉会

会長挨拶 :池田兼雄会長

  皆さん  こんにちは。
  本日は、研修委員会卓話の日です。田仲ガバナー補佐、卓話よろしくお願いします。


幹事報告: 三好和彦幹事
  
 な  し

委員会報告:  

 鈴木幸平米山奨学委員長
  米山梅吉記念館訪問について

研修委員会卓話 :田仲正道第3分区Bガバナー補佐

ロータリー世界平和フォーラムについて

 皆様、こんにちは!
 得居ガバナーの御希望を受け入れて研修委員会を設置していただき感謝申し上げます。今日は私も研修委員の一人として卓話をさせていただきます。 まずロータリー世界平和フォーラムについての話その後に私の「内房線徒歩の旅」の話をさせていただきます。宜しくお願い致します。
 ご存知のように本年度の国際ロータリーのテーマは「奉仕を通じて平和を」です。このテーマの下ロータリアンと地域のリーダーの平和への関心を高めることを目的として「2012~13年度ロータリー世界平和フォーラム」が世界3か所で行われました。ベルリン・ホノルル・広島という3つの開催地は、第二次大戦で大きな被害を受けた都市であることから田中作次RI会長によって選ばれました。この3都市は今では平和推進を象徴する都市になっています。2012年11月30日~12月2日のベルリンでは、「国境のない平和」をテーマとし平和を築き、国際理解と協力において人々が相互にかかわり合う機会を推進する上での、民主主義の役割を考察し、国家間の理解を促進する上での国際共同委員会の功績と役割を紹介しました。
 因みに国際共同委員会とは国家間の親善と平和に向けたロータリーの数多くの取り組みの1つです。ICCは、ロータリーが活動する二つの国の複数地区のロータリアンが、国と国のレベルで互いにネットワークを築くものであると考えることが出来ます。始まりは1931年にフランスとドイツのロータリアンたちが「プチ・コミテ」を組織しました。これはこの二つの隣国の人々の間により良き関係を助長するという目標をもった小さなグループです。
 この時以来ヨーロッパのロータリアン達は、国境を越えたロータリアンとロータリークラブの間の交流を鼓舞するため国際共同委員会をつくる道を取ってきました。馴染みの深いICCのプロジェクトとしては「ロータリー青少年交換」があります。ベルリンでの世界平和フォーラムには各国から1,800名の参加者がありました。ここでは「平和宣言」が発表されました。
平和宣言「国境のない平和」
 「人は誰でも、暴力や迫害、不平等や不条理に苦しむことなく、平和に暮らす権利を持っています。私たちはここに、ロータリー活動の下に団結したリーダーそして同胞として、より平和な世界の構築に全力を尽くす決意を宣言します。
 国境や政治的見解の違いによって人々が袂を分かち、相反関係や争いが起きている現実を認識する一方、私たちは親善使節として、母国に誇りを持ちつつ、国の利益という枠組みを超えて考えることを重要視します。この精神と共に、私たちは「国境のない平和」という概念を受け入れます。
 平和を実現するには、寛容の心が必要とされます。だからこそ私たちは、互いの違いを受け入れようと務め、各個人が、政治的、宗教的、文化的、社会的見解や行為を、自由に表現、発信できる権利を尊重します。また、異なる観点と信念を有する人々の平等を守るために、民主主義と民主的統治の原則を擁護します。さまざまな異なる国の市民である私たちは、法による正義と公平があればこそ平和な社会が確立し得ると認識し、個人の権利が尊重され、また守られるよう、各国のリーダーが責任を果たすことが重要であると考えます。
 私たちには、奉仕を実践して平和な世界を築くという希望があります。人々に奉仕し、支援の手を差し伸べることによって、共感と理解を生み、末永く続く友情を培い、平和構築を目指す人々の力になることが出来ます。ロータリーを通じて、どのように平和構築に貢献できるかを考えてみましょう。
※2回の世界大戦により分裂された国際関係を修復するために、ロータリーは、国と国とが協力して人道的活動や平和活動に取り組めるようにする為の国際共同委員会を立ち上げました。今日、世界には250の国際共同委員会があり、それぞれが国際理解、親善、平和の構築に寄与しています。
※ロータリーの平和フェローシップを通じて、これまでに700人のロータリー平和フェローが、平和と紛争解決の分野のキャリアで活躍するための土台となる修士号または専門課程修了証を取得しました。
※25年前に125カ国で猛威を振るっていたポリオは、現在、ロータリーとそのパートナー団体の地道な努力により撲滅に近づいています。この進展によって、身体麻痺を引き起こすポリオの感染から推定500万人の子どもが守られたことになります。この世界最大規模の保健活動は、多くの人々と政府や民間団体が力を合わせれば、驚くべき偉業が達成できることを物語っています。

