| 市原中央ロータリークラブ週報 ２０１３．１０．２２ 第１２２１号 |
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国際ロータリー第２７９０地区ガバナー 関口 徳雄 第２７９０地区第３分区Bガバナー補佐 石井 七郎 会 長：谷川 安男 幹 事：野田 晴己 例 会：毎週火曜日１２時３０分点鐘 五井グランドホテル |
ソング：四つのテスト
司 会：佐川皓一SAA
お客様：な し
点鐘
会長挨拶 谷川安男会長
幹事報告 野田晴己幹事
卓 話 山本一成米山奨学委員長
ニコニコ報告 出席報告
点鐘 閉会
皆さん こんにちは。
昨日は、第３分区Ｂのゴルフ大会があり、当クラブは準優勝という成績でした。参加された会員の皆様ほんとうにご苦労様でした。
本日は、山本米山奨学委員長の卓話です。どうぞよろしくお願いします。
先週は、大型で強い台風26号の影響で伊豆大島では多数の死者、行方不明者がでています。犠牲者の方々への哀悼と、被災者の方の一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。また、今週後半にも、大型で雨台風と予想される27、28号が関東地方に向かっているようです。今回の台風は非常に雨が多いようです。特に注意していただきたいと思います。
今月は職業奉仕月間ですので、前回に引き続いて、職業奉仕について国際ロータリー第2680地区 バストガバナー 深川純一様の「職業奉仕の原理とその実践」からお話させていただきます。ライラセミナーで当時岡山ノートルダム清心女子大学学長の渡辺和子先生が講演した時のお話です。
先生は、29歳にしてカソリックの信仰の道に入られ、修道女としてアメリカのボストンに渡られたのでありますが、暑い夏の或る日、食堂で約130人位の夕食のために、皿とナイフとフオークをテーブルにセットする仕事をしておられました。その時、先輩のシスターが先生に、『シスター、貴女は、今、何を考えていますか』とお尋ねになりました。
先生が、『何も考えていません』とお答えになりますと、その先輩のシスターは厳しい顔になって、『貴女は、時間を無駄にしています』と。先生はその意味を理解しかねて怪訝な顔をすると、その先輩は、『お皿とナイフとフォークを並べるのであれば、やがてその席にお座りになる人のために、何故、心の中で「お幸せに」と祈りながら並べないのですか。何も考えないで、ただ漫然とお皿とフォークとナイフを並べるということは、時間を無駄にしています』と諭されたそうであります。
渡辺先生は、
『私は、今まで如何に効率的に仕事をするか、ということを教えられてきましたが、時間に愛を込める、仕事に愛を込めるということは、初めて教わりました。時間に愛を込めること、お皿は同じ早さで、同じ姿に並びます。しかし、目に見えない大切なものが込められるか、込められないかによって、世の中は大きく変わるということ、それは一つには、私がお幸せにと祈って置いたお皿で召し上がった方は、必ずお幸せになるという信仰であります。
ただ、それよりも私にとって大切なことは、私が救われたということ、つまり、私にとって、つまらない仕事はなくなったということ、お皿並べというつまらない仕事、雑用だと思っていた仕事が実はそうではない。雑用は、私が仕事を雑にした時に雑用になるということを教えられました。だから救われたのは私であります。つまらないと思って皿を置く、お幸せにと祈って皿を置く、外から見た限りは全く同じに見えます。かかった時間も変わらない。しかし、仕事の量は同じでも、仕事の質が変わっている、時間の量は同じでも、時間の質が変わっている、と言うことはその人自身が変わったということであります』と述懐しておられました。
渡辺先生の言葉の中でも、お皿を並べるという行為に、『目に見えない大切なものが込められるか、込められないかによって、世の中は大きく変わっていく』という言葉は、大変大事なことでありまして、ロータリーの国家観とか、ロータリーの基本的な考え方と一致する考え方なのであります。それは、どういうことかと申しますと、例えば、今年は台風が沢山来ました。あの台風の渦は必ず左回りであります。南半球では右回りであります。これは、地球が自転しているために、赤道近くで発生した台風が北へ上っていくときに、地球が東回り(左回り)に自転しているから自然に左回りになるのであります。これは、発見した人の名をとってコリオリの力と言われています。
このコリオリの力というものは、私達が全く自覚することができないほど弱い弱い力なのでありますが、一旦台風が発生すると、その巨大な自然現象の在り方(左回り)を決めてしまうのであります。
