会長挨拶 :武田勲会長
今日の朝日新聞の朝刊に気になった記事があったので、引用して感想を述べたいと思います。
大学への進学率が高くなっている昨今ですが、貧しくても能力を発揮できれば、未来を切り開けるのが教育でした。しかし、貧困を脱するための教育の平均が揺らいでおり、経済的に苦しいと進学しても道は険しい。授業料の借金が重なり家庭に負担がのしかかり、子供の貧困率が過去最悪を記録していると云われています。奨学金という名の「借金」に頼らざるを得ない家庭が増え続けており、日本学生支援機構によると四年生大学に通う学生のうち奨学金を受けている割合は52.5%に達してその9割が貸与型であるそうです。そのため、日本の就職・経済状況により、大学を卒業後、奨学金を返済出来ない学生が増えており、滞納が長期化すると給与の差し押さえも実施されております。
このようなことも将来の人生設計に不安を覚え、未婚率の上昇、少子化に影響していると思えてなりません。 桜美林大学の矢野真和教授が、「低所得だと返さなくていい、所得連動型奨学金にして、私立大学も国立大学並みに授業料を下げ、進学費用は税金で負担するべきだ、大卒者の生涯所得から得られる税収は公的に投入した額を十分に上回る。大学は親の負担で18歳の子行ところからみんなで負担して、みんなが人生で一度は勉強するところになればいいのではないか。」と論説していました。実現にはなかなか難しいところですが、良い提言と思いました。
教育は国の財産であり、教育なくして国の発展はありません。ロータリーも後進国の識字率の向上を訴えて支援を行っているのも、このことにあると思います。
幹事報告: 鎗田眞徳幹事
①市原R.Cより例会出席のお願いが来ております。
11/26 千葉日報新聞社 社長荻原様
11/26 山光興産千葉製作所千葉工場 副所長星野様の卓話があります。都合のつく方は出席をお願いします。
②2/22 地区大会の案内が来ております。くわしい案内を本日FAXいたしますので、多数の皆様のご出席をお願いします。
ロータリー財団卓話 大倉 崇会員
ロータリアンの皆様、こんにちは!今月はロータリー財団月間で、藤原ロータリー財団委員長に代わりまして、私がロータリー財団の情報を皆様にお伝えします。
先ずは毎年皆様の浄財を惜しみなくロータリー財団の活動のために寄付をして頂きまして、本当に有り難うございます。
最近、ロータリー財団にグローバル補助金をよく耳にします。その事について簡単に説明をさせて頂きます。
ロータリー財団の未来の夢計画が始まってから2年が経ちました、変わったところはDDFとWFの比率が違ってきました。DDFは補助金の50%であったものが25%に減り、反対にWFが50%から75%に増えました。地区補助金は地区に権限の委譲がされたが、金額が大幅に減り、当地区の国際親善奨学生は今まで毎年は10人前後の奨学生を輩出しています、昨年度から予算の関係で1人となりました。
グローバル補助金は下記のロータリーの重点分野に沿っての活動であります。
1 平和と紛争予防/紛争解決
2 疾病予防と治療
3 水と衛生
4 母子の健康
5 基本的教育と識字率向上
6 経済と地域社会の発展。
今年度第2790地区のグローバル補助金には当クラブのインドネシアでのClean Water Project(GG1420793)の他に茂原ロータリークラブと木更津東ロータリークラブの3件があります。
当クラブの時田会員と新井会員から賛同の多大のご寄付を頂きました、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
いつまでポリオ撲滅運動を続けるかという疑問はお持ちと思います。1988年に世界125ヶ国で年間35万人に発症例がありました、ロータリーが先頭を切ってWHO、ユニセフ、米国疾病対策センターと世界各国政府機関の協力による撲滅活動の結果、パキスタン、ナイジェリア、アフガニスタンの常在国と常在国以外の発症が激的に低下しています。
2014年では247件、そのうちイスラム過激派の無理解によるパキスタンでの発症が210件に突出しているのが気掛かりです。
「あと少し」2018年のポリオ撲滅宣言までに皆様のご協力を引き続きお願い申し上げます。
最後にロータリーとは何か?簡単に分かりやすく説明すると。
ロータリーはさまざまな職業のリーダーの集まりであり。
交流を通じて学び、友情を育む、行動する。
最終的に地域社会や世界の仲間とともに奉仕活動をする。
今日は貴重な時間を与えて頂きまして有り難うございました。 |