 全員でビジョンを共有し、共に行動を起こしてまいりましょう。

※戦争による解決ではなく、平和的解決に力を注ぐことを、各国のリーダーに呼びかけてください。
※敵対概念を捨て、対立状況が頻繁に発生する国の人々と積極的に交友関係を築きましょう。
※民族性や宗教の違いから地域社会で疎外されている人々に手を差し伸べ、新たな友好関係や協力関係を築いてください。
※政治不安や法律の欠如といった問題を抱えた地域では紛争が発生しやすいため、そのような地域の人々が自らの力で地域を改善していけるよう支援しましょう。
※変化を起こすための人脈を築きましょう。世界には、200を超える国や地域に34,000のロータリークラブがあり、各クラブがそれぞれの地域社会で活動しています。「奉仕を通じて平和を」推進するために、ロータリーでの活動にご参加ください。

平和はある時点で達成されるものではなく、継続的な活動を通じて少しずつ形づくられるものです。私たち一人ひとりが、平和は可能であると意思表明し、行動することを通じて、平和構築者となることができます。」
2013年1月25日~27日はホノルルで「平和にいたる緑の道」をテーマとし開催されました。
平和の前提条件として、人類が共有する環境資源の保存と保護、および自然災害の影響の緩和の重要性に焦点を当て、かつ新世代を中心に若者たちによる平和のビジョンを育んでいくことに焦点を当てました。
アウン・サン・スーチンさんの基調講演が行われたとのことです。
その中で「私たちが欲する平和とは、恒久的な平和です。
若い人たちに平和な国家構築の仕事を担ってもらえるように支援する必要があります。
前に進むためには、若い人たちの力が不可欠です。」
そして、ホノルルでも平和宣言がなされました。
平和宣言「平和にいたる緑の道」
「人は誰でも、暴力や迫害、不平等や不条理に苦しむことなく、平和に暮らす権利を持っています。
私たちはここに、ロータリー活動の下に団結したリーダーや同胞として、より平和な世界の構築に全力を尽くす決意を宣言します。
 私たちは、共有する環境資源を大切にし、ロータリー・ファミリーに対して、グローバルな観点をもって平和の推進者たることを、身をもって示すように奨励します。資源を保護し、地球を守ることで、「平和にいたる緑の道」を支えます。
平和な未来を築くには、平和構築プロセスに若者の力を組み込むことが不可欠です。各世代が生きる社会は、その前の世代よりも、更にグローバル化し、人と人とのつながり、多様性あふれた社会となります。グローバル市民としての若者の自覚は、ますます高まっています。若者は、文化、民族性、宗教の違いを受け入れ、正義と公平さの熱心な唱導者となります。小さくなりゆく今日の世界で、若者の声と平和への呼びかけは、テクノロジーとソーシャルメディアの波に乗り、ますます大きく、力強いものとなるでしょう。
明日の平和は、今日の行動によって形づくられます。若者の創造性、エネルギー、理想の追求を後押しし、変化をもたらす力を助長することによって、平和な未来の種を育てることが出来ます。
今日のリーダーは、戦争よりも平和に、憎しみよりも友情に、争いよりも譲り合いに身を捧げることにより、これらの価値観を明日のリーダーとなる若者に引き継いでいかなければなりません。
一つの世代が次の世代に意欲と支援を与えれば、平和の種は「平和にいたる緑の道」へと変わり、その道は先へ先へと伸び続けて行くでしょう。
 私たちには、奉仕を実践して平和な世界を築くという希望があります。人々に奉仕し、支援の手を差し伸べることによって、共感と理解を生み、末永く続く友情を培い、平和構築を目指す人々の力になることができます。ロータリーを通じて、どのように平和構築に貢献できるか考えてみましょう。
※世界には、12歳から18歳までの青少年からなる14,000のインターアクトクラブがあります。また、18歳から30歳までの若者からなるローター・アクトクラブの数は9,000に上り、リーダーシップのスキルを養い、地域社会に奉仕し、国際的な理解と親善を促進しています。
※75年以上にわたり、多くの学生とホストファミリーが、ロータリー青少年交換を通じて視野を広げてきました。毎年80カ国出身の8,000人以上の学生が、短期あるいは長期の交換を通じて文化間のつながりを築き、国際理解を促進しています。
※ロータリー財団の平和センターを通じて、これまでに700人以上のロータリー平和フェローが、平和と紛争解決の分野のキャリアで活躍する為の土台となる、修士号または専門課程修了証を取得しました。