これは、人間の世界でも同じことでありまして、例えば、ソビエトの主権が崩壊しました。あれも結局は、平素からソビエト国民の一人々々の心の中にあった小さな小さな不満、それがあの暴動に際して一挙に爆発して、ソビエト連邦という巨大な国家主権を崩壊させてしまった。それと同じように、一人々々の人間の心に何があるか、ということが大変大事なんであります。
ロータリーは、国家というものを一人々々の国民の心の中に求めます。一人々々の国民が国家である、という考え方をとります。
このことを象徴的に表しているのが、196O年から61年にかけての国際ロータリーの会長でありましたエド・マクローリン会長のターゲットでありました。「You are ROTARY」という素晴らしいターゲットであります。『あなたはロータリーですよ、あなたがロータリーですよ』
ロータリーというのは、国際ロータリーでもない、ロータリークラブでもない、全世界の一人々々のロータリアンの心の中に宿るものですよ、と言う考え方であります。したがって、ロータリーは、人類社会がどんなに広くても、人類社会の基本は個人であると考えるのであります。したがってまた、その個人の心の中に何が込められたか、ということが大変大事なことであり、やがて、世の中を大きく変えていくだろう、と言われた渡辺先生の言葉が私の心に残ったわけであります。
このように、行動に愛を込めるということは、自分達の一つ一つの行動の中に思いを込めることでありますから、外から見ている限りは全く判りません。判らないけれども、その人の心の状態が大変大事なのであります。
実は、イギリスでは、ロータリーは、人間の魂の在り方の問題である、とも言われているように、ロータリーの職業奉仕は、心の問題を重視する優れた精神的な奉仕であります。このことを先ずもって、心に止めておいていただきたいと思うのであります。
な し
な し
米山奨学事業は、日本最初のロータリークラブの創立に貢献した実業家米山梅吉氏の功績を記念して発足しました。1952年、東京ロータリークラブが発表したのは、海外から優秀な学生を日本に招き、勉学を支援する事業「米山募金」の構想でした。そこには、二度と戦争の悲劇を繰り返さないために、国際親善と世界平和に寄与したいという、当時のロータリアンたちの強い願いがあったのです。この事業は、わずか5年の間に日本全国のロータリークラブの共同事業へと発展し、1967年には、文部省（当時）を主務官庁とする「（財）ロータリー米山記念奨学会」が設立される運びとなりました。現在、50年以上の歴史を持ち、RIから認証を受けた日本のロータリー独自の多地区合同奉仕活動です。現在も、「将来の日本の生きる道は平和しかない。その平和日本を世界に理解させるためには、アジアの国々から一人でも多くの留学生を日本に迎え入れて、平和日本を肌で感じてもらうしかない。それこそ、日本のロータリーに最もふさわしい国際奉仕事業ではないだろうか」という思いを込めて運営されています。
設立の趣旨
財団法人ロータリー米山記念奨学会は、勉学、研究を志して日本に在留している外国人留学生に対し、ロータリーの理念とする国際理解と親善を深めるために、全日本のロータリアンの寄付金を財源として、奨学金を支給、援助する民間の奨学団体です。米山記念奨学会は1920年、米山梅吉氏が日本で最初に創立された東京ロータリー・クラブ初代会長となられ、その後わが国のロータリーの発展に尽力された功績を偲び、米山という名称を冠して設立されました。
事業概要
米山記念奨学会事業は、世界中の各国から日本の学術や技術を学び、あるいは日本の文化を研究する目的で来日する留学生を対象とし、やがて、おのおのの故国の指導的役割を果たす前途有望な青年を育成している事業であります。物価高の日本で学ぶ優秀な私費留学生に援助の手を差し伸べるのは、ロータリーの国際奉仕として誠にふさわしいプログラムであり、極めて大きな意義を持っています。そのために当会は次の事業を行っています。
１． 奨学金の支給
２． 奨学生に対するカウンセリング（世話クラブおよびカウンセラー制度）
３． その他当会の目的を達成するために必要な事業 （医療費補助、学会、見学、研修などへの
参加のための補助金）
◇川越一男会員
なかなか出席できず申し訳ありません。
おかげさまで五井病院は、今月創立50年をむかえました。
これも皆様のおかげと感謝しております。
これからもよろしくお願いいたします。
出席報告：
在籍者数：５１名
出席者数：３２名
本日の出席率 ：６０．７８％
TEL０４３６（２３）１２１１ FAX０４３６（２３）１２１７
http://www.ichiharachuo-rc.com/