点　鐘：武田　勲会長
ソング：我らの生業、四つのテスト
司　会：松田紀明SAA
お客様：米山奨学生、パチャラニヨム.ギッサナー様

例会内容
　点鐘
　会長挨拶　武田勲会長
　幹事報告　鎗田眞徳幹事
　ニコニコ報告　出席報告
　点鐘　閉会

　私どもの業界の団体として一般社団法人千葉県ビルメンテナンス協会というものがあります。その公益事業として「千葉県特別支援学校」への支援・協力事業を行っております。支援学校の教師に清掃技術を教え生徒に指導して頂くということを３年前に実施しました。協会の清掃部会が監修指導しました「清掃検定マニュアル」を基に、県内支援学校の受験者を募り検定大会を実施し、その優秀成績者が翌年の千葉県障害者技能競技会に選手として出場し、優勝者が昨年千葉県で開催されました全国大会（通称：アビリンピック）に出場します。それまで部会員が審査員・補助員として開催協力しております。
　さて、何故こんな話をするかといいますと、市原特別支援学校の分校である「つるまい風の丘分校」について知って貰いたいからです。この分校は本校より軽度な知的障害者が自力通学して、勉学・技術習得に努めております。大体３０名ほど就職希望者がいて、ほとんどの生徒が市原市内に就職しております。この学校に流通サービス科があり、その課程の中で校内清掃検定があり１０段階評価されます。先に県担当者、校長先生等とお話しする機会があり今年度の協力とは別に就労支援プロジェクトを、協会として立ち上げようということになりました。私どもの業界は今人材不足の状態にあり、また障害者雇用率の問題解消にもなるということで、来年度の職業体験、現場実習を経て協会員企業への就労を図ろうとするものです。
　１１月２６日につるまい風の丘分校で「企業と特別支援学校をつなぐセミナー」が開催されます。学校の教育や生徒の状況、就労支援、雇用企業の発表等が行われるそうです。他のロータリークラブでは、支援学校や障害者の支援を行う職業奉仕事業を実施しているクラブもあるようです。我々ロータリーアンの職業奉仕としてこれほど的確なものは無いと私は思いました。当然企業としてのメリットも生じますが、その支援の方法で職業奉仕から社会奉仕へと紡いでいくと思われます。生徒の多数は市原市内在住者であります、地元企業人の集まりでもありますロータリーアンに賛同頂きセミナーに参加頂ければ幸いです、宜しくお願いします。

卓話 ：米山奨学生、パチャラニヨム.ギッサナー様

「日本語の勉強を始めたきっかけは何ですか」と聞かれると、５年前にタイで放送され大ヒットになったロマンチックなドラマを見ました。それがきっかけでした。それは「花よりだんご」という恋愛ドラマです。私を日本語の学びに導いたのは、ドラマの女優さんの日本語の発音がかわいいと思いました。特に”いいよ、気にしないで”という言葉に惹かれました。それをきっかけに、私も彼女みたいに日本語を可愛く発音して話せるようになりたいと思い始めました。またそのドラマを見たことにより、日本語の特徴だけでなく、日本の大学生と自分のライフスタイルの違いに気付きました。その時に「まだ学生なのに、なんでアルバイトしているのか」と疑問に思いました。
　私は大学時代に、日本に勉強しにいくチャンスがあり、事前に日本の文化を理解しているつもりでしたが、実際には思ったより面白い文化がたくさん見つかりました。その中の一つは、日本語の曖昧さについてです。たとえば、ある日に「授業の後で、映画いかない？」と人に尋ねたとき、彼女は「ちょっと…」と答えました。外国人の私は、その話を聞いて「ちょっと」は「ちょっと待ってください」という意味だと思い、ずっとその彼女を待っていました。この例のように、自分の意思を直接に言わず、省略しがちな日本語表現は内容を誤解する原因になるだろうと思います。また、はっきり拒絶する代わりに、理由を言うという言い方には誤解がよくおきます。たとえば、「これから一緒にご飯に行かない？」と聞きました。「まだ、たくさん宿題がある」と答えました。このように一緒に行くかどうか分からないことも多かったです。しかし、これも日本の魅力の一つだと私は思います。
　その時から今に至るまでアルバイトしていない日本人の友達がほぼいないと感じました。日本のように多くの大学生がアルバイトしている国がきわめて少ないと思いますので、「なぜ日本の大学生がアルバイトしているのか」を知りたいと思いました。私がその疑問を自分が経験したことによって解答を得ることが出来ました。私が、日本で学生生活を送りながら、アルバイトを始めたきっかけは日本人の友達に誘われたからでした。はじめは勉強時間が減らされ、睡眠時間を削ってしまい、授業中の集中力をなくしてしまうという不安がありました。しかし、しっかり自分の時間を管理しアルバイトを実際にやってみたら、意外と自分が思っていたような不安は有りませんでした。むしろ、バイト先で色々なことを経験することが出来、とても楽しんでいます。やはりお金の為にアルバイトを頑張っている人がかなり多いと思いますが、何よりもバイト先で日本の社会を勉強することができると私は思います。というのは、アルバイトを働き始めれば業務の一部分を担い、責任感を味わいます。ただお金のために働いている場合でも、お金を得るために我慢する事や一生懸命働く事が勉強になります。また、今まで接する事のなかった人との出会いがあり、人間関係を学べます。更にサービス業などで接客する場面に接する機会があれば、人の気持ちを学べます。アルバイトを経験する事で自分の可能性を見出したり、新たな興味を発見できることもあります。そういったメリットがあり、社会勉強ができる絶好の場所だと思います。学生時代からアルバイトをチャレンジする文化がタイにもあればよかったと思いました。
　一方で、アルバイトをたくさんせざるを得ない留学生もたくさんいると思います。その経験もしました。学生の１年目の時は全く違う環境のところで一人暮らしで、色々と不慣れで大変でした。また経済的に余裕がないため、たくさんアルバイトをせざるを得なく、研究の時間が割かれてしまい、成果があまりでない自分にとても悔しい思いをしました。２年目になり、ロータリー米山奨学金が助けになっていただき、アルバイトの時間を減らすことが出来、やりたい研究と勉強が出来毎年いい成績ができました。そのおかげさまで希望の企業を就職するのが決まりました。ロータリー米山記念奨学会においては、日本の国内でも様々な国からきた留学生たちと交流する機会を沢山あり、お互いの文化を聞いたり聞かせてもらったりします。時々皆さんと共にボランティア活動をやったりすることで、とても楽しくと思いました。日本で留学していますが、日本文化だけではなく、色々な国の文化の勉強になり、色んな国の友達が出来、かけがえのない仲間に出会うことが出来ました。さらに、日本での生活の中に困った時、カウンセラーにはご意見やご相談をのせていただいて何よりも嬉しかったです。ロータリー米山記念奨学生として採用して頂き、とても良かったと思います。私が今年を終わりになりますので、２年間の時間が本当にあっという間でした。最初の例会において、皆さんの前に自己紹介等のスピーチすることで、ものすごく緊張しましたが、頑張ってねと言っているような笑顔を出して下さって思い切って最後までスピーチが終わりました。いつも優しくして下さっていつも食事を変えて下さって、誠に有り難うございました。私のことで皆さんに心配をかけたことがたくさんあったと思いますので、ご迷惑を御かけまして、誠に申し訳ございません。これから、卒業するまで日本の学生生活が後５ヶ月残っていますので、就職が始まる前に学生生活を楽しく送りたいと思います。

宇津木米山委員長　卓話

皆さん　こんにちは！米山記念奨学委員会の宇津木です。今月は、米山記念奨学事業のPRの月間です。8月に千葉市において委員長セミナーが開かれ参加してきました。
　日頃ロータリアンとして不勉強の限りを尽くしている自分を見いだす機会となりました。
石田米山記念奨学委員長そして平山パストガバナーのお話、米山学友の王さんの卓話、いずれも感動的なお話でした。その中のいくつかをご紹介しようと思ったのですが、脳軟化が進行しているせいか、記憶がまだらで、お伝えできないのが大変残念です。
　いずれに致しましても、米山梅吉翁の偉大さや、米山記念奨学事業のすばらしさは、皆様すでにご承知の通りです。
　特筆すべきは、カウンセラー制度と米山学友会の制度です。奨学生はカウンセラーを通じて、日本の文化に直接接する機会を得ます。卒業後は学友会により横の繋がりを得て、それぞれ活躍の場を広げることが出来ます。将来立派に成長した米山奨学生は、日本とそれぞれの母国の架け橋となって活躍が期待されます。
　それは、日本の将来の外交、安全保障、経済の発展にとって大きな力になってくれることと思います。情けは人のためならず。日本の将来のために、この素晴らしい事業に参加しましょう！

ニコニコ報告

◇宇津木　三雄会員
米山記念奨学事業に御協力よろしくお願いします。

◇鈴木　幸平会員
先月２７日に予定より早く會孫が生まれました。
永らく独身貴族院の長老をつとめた長男が今月１８日をもって隠退する事が出来ました。

◇新井　善太郎会員
去年９月からアルバイトを初めました。
目標に達しました。
米山と財団に協力させていただきます。