全員でビジョンを共有し、共に行動を起こしてまいりましょう。

※ロータリーの6つの分野に関連する奉仕プロジェクトを通じて、「平和にいたる緑の道」を見出して下さい。
※行動を起こしましょう。自らの声と意思を表明することで、武力ではなく平和的な紛争解決の道を選ぶよう、議員や政治リーダーに訴えて下さい。
※ソーシャルメディアを駆使し、国、文化、宗教の違いを乗り越えて、平和への願いを共有する人々に協力を働きかけてください。
※若者が持つリーダーシップの可能性を広げ、地域社会に積極的に関与できるチャンスを与えてください。
※集団暴力やいじめなど、日々の生活における対立に共通する原因に若者が対処できるよう、対話の機会を設け、対処方法のアドバイスをしてください。
※変化を起こすための人脈を築きましょう。世界には、200を超える国や地域に34,000のロータリークラブがあり、各クラブがそれぞれの地域社会で活動しています。「奉仕を通じて平和を」推進するために、ロータリーでの活動にご参加ください。

平和は、ある時点で達成されるものではなく、継続的な活動を通じて少しずつ形ヅくられるものです。私たち一人ひとりが、平和は可能であると意思表明し、行動することを通じて、平和構築者となることができます。」

そして今日5月17日~明日18日まで広島で「平和はあなたから始まる」をテーマに開催されています。
私たち一人一人が日々の生活や地域社会での活動で平和を推進する方法を考察します。未来志向のこの会議では、一人ひとりが今後(何日、また何年にわたり)どう貢献していけるかを、参加者に問いかけています。
既に過ぎてしまいましたが、田中作次RI会長は2月23日、世界理解と平和の日(初のロータリークラブの会合の日)に合わせて次の活動を計画することを要請しました。
① クラブや地区の平和フォーラムを開催する。
② 地域平和フォーラムを開催する。
③ 国際双子クラブによる協力関係を結ぶ。
④ ロータリー平和フェローを推薦する。
⑤ 戦争の根底にある原因に取り組む奉仕プロジェクトを支援する。
 田中作次RI会長は「平和という概念は、人によって、文化によって異なります。心の平安や家族の幸せ、満足感を指す場合もあるでしょうし、人間の基本的ニーズが満たされた安全な状態を指すこともあるでしょう。平和をどのように定義するにせよ、それは奉仕を通じて達成出来る目標です。」と述べています。
私が平和について考えている時、印象に残る作文がありました。
岩手県・宮古市の小学生の作文です。
「私は戦争がなくても平和とは言えないと考えます。いじめなどがあっては、平和と言えないと思いました。戦争や争いがなく、一人一人が幸せだと思うことが平和だと思います。
平和になるには、すごく難しいことだと思います。
国語の「平和のとりでを築く」のように平和の心を一人一人が持たなきゃいけないと思いました。
そのために、私たちができることをして、一人一人平和だと思えたらいいと思いました。」
この小学生のいう私たちができることというのは我々ロータリアンにとっての奉仕と思います。

私のガバナー補佐としての任期も3ヵ月余りになりました。
昨年の6月にガバナー補佐を務め切る根性を付けるために始めた「内房線徒歩の旅」を報告させていただきます。
写真をご覧いただきながら、私の報告をお聞き下さい。

  
  内房線徒歩の旅

内房線を完歩した今、外房線にチャレンジし大原の一つ手前の三門まで到達しています。
新たな趣味として、県内全JR線を制覇したいと思っております。


ニコニコ報告: 

 な  し

出席報告:
在籍者数:51名 
出席者数:29名 
本日の出席率  :56.86% 
事務局:〒290-0056 千葉県市原市五井5584-1 五井グランドホテル
      TEL0436(23)1211 FAX0436(23)1217
http://www.ichiharachuo-rc.